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ハクビシンを駆除したい!
自分で追い出す方法や撃退する手順を解説

「ハクビシンを駆除するには、どのような方法があるの?」とお悩みの人は少なくないでしょう。

この記事では、ハクビシンを自分で追い出す方法や自分で駆除撃退する手順などを解説します。

最後まで読んでいただくと、スムーズなハクビシンの駆除に役立てられるでしょう。

ハクビシンの駆除にお悩みの人は、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】
● そもそもハクビシンとは?
● ハクビシンを自分で追い出す方法
● ハクビシンを自分で駆除・撃退する手順5ステップ
● ハクビシンの侵入を未然に防ぐための対策
● 手に負えないときはハクビシンの駆除業者に依頼しよう
● ハクビシンの駆除に関するよくある質問





そもそもハクビシンとは?


「ハクビシンとはどういう動物なの?」と疑問に感じる人は少なくありません。

そこで、以下の3点を詳しく解説します。

● ハクビシンの生態
● ハクビシンがもたらす被害
● ハクビシンの駆除が難しい理由

ハクビシンの駆除方法を解説する前に、上記3つのポイントを把握しましょう。

ハクビシンの生態

ハクビシンは"ジャコウネコ科ハクビシン属"に分類される夜行性の哺乳類です。

日本で唯一生息するジャコウネコ科の哺乳類ですが、在来種ではありません。

ハクビシンの生態に関する特徴は以下の表の通りです。



生息地域 ● 本州の東半分と四国がほとんど
● 北海道でも生息が確認されている
見た目 ● 額から鼻にかけて1本の白い線が入っている
● 胴体とほぼ同じ長さのふさふさとした尾がある
体長 ● 50~70cmほど
● タヌキより一回り大きい

