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イタチ駆除は自分でできる?
方法や駆除後の対策も解説

この記事では、イタチ駆除は自分でできるのかを解説します。「イタチ駆除は自分でできるの?」や「イタチによる被害をなくしたい」と気になっている人は少なくありません。

ここでは、イタチを自分で駆除する方法や、駆除後に寄せ付けないための対策なども詳しく解説していきます。イタチの被害に悩んでいる人は、この記事を最後までお読みください。



【この記事でわかること】
● そもそもイタチとはどのような動物か
● イタチを自分で駆除する方法5選
● イタチ駆除後に寄せ付けない対策3選
● イタチを自分で駆除する際のリスク
● イタチ駆除に関するよくある質問





そもそもイタチとはどのような動物?


ここでは、イタチとはどのような動物なのかを以下の観点から解説していきます。

● イタチの特徴・生態
● イタチが人間にもたらす被害

イタチが家屋に住み着くことで生じる被害も紹介するので、イタチ対策に役立てましょう。

イタチの特徴・生態

イタチの体長は30~40cm程度で胴が長く、足が短めの体型が特徴的です。元々は山地や河川敷に生息していましたが、近年では民家の周辺や都市部にも生息域を広めています。

日本に生息しているイタチは、「二ホンイタチ」と「シベリアイタチ(チョウセンイタチ)」の2種類です。特に、西日本の市街地ではシベリアイタチが多く報告されており、被害の大きさが問題視されています。

3cmほどのわずかな隙間をすり抜けられるだけでなく、泳ぎや木登りも得意です。4~5月が繁殖期で、6~8月は子育てのために同じ巣穴で生活する習性があります。

イタチが人間にもたらす被害

イタチが住み着いているのを長期間放置していると、以下の被害をもたらすおそれがあります。



イタチによる被害 詳細
家屋が破損する ● 家の柱や壁が引っ掻かれる
● 尿によるマーキングで天井の床材にシミができる
● 繰り返し同じ場所に糞尿をすることで木材が腐食する
断熱材に巣を作られる ● 巣材にするために断熱材や壁の素材などが噛みちぎられる
● 断熱材が機能しないので、住環境が快適でなくなる
悪臭が発生する ● 屋根裏や床下などに排泄物が蓄積することで雑菌が繁殖し、不快かつ強烈な悪臭が生じる
ダニやノミが発生する ● かゆみや皮膚炎、アレルギーといった症状が起こる
感染症にかかる ● イタチにはサルモネラ菌やペスト菌といった細菌を持っているおそれがある
● 感染すると発熱や腹痛、下痢・嘔吐といった症状が現れる
騒音に悩まされる ● 一晩中天井裏で走り回るので、不眠症や日常生活に支障をきたす
食害に遭う ● 生ごみや食べ物を食い荒らされる
● ペットや家畜が被害に遭う

イタチは雑食のため、鋭い歯を使って何でも食べますが、肉を好んで食べる傾向にあります。そのため、人間が飼育しているニワトリやウサギ、小鳥、魚などを襲うケースも珍しくありません。

ペットを飼育している家にイタチが住み着いてしまったら、ペットを守るために早急に追い払いましょう。





イタチを自分で駆除する方法5選


自分でイタチを駆除したいなら、予算や家庭の事情に合った方法を選びましょう。イタチを自分で駆除する方法は以下の通りです。

● イタチが嫌いな臭いを用いる
● 強い光を照射する
● 大きい音や超音波を聞かせる
● 罠を設置する
● 忌避剤を使用する

上記5つの方法を詳しく解説していくので、イタチの被害で悩んでいる人は早速取り入れてみましょう。

イタチが嫌いな臭いを用いる

イタチは嗅覚が優れているため、以下の強烈な臭いを放つアイテムを使って追い払えます。

● 木酢液
● クレゾールせっけん液(消毒・殺菌用に用いられ、薬品臭が強い)
● 料理用のお酢
● 漂白剤

いずれもドラッグストアやホームセンター、薬局などで手軽に購入可能です。古着や新聞紙などに液体を染み込ませたら、イタチの足音や鳴き声が聞こえる場所に設置しましょう。

