毛根がない抜け毛は危険?
特徴や根元が白い場合についても解説
薄毛や抜け毛を治したくとも、「抜け毛が増えてきたけど何科を受診すればいい?」、「薄毛は病院に行くべき?」といった悩みを持つ人は少なくないでしょう。
薄毛になってきたと感じても、症状や薄毛の原因によって相談する病院や治療にかかる費用などは異なります。
この記事では、抜け毛・薄毛が気になる人に向けて、何科の病院を受診すべきかや皮膚科や医療機関以外の抜け毛・薄毛対策を解説します。
【この記事でわかること】 ● 抜け毛・薄毛は皮膚科で治療すべき? ● 抜け毛・薄毛は何科を受診すべきか症状別に紹介 ● 皮膚科や医療機関以外の抜け毛・薄毛対策 |
抜け毛・薄毛は皮膚科で治療すべき?
抜け毛や薄毛に悩んでいる場合、その原因を特定し適切な治療を受けるためには、皮膚科や専門のクリニックを訪れることが推奨されます。
しかし、皮膚科の受診が必要なケースとそうではないケースがあるため、自分の症状から判断する必要があります。
皮膚科の受診が必要なケースは、主に皮膚の炎症が要因である場合です。
以下の3つの要因が例として挙げられます。
● 頭皮が乾燥してフケやかゆみがある
● 皮脂の過剰分泌によって頭皮がべたつく、臭いが気になる
● 頭皮が赤く炎症している
上記の場合は投薬や塗り薬によって改善することがあるため、皮膚科に相談が必要です。
また、皮膚科で治療すべきではないケースは、頭皮に異常がない場合です。
次の3つの要因が例として挙げられます。
● 遺伝
● ストレス
● 妊娠や出産に伴うホルモンバランスの乱れ
上記の場合は、皮膚科ではなくAGA治療のクリニックや心療内科、産婦人科にかかる必要があります。
※参考:毛髪、頭皮のトラブルとは|ゆう皮ふ科スキンケアクリニック
抜け毛・薄毛は何科を受診すべきか症状別に紹介
抜け毛や薄毛は原因によってかかるべき病院が異なります。
ここでは症状別に何科に通うべきか、4つのパターンに分けて紹介します。
● 頭皮トラブルが原因:皮膚科
● 女性ホルモンが原因:産婦人科
● ストレスが原因:心療内科
● AGAが原因:治療専門のクリニック
順番に見ていきましょう。
頭皮トラブルが原因:皮膚科
フケやかゆみ、頭皮の炎症、頭皮のべたつきやにおいなどの頭皮トラブルが薄毛や抜け毛の原因である場合は、皮膚科に受診しましょう。
これらの頭皮環境の悪化は、主に紫外線やほこり、花粉、正しいヘアケアができていないことによる外部ダメージや食生活などの生活環境によって引き起こされます。しかし、皮膚炎が抜け毛の原因になっている場合もあるため、注意が必要です。
かゆみや乾燥が強い場合は、アトピー性皮膚炎と呼ばれる慢性皮膚疾患のおそれがあり、激しいかゆみからの掻きむしりや皮膚の炎症が、毛髪の成長を妨げ抜け毛を引き起こします。
そのほか、毛髪が生えてくる部位が炎症する毛包炎の場合、長期化するとその部位の毛髪の成長が妨げられるため、抜け毛の要因の1つになります。
このような皮膚炎であった場合は、放置することで脱毛が進むため、頭皮に異常を感じたら皮膚科に相談しましょう。
※参考:毛髪、頭皮のトラブルとは|ゆう皮ふ科スキンケアクリニック
女性ホルモンが原因:産婦人科
更年期、妊娠、出産、避妊薬の使用後に抜け毛や薄毛の症状が出た場合は、女性ホルモンが原因の可能性が高いため、産婦人科を受診しましょう。
女性ホルモンは、抜け毛や髪の成長に影響を与える主要な要因の1つです。特に、エストロゲン(主要な女性ホルモン)とプロゲステロンのバランスが崩れると、髪の成長サイクルに影響を及ぼし抜け毛を引き起こすおそれがあります。
特に、出産後などでエストロゲンの分泌量が減少すると、髪の成長期が短くなり抜け毛が増加して産後の薄毛につながります。
女性ホルモンが要因の薄毛の場合は、女性ホルモンの分泌量が元に戻れば症状もおさまるケースが多いため、サプリメントや投薬治療が行われることがほとんどです。
※参考:女性ホルモンと薄毛・抜け毛の関係~ホルモン減少を阻止して女性も薄毛対策 | 内科総合クリニック人形町
ストレスが原因:心療内科
薄毛の要因が過度なストレスの場合は、心療内科に相談しましょう。
過度なストレスは、自律神経の乱れを引き起こし交感神経を刺激します。その結果、睡眠不足になったり体が常に緊張状態になったりして、血の巡りが悪くなります。