ハクビシンは垂直に1m10cmの高さまでジャンプできるだけでなく、電線の綱渡りや壁面・柱などの登り降りもできます。

見た目は愛らしいものの、人体に有害な病原菌を持っているうえ、攻撃性も高いです。

もし見かけても、近づいたり刺激を与えたりしないように注意してください。

ハクビシンがもたらす被害

ハクビシンは雑食性であるため、野菜やネズミ、虫、卵などを食べます。

特に果物やイモ類を好み、畑が荒らされる被害が多くあります。

また、頭の入る幅があればすり抜けられるので、わずかな隙間から家の屋根裏や天井裏に侵入して住み着くケースが少なくありません。

ハクビシンには"ためふん"という同じ場所で排せつする習性があるため、室内では以下のような被害をもたらします。

● ふん尿がしみ出した汚れで天井にシミができる
● 積もったふんの重みで天井が抜ける
● ふんにゴキブリなどの害虫が発生する
● ふん尿によって悪臭がする

その他にも、人間が夜間眠っている間に活動するので、「足音がうるさくて眠れない」などの被害があり得ます。

繁殖すると被害は大きくなるため、早急に対策を講じる必要があるでしょう。

ハクビシンの駆除が難しい理由

ハクビシンを駆除するためには、衛生面と安全面に配慮しなければなりません。

ハクビシンの駆除は自分でもできますが、誤った知識で行うと下記のようなリスクが伴います。

● 病原体が肌に付着して感染症を起こした
● ふん尿を始末せずに侵入経路を塞いだところ家屋が劣化してしまった
● 巣を放置していたら新しい個体に住み着かれた

また、夏場の駆除は狭い空間での作業となるため、熱中症のおそれがあります。ハクビシンの駆除には手間や時間がかかる点に注意しましょう。





ハクビシンを自分で追い出す方法


ハクビシンの被害で悩んでいる人にとって、ハクビシンを自分で追い出す方法があるのかは、気になるポイントです。

ここでは、ハクビシンを自分で追い出す方法を解説します。

● 超音波で威嚇する
● ハクビシンが嫌いな匂いを用いる
● 忌避剤を使用する

ハクビシンの駆除に抵抗がある人は、上記3つの方法を試してみましょう。

超音波で威嚇する

動物が嫌がる高周波数の超音波を発生させる機械を使うと、 ハクビシンを追い出すのに役立ちます。

センサーが動物の動きに反応して超音波を出すので、ハクビシンが潜んでいる場所付近に設置すると良いでしょう。

ただし、初期費用がかかる上、乾電池式だと定期的な電池交換も必要です。ソーラー式なら電池の減りを気にせずに済むので、「機械の管理が面倒」という人におすすめです。

ハクビシンが嫌いな匂いを用いる

ハクビシンの潜んでいる場所に見当がついている場合、ハクビシンが嫌う石油系の燻煙殺虫剤や獣よけ線香を使用してみましょう。

煙を発生させてハクビシンが住み着いている場所に充満させると、ハクビシンを追い出せます。

ハクビシンの侵入口を突き止めて、侵入口から少し離れた場所に燻煙剤を設置してください。

侵入口付近に設置してしまうと、出入り口が塞がれてハクビシンが出てこなくなってしまいます。

ホームセンターで取り扱っているため、気軽に購入できます。

忌避剤を使用する

ハクビシンは嗅覚が発達しているので、ハクビシンが嫌がる匂いを放つ忌避剤を使うと追い出せるでしょう。

多くの忌避剤は、オオカミの尿や唐辛子、酢液の匂いがします。

もしも安全性に配慮された忌避剤をお探しなら、快適生活で取り扱っている『ヒトデのちから』がおすすめです。

『ヒトデのちから』は天然成分100%のヒトデが用いられており、"ヒトデサポニン"という物質が含まれています。

害虫や害獣を遠ざけるのに役立つだけでなく、環境に優しいため、多くの人に選ばれている忌避剤です。

また、使用後は土壌改良も期待でき、農作物への影響も心配ありません。ぜひこの機会に、快適生活の忌避剤『ヒトデのちから』を試してみましょう。

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ハクビシンを自分で駆除・撃退する手順5ステップ


「できれば業者に依頼せずに自分でハクビシンを駆除したい」という人は少なくありません。
そこで、ハクビシンを自分で駆除・撃退する手順は以下の通りです。

● STEP1.区役所・市役所に駆除の許可申請を出す
● STEP2.箱わなを設置する
● STEP3.寄せエサ・食わせエサを設置する
● STEP4.捕獲後に適切な方法で駆除する
● STEP5.ハクビシンの巣やフンを掃除・消毒する

上記5つの手順をそれぞれ詳しく解説するので、確認してみましょう。

※参考:ハクビシンの駆除手順をプロが徹底解説|自分で退治できるグッズと対策法とは? | 大帝リビング株式会社

STEP1.区役所・市役所に駆除の許可申請を出す

ハクビシンは『鳥獣保護法』で保護されているので、無許可での捕獲や駆除は認められていません。そのため、お住いの市町村の役所に以下のような申請書を提出する必要があります。

● 捕獲許可申請書類
● 捕獲依頼書
● 捕獲場所がわかる図面

ただし、地域内に居住または農地などを所有しており、家屋へのふん害や農作物への食害に遭っている人が対象となります。

アパートやマンション、事業所などの場合、管理会社や専門業者への相談も視野に入れてください。必要となる申請書は自治体によって異なる場合があるため、あらかじめ窓口や電話で確認しておくと安心です。

手続きから申請までに3カ月ほどかかるケースが多いので、早めに申請しましょう。

STEP2.箱わなを設置する

侵入経路や巣の場所などをしっかり把握したうえで、ハクビシンを捕獲するための罠を用意します。

罠の種類は主に以下の3種類です。



釣り餌式 ● 餌をつけた釣り針のようなものを金属の棒から箱にぶら下げ、ハクビシンをおびき寄せる
● ハクビシンが餌を食べると扉が閉まる仕組み
踏み板式 ● 罠の奥に餌を設置しておき、踏み板に乗った重みで罠が作動すると扉が閉まる
くくり罠 ● 地面に隠した輪状のワイヤーを踏むと、ワイヤーが足を締め付けて捕獲する
● 屋外で用いられる