料理用のお酢は他のアイテムに比べて刺激臭が弱いため、スプレーボトルに入れて頻繁に吹き付けると効果的です。

強い光を照射する

屋根裏や床下に住み着いたイタチに強い光を当てると、イタチを追い払うのに役立ちます。イタチは夜行性のため、驚いて逃げ出してしまうでしょう。

以下のようなアイテムを取り入れるのがおすすめです。

● 人感センサーのライト
● イルミネーション用の点滅ライト
● 水平方向に光を放つ回転灯

イタチが出没しやすい場所に設置し、一晩中点灯させておきましょう。

中でも回転灯はインターネット通販やホームセンターなどで購入でき、5,000円前後と比較的手頃な価格も魅力的です。

400時間ほど連続動作するものを選べば、頻繁に電池を交換するのが面倒な人でも気軽に導入しやすいでしょう。

また、光の当たる範囲にCDをぶら下げておくと光が乱反射するので、イタチの侵入を防げます。

大きい音や超音波を聞かせる

大きな音を出してイタチを追い払う方法は、特別なアイテムを用意する必要がないのでおすすめです。

イタチが住み着いている場所を、モップの柄などで強く叩いてみましょう。侵入経路と逆側で大きな音を出すことで、イタチが家屋の外へ逃げ出しやすくなります。

また、イタチは人間よりも高い周波数を聞き取れるため、超音波を出すアイテムなら、人間の健康や生活に影響がありません。主にインターネット通販で、約4,000~7,000円で購入できます。

イタチだけでなく、家屋に侵入しやすいハクビシンやネズミなど他の害獣にも効果的です。ただし、猫や犬などのペットを飼っている家庭では、ペットに影響を及ぼす可能性があるのでおすすめできません。

罠を設置する

イタチは、鳥獣保護管理法によって原則として捕獲が禁止されていますが、オスの二ホンイタチとシベリアイタチなら、罠を設置して捕獲する方法も選択肢に入ります。

ただし、狩猟免許の取得と自治体からの許可といった条件をクリアしなければなりません。

また、自治体によっては捕獲機を貸し出しているため、捕獲の許可を申請する際に問い合わせておきましょう。しかし、自治体で貸し出している捕獲機の台数には限りがあるので、希望したタイミングですぐに借りられるわけではありません。

罠を設置した場合の捕獲方法の流れは以下の通りです。

1. 捕獲機を用意したら、イタチが好む食べ物を餌として入れて置く
2. 中に入れた餌は定期的に交換し、イタチが捕獲できているか毎日確認する
3. 捕獲したイタチは処分するのではなく、家屋から離れた自然界に放す

素手で触ると寄生虫や感染症にかかるおそれがあるので、必ずゴム手袋を着用しましょう。

忌避剤を使用する

イタチが嫌がる臭いがする固形の忌避剤をイタチの寝床に設置しておくと、イタチが嫌がって逃げ出します。頻繁に交換するのが面倒な人は、効果が1ヶ月以上持続する忌避剤がおすすめです。

快適生活で販売しているヒトデのちからヒトデdeでんでんなら、最大3ヶ月にわたって、効き目の持続が期待できます。

ヒトデのちから・ヒトデdeでんでんの詳細は、以下の通りです。

項目 内容
対象生物【害獣】 シカ、イノシシ、クマ、サル、ハクビシン、アライグマ、イタチ、キツネ、タヌキ、ネズミ、カラス、ハト、ムクドリなど
対象生物【害虫】 ムカデ、ダニ、カメムシ、ヤブ蚊、アブラムシなど
効果 最大約3ヶ月(環境により異なる)
おすすめポイント ● 撒くだけで害虫・害獣をシャットアウトする
● 土壌改良にも使える
● ヒトデは自己防衛のために発散するテルペン物質などの成分が、多くの有害鳥獣や環境害虫を寄せ付けないことに着目してできた製品
● 害虫から害獣まで、さまざまな忌避に効果を発揮する
● 散布後はそのまま土壌改良材になる
● 天然素材(乾燥ヒトデ)100%だから環境にも優しい

イタチが住み着いている屋根裏や床下に撒くことで、イタチが嫌がって近寄らなくなるでしょう。天然由来成分である天然ヒトデを100%使用しており、環境に優しい点も嬉しいポイントです。