人間の体は血液で栄養を全身に運んでいるので、血行不良が起きると頭皮に十分な栄養が行き渡らず、健康的な髪の毛の成長が妨げられます。
抜け毛がストレスによるものであれば、心療内科でカウンセリングや投薬治療を行いストレスとの向き合い方を変えることで、改善していくでしょう。
※参考:【心療内科 Q/A】「『抜け毛』は自律神経の乱れで起こり得ますか?」|新宿ペリカンこころクリニック心療内科・精神科
AGAが原因:治療専門のクリニック
抜け毛の原因がAGAの場合は、AGA治療専門のクリニックを受診しましょう。
男性ホルモンと結合することでAGAを引き起こす還元酵素の5αリダクターゼは、前頭葉や頭頂部付近に多く存在しています。
そのため、AGAの場合は前髪の生え際と頭頂部のつむじ付近から薄くなるのが特徴の一つです。
抜け毛が増えてきた場合は、前髪の生え際からM字型に後退したりつむじ付近がO字型脱毛したりしていないかをチェックするといいでしょう。
AGAは進行型の疾患であり、早期発見で早く治療の効果がみこめます。
少しでも「AGAかも?」と思った場合は、治療専門のクリニックで自分の抜け毛の要因を診断してもらいましょう。
皮膚科や医療機関以外の抜け毛・薄毛対策
自分の症状や抜け毛の原因によって受診する病院は異なりますが、そのほかに日々の生活でも抜け毛対策や予防ができます。
ここでは自分でできる次の4つの抜け毛・薄毛対策を紹介します。
● 生活習慣を見直す
● 栄養バランスのある食事を心がける
● 洗髪やドライヤーの方法を見直す
● 育毛剤を使用する
順番に見ていきましょう。
生活習慣を見直す
飲酒やダイエットなどの食生活の乱れや偏った食事、睡眠不足や喫煙などによる生活習慣の乱れは、抜け毛の要因になります。
過度なダイエットや偏った食事を続けることで栄養不足になり、頭皮に十分な栄養がいきわたらず健康的な髪の毛が育たなくなります。
さらに、睡眠不足は、成長ホルモンの分泌がされず髪の毛の成長を妨げるほか、ストレスの解消や疲れが取れずに薄毛や抜け毛の原因になります。
質のいい睡眠をとるためにも、寝る2時間前は食事をとらない、寝る直前にはスマートフォンやPCなどの強い光を見ない、などに気を付けましょう。
栄養バランスのある食事を心がける
頭皮が髪を作るのに必要な栄養をとるためには、栄養バランスのいい食事を心がけることが重要です。
髪の毛は主にタンパク質であるケラチンから出来ているため、このケラチンを生成するために必要な、タンパク質・亜鉛・ビタミンを積極的に取りましょう。
タンパク質は乳製品・肉・魚から、亜鉛は牡蠣・レバー・ほうれん草から、ビタミンは主に野菜から摂取できます。もし食事から栄養を摂取するのが難しい場合は、サプリメントなどを利用するのがおすすめです。
洗髪やドライヤーの方法を見直す
誤ったヘアケアは抜け毛の原因になるため、洗髪やドライヤーの方法を見直すことも重要です。
髪を洗う際は、できるだけ爪を立てず指の腹で優しく揉むように洗うと、頭皮にダメージを与えず洗えます。
また、ドライヤーをする際は、30センチ以上頭から離してまんべんなく風が当たるように乾かしましょう。ドライヤーが頭皮に近すぎると、ドライヤーの熱で頭皮が軽いやけどのような状態になり乾燥やフケ・かゆみの原因になります。
育毛剤を使用する
頭皮の炎症や乾燥など、頭皮のトラブルがある場合は育毛剤の使用がおすすめです。
育毛剤は頭皮を保湿し、有効成分でかゆみや炎症を抑えることで、頭皮環境を整えて発毛を促進する効果が期待できます。育毛剤は半年以上の継続で徐々に効果を発揮するため、継続できる値段のものや使いやすいものを選ぶようにしましょう。
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さらに、定期購入で買い忘れを予防したり1回あたりの金額を安くしたりできます。育毛剤で薄毛対策を行いたい人は、快適生活の利用が便利です。
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抜け毛や皮膚科などの医療機関に関するよくある質問
抜け毛や毛根に関する3つのよくある質問にお答えします。
● 抜毛症の場合は皮膚科と心療内科のどちらがいい?