罠の費用は、5,000円~30,000円程度と幅広くあります。自治体によっては保健所で罠を貸し出しているので、費用を抑えたい人は問い合わせてみましょう。

STEP3.寄せエサ・食わせエサを設置する

ハクビシンは雑食性であるため、エサを特別に用意する必要はなく、家にあるもので充分です。

果物や野菜、魚肉ソーセージやペットフード以外に、食害に遭っている作物にジャムを塗るのも良いでしょう。

しかし、ハクビシンは警戒心が強く、なかなか罠にかからないケースが多いため、以下のような工夫を取り入れてみるのがおすすめです。

● 数種類の餌や複数の餌を用意する
● こまめに餌を交換する
● 人や器具の匂いを消すために野外に放置しておく
● 違う種類の罠を設置する

また、数匹いる場合もあるので、根気よく取り組みましょう。

STEP4.捕獲後に適切な方法で駆除する

ハクビシンを捕獲したら、捕獲者が責任をもって処分しなければなりません。自治体に問い合わせれば、業者の紹介や市町村の清掃センターでの処分の提案などをしてもらえます。

もしもハクビシンの処分が不安な方は、駆除の許可申請を出す際に処分方法も確認しておきましょう。

STEP5.ハクビシンの巣やフンを掃除・消毒する

ハクビシンの侵入経路を防ぐだけでは、残ったふん尿によって住宅材が腐ったり、病原菌の原因になったりします。

そのため、巣やふん尿を取り除き、しっかり消毒してから侵入経路を防ぎましょう。
掃除・消毒に必要な物品は以下の通りです。



殺菌スプレー 次亜塩素酸ナトリウム系など、殺菌力の高いものを選ぶ
帽子やヘルメット 狭い場所で作業する場合、頭部を保護するために必要
マスク・ゴーグル 病原体への感染を防ぐために防塵性に優れたものを選ぶ
手袋 ふん尿や病原体に直接触れるのを防ぐ

ハクビシンが移動した場所を把握するのは難しいため、広範囲にわたって殺菌スプレーを殺菌しなければなりません。

作業途中で不足しないように、多めに殺菌スプレーを準備しておくと安心です。また、ハクビシンはわずかな隙間からでも侵入できるので、金網で侵入経路をしっかり防ぎましょう。





ハクビシンの侵入を未然に防ぐための対策


ハクビシンの家屋や敷地への侵入を未然に防ぐと、被害を抑えるのに役立ちます。

そこで、ハクビシンの侵入を防ぐ対策を解説します。

● 侵入口・侵入経路を塞いでおく
● エサとなり得るゴミや雑草などを撤去しておく

上記2つの対策について詳しく解説するので、チェックしてみましょう。

侵入口・侵入経路を塞いでおく

ハクビシンは、建物の縁の下や換気口、軒下などに3cm程度の穴があれば侵入できます。

家屋にハクビシンが侵入できそうな穴がないか確認し、穴があれば網や柵で塞いでください。

侵入口のサイズに合った網や柵を選び、電動ドライバーを使用してネジやビスで留めます。

もしも侵入口の位置が高い場所にあって作業が困難な場合、ハクビシンの駆除業者に依頼するのがおすすめです。

エサとなり得るゴミや雑草などを撤去しておく

ハクビシンはエサ場の近くに巣を作る習性があるので、家屋の近くや庭にエサとなるものを放置しないようにしましょう。 外にゴミ箱を設置している家庭は、蓋つきのゴミ箱への買い替えや撤去を検討してください。

また、ハクビシンは警戒心が強いため、雑草に隠れながら移動します。
こまめに除草して敷地内への侵入を防ぎましょう。

木の枝が屋根まで伸びていると、枝をつたって家屋の中に侵入してしまうので、定期的に木の剪定を行うことが大切です。





手に負えないときはハクビシンの駆除業者に依頼しよう


「自分でハクビシン対策や駆除をしたけれど効果的ではなかった」というケースは珍しくありません。

自分たちの手に負えなければ、ハクビシンの駆除業者への依頼を検討してみましょう。

● ハクビシンの駆除業者に依頼するメリット・デメリット
● ハクビシンの駆除にかかる費用相場

上記2つのポイントについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

ハクビシンの駆除業者に依頼するメリット・デメリット

ハクビシンの被害が大きい場合、駆除業者に依頼するのもおすすめです。

そこで、ハクビシンの駆除業者に依頼するメリット・デメリットを解説します。



メリット ● 侵入経路を断ち再被害を防げる
● 害虫駆除も依頼できる
● アフターフォロー期間を設けている業者もある
● 連絡したその日のうちに依頼できる業者もある
デメリット ● 高額な費用がかかる
● 業者によってサービス内容が異なる