「まずは忌避剤で様子を見たい」や「手間のかかりにくい方法で追い払いたい」という人は、快適生活のヒトデのちからやヒトデdeでんでんを取り入れてみてください。


【害虫・害獣強力ブロック】害獣忌避「ヒトデのちから」散布後はそのまま土壌改良材に| 快適生活

【害虫害獣まとめて解決】「ヒトデdeでんでん」土壌改良にも使える天然ヒトデ忌避剤|快適生活




イタチ駆除後に寄せ付けない対策3選


イタチを追い払った後は、再びイタチが住み着かないように、寄せ付けないための対策が欠かせません。イタチ駆除後に寄せ付けない対策は以下の通りです。

● 巣や排泄物を撤去する
● 侵入口を塞ぐ
● 対策グッズを継続利用する

上記3つの対策について詳しく解説していくので、イタチ駆除後に試してみましょう。

巣や排泄物を撤去する

イタチの糞尿を放置しておくと、悪臭の発生や建物の腐食だけでなく、住んでいる人やペットにアレルギーといった健康被害を招くことがあります。

そのため、イタチの巣や排泄物は以下の手順でしっかりと取り除きましょう。

1. 感染症予防のためにゴム手袋やマスクを着用する
2. ほうきで糞や巣を集めて捨てる
3. エタノールや次亜塩素酸ナトリウム系のスプレーで消毒する
4. 撤去が完了したら、洗剤を使って手を洗う

イタチの巣には害虫が潜んでいることが多いので、排泄物と一緒に撤去してください。

侵入口を塞ぐ

一時的にイタチを追い払えても、侵入口があればまた住み着かれてしまうことがあります。特にイタチは3cmほどの隙間があれば、簡単にすり抜けられる動物です。

駆除が完了した後は、考えられる侵入口を全て塞ぎましょう。屋根や床下、壁の亀裂、配管などに金属製の網やネットを設置します。

中でも「パンチングメタル」という穴の空いた金属板は強度が強いので、イタチの侵入を防ぎやすいといわれています。塞ぎたい穴や隙間の形に合わせてパンチングメタルを切り、ネジで丁寧に固定してください。

網目の大きなネットや金網を張ってしまうと、網目からイタチが侵入してしまうので、できるだけ網目の小さなものを選びましょう。

対策グッズを継続利用する

イタチは縄張り意識が強い習性があります。一度追い払っても、排泄物の臭いが残っていると戻ってくるおそれがあります。

そのため、イタチの追い払いに成功した後も、継続して忌避剤やライトなどのアイテムを使い続けましょう。

快適生活の忌避剤なら定期購入が可能です。定期購入の初回価格は通常価格の30%オフ、2回目以降では毎回10%オフになります。

「お得に忌避剤を購入したい」や「毎回購入するのは面倒」という人は、ぜひ快適生活の定期購入を利用してみましょう。

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イタチを自分で駆除する際のリスク


自分でイタチを駆除・追い払う方法は費用が安く済む一方で、以下のリスクを伴います。

● 法律違反になるおそれがある
● 二次被害や再発防止が困難である
● 怪我や感染症の危険性がある
● 飼っているペットにストレスを与えるおそれがある

上記4つのリスクについて解説していくので、駆除を行う際は注意しましょう。

法律違反になるおそれがある

イタチは鳥獣保護管理法で捕獲・駆除を禁止されているため、自治体の許可を得なければ法律違反になるおそれがあります。ただし、メスのイタチは狩猟獣ではないため、オスのみが捕獲・駆除の対象です。

捕獲・駆除の許可が下りてない場合やメスを駆除してしまった場合、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金を課せられます。

もし、ネズミ用に仕掛けた罠にイタチが捕獲されてしまった際は、速やかに放せば問題はありません。

また、毒餌や毒薬も自治体からの許可が必要な駆除方法になります。イタチ駆除の許可が下りない人は、追い払う方法が手軽でおすすめです。

二次被害や再発防止が困難である

イタチを追い払った後、イタチの住み着いていた屋根裏や床下の清掃・消毒、侵入経路の封鎖などが必要です。

強い光や音などで一時的にイタチを追い払えても、また戻ってくるおそれがあります。もし清掃・消毒や侵入経路の封鎖が不充分だった場合、以下の被害につながるおそれがあります。