● 急に髪の毛が大量に抜けた場合は何科を受診すべき?
● コロナによる後遺症の抜け毛はどこに相談するべき?
それぞれ解説します。
抜毛症の場合は皮膚科と心療内科のどちらがいい?
抜毛症は心療内科の支援が必要となるケースが多いです。
抜毛症(トリコチラニア)は、自分の毛髪を引き抜く強迫的な行為によって生じる状態で、精神的な問題から発生する場合が多いとされています。
そのため、相談先としては心療内科がおすすめですが、抜毛によって生じた頭皮の治療で皮膚科に通わなければならない場合があります。
患者の症状や状況により、どちらの専門家から治療を始めるべきかは変わるかもしれません。そのため、まずは信頼できる医療専門家に相談し、個々の状況に最適な治療計画を立てることが重要です。
急に髪の毛が大量に抜けた場合は何科を受診すべき?
髪の毛が急に大量に抜けた場合、最初に受診すべきは皮膚科です。
急に髪の毛が抜ける原因には、栄養不足やストレス、ホルモンのバランスの乱れ、自己免疫疾患、感染症、薬物の副作用などがあります。
皮膚科医であれば、これらの可能性を加味して診断してくれます。
※参考:急に髪が抜ける円形脱毛症の原因はストレスじゃない!本当の発症理由は|あさ美皮フ科亀戸駅前
コロナによる後遺症の抜け毛はどこに相談するべき?
新型コロナウイルス(COVID-19)の後遺症として抜け毛が起きる場合、まずは皮膚科医もしくは新型コロナ後遺症外来を行っている医療機関に相談しましょう。
市のHPなどで、療養期間終了後も継続する後遺症の外来に可能な医療機関がまとめられているので参考にしてください。
抜け毛が気になったら原因を見つけて病院を受診しよう
抜け毛や薄毛が気になった場合は、症状や原因に応じて病院を受診しましょう。
頭皮トラブルが原因ならば皮膚科に、女性ホルモンが原因ならば産婦人科に、ストレスが原因ならば心療内科に相談しましょう。
また、日々の生活でも抜け毛対策や予防として、生活習慣の見直しや栄養バランスの良い食事、洗髪やドライヤーの方法の見直しをしてみましょう。
そのほか頭皮環境が悪化している場合は、有効成分を配合している育毛剤を継続して使用するのもいいでしょう。
快適生活なら、市販されていないさまざまな種類の育毛剤を購入できます。また、定期購入制度があり、買い忘れの予防や通常価格より割安での購入ができます。抜け毛・薄毛の改善や予防のために育毛剤の購入を検討している人は、ぜひ利用してみてください。
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監修者:石上 ゆき(いしがみ ゆき) 薬事法管理者、コスメコンシェルジュの資格を保有。SEO会社にてリスティング1年、SEOサイトの作成を3年間行う。LP作成やサイト設計を含めた立ち上げから記事執筆、ディレクション、校正などSEOサイト作成が得意。その他、コスメコンシェルジュや薬事法管理者の資格を生かした記事チェックやリライトも可能。 |
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