駆除業者のなかには、スピーディーな対応やアフターフォローサービスを売りにする業者もあり、質の高いサービスが期待できます。

ただし、高額な費用がかかるケースが多く、アフターフォローの期間や有無、サービス内容は業者ごとに異なります。

慎重に依頼を検討したうえで、予算やニーズに合った業者を選ぶことが大切です。

ハクビシンの駆除にかかる費用相場

ハクビシンの駆除業者に依頼した場合の費用相場は、5~15万円程です。

20坪あたり6~8万円程度を目安に考えると分かりやすいでしょう。

ただし、以下の状況によって費用の値段が高くつく場合があります。



メリット 費用が高くなるケース
天井裏の被害状況 ● 断熱材がボロボロになっている
● ふんが溜まって天井裏の板が腐っている
● 侵入経路が複数ある
ハクビシンの個体数 ● 個体数が多い
出張の有無やエリア ● 業者の拠点から遠い
● 依頼場所が山奥にある
作業の難易度 ● 屋根裏が狭い
● 足場が組みにくい

特に、捕獲したハクビシンの処分は業者が行うため、個体数が多いほど処分料がかかります。

ハクビシンの駆除にかかる費用を抑えるには、ハクビシンの個体数や被害が少ないうちに対策することが大切です。





ハクビシンの駆除に関するよくある質問


最後に、ハクビシンの駆除に関するよくある質問を紹介します。

● ハクビシンの駆除グッズは何がある?
● ハクビシンの忌避剤の作り方は?
● ハクビシンの駆除で補助金が出るって本当?

上記3つの質問にお答えするので、疑問や不安の解消にお役立てください。

ハクビシンの駆除グッズは何がある?

ハクビシンの駆除グッズは市販されており、忌避剤や燻煙剤、動物が嫌がる超音波や光を出す機械などがあります。

それぞれの費用相場を一覧表にまとめたので確認してみましょう。



駆除グッズ 費用相場
忌避剤 1,000~5,000円
燻煙剤 1,000~1,500円
動物が嫌がる超音波や光を出す機械 2,000~5,000円

それぞれの効果や使い方は先述した通りです。

自分に合った使い方ができるものや、予算に応じたものを選んでください。

ハクビシンの忌避剤の作り方は?

ハクビシンはニンニクやハッカ、唐辛子といった刺激のある匂いを嫌がります。

穴を開けたペットボトルに潰したニンニクや唐辛子などを入れて設置したり、エキスをスプレーしたりすると良いでしょう。

ただし、定期的に交換しなければならないので、手作りの忌避剤でハクビシンを追い出すのは手間がかかります。

より手軽にハクビシンを追い出したいなら、市販の忌避剤がおすすめです。

ハクビシンの駆除で補助金が出るって本当?

ハクビシンをはじめとした害獣による被害が多い地域では、駆除グッズ購入時の補助金が交付されるケースが多いです。

また、害獣を捕獲すると、奨励金や報奨金が支給される自治体があります。

自治体によって交付される補助金の有無や金額は異なるため、お住まいの市町村に問い合わせてみましょう。





ハクビシンを駆除するなら自分でできることから対策しよう


ハクビシンは雑食性の動物で、わずかな隙間から家屋に侵入します。

畑を荒らしたり家屋がふん尿で汚染されたりといった被害が発生するため、ハクビシンが棲みついたら忌避剤や燻煙剤などで対策しましょう。

また、再びハクビシンが棲みつかないように、侵入経路を塞ぐことが大切です。もしも自分たちの手に負えない場合は、駆除業者の依頼を検討してください。



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