二次被害 悪臭や家の腐食など衛生面の問題が生じる
再発 排泄物などの臭いから縄張りだと判断したイタチが再び住み着く

長期間にわたってイタチの被害に悩まされないためには、二次被害や再発を防ぐ対策が欠かせません。

怪我や感染症の危険性がある

イタチは可愛らしい見た目に反して、凶暴な性格をしています。駆除作業中にイタチに遭遇し、噛まれたり引っ掻かれたりして怪我をするおそれがあります。

害獣の爪や牙には、細菌やウイルスが存在するので、怪我をするだけでなく感染症を引き起こすリスクがあります。

また、素手で排泄物に触れてしまった場合も、何らかの形で体内に入り込み、サルモネラ菌やレプトスピラ菌といった食中毒を発症するおそれがあります。

中には重症化してから感染に気づくケースもあるので、イタチの駆除作業後は体調面に気遣うことも大切です。特に、喘息の持病がある人は、ノミやダニによるアレルギー症状にも注意してください。

飼っているペットにストレスを与えるおそれがある

超音波を使用した方法や、イタチが嫌がる臭いがするアイテムを置く方法は、ペットのいる家庭におすすめできません。

特に、犬や猫は聴覚が優れているので高周波音を聞き取れます。超音波や大きな音に敏感に反応するため、ペットの身体に負担がかかりやすいでしょう。

複数回にわたって大きな音や超音波が聞こえると、ペットの健康を損ねたり、寿命を縮めたりするリスクが高まります。

ペットを飼っている家庭では、音や臭いを利用した駆除方法は避け、別の駆除方法を取り入れましょう。





イタチ駆除に関するよくある質問


「イタチの駆除についてわからないことが多い」という不安感から、スムーズに駆除に取り組めない人は少なくありません。イタチ駆除に関するよくある質問は以下の通りです。

● イタチが庭に来る場合の対策は?
● イタチ駆除にかかる費用相場はいくら?
● イタチの駆除に蚊取り線香は効果的?

上記3つの質問に詳しくお答えしていくので、疑問の解消にお役立てください。

イタチが庭に来る場合の対策は?

イタチが庭に来る場合、光と音で威嚇する撃退器の使用がおすすめです。インターネット通販やホームセンターなどで、3,000~6,000円ほどで購入できます。

また、ソーラーパネルや赤外線センサーが搭載されているものなら、電源を入れる手間がかかりません。家の庭に杭で打ち込むだけの商品もあり、庭先に簡単に設置できるでしょう。

イタチ駆除にかかる費用相場はいくら?

自分でイタチを追い払う場合、費用相場は数千円ほどかかります。特に忌避剤やライトは、インターネット通販やホームセンターで手軽に購入できる上、比較的価格も安価です。

一方、駆除業者に依頼すると延床面積60平方メートルあたり、3~6万円ほどが費用相場となります。30~40坪ほどの平均的な一戸建てであれば、1~10万円程度に収まるのが一般的です。

しかし、駆除内容や作業面積、捕獲の難易度などによって費用が異なるため、依頼する前に見積もりをとるのがおすすめです。

中にはずさんな作業で高額な料金を請求する悪徳な業者もいます。見積もりの内容や金額に不明な点があれば遠慮なく質問し、安心できる業者に依頼しましょう。

イタチの駆除に蚊取り線香は効果的?

「イタチが住み着いた家屋で蚊取り線香を使用したら追い払えた」という例があるといわれています。イタチは嗅覚が優れているので、蚊取り線香の臭いや煙を不快に感じる可能性があります。

しかし、蚊取り線香を使ったイタチの駆除は、以下の理由からおすすめできません。

● 火災が起こるリスクを伴う
● 蚊取り線香の殺虫成分は哺乳類に効果がない
● 蚊取り線香の燃焼時間は数時間程度である

蚊取り線香による火災事故は全国で報告されており、燃え落ちた灰からも火災が発生するおそれがあります。

また、レギュラーサイズの蚊取り線香の燃焼時間は約7時間、ミニサイズだと約3時間前後です。大型サイズなら10時間以上燃焼できるものの、火災の危険性が高まります。

燃焼中の見守りをしたり、こまめに取り替えたりする手間を考慮すると、より安全で手間のかかりにくい方法を取り入れたほうがよいでしょう。





イタチを自分で駆除する際は事前確認を怠らずに


イタチが家屋に住み着くと、人やペットの健康や家屋の腐植といったさまざまな被害をもたらすおそれがあります。

しかし、自治体の許可を得ずに捕獲機で駆除すると、法律違反に問われるおそれがあります。そのため、自分で行う場合は強い光や大きな音を出すアイテムや忌避剤を使用して、家屋からイタチを追い払いましょう。

また、イタチを追い払ったあとは再び住み着くことがないように、侵入経路を塞いだり、イタチが嫌がるアイテムを引き続き使ったりすることも大切です。



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