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生え際の後退に育毛剤は効果的?選び方や効果をより高める方法も解説


この記事では、「育毛剤は生え際の後退に対しても効果的なのか」ということについて解説します。

髪が薄くなるケースは多々ありますが、多くの方が悩むのが髪の生え際が後退してくるような薄毛ケースです。薄毛の対策としてはまず育毛剤が思いつくと思いますが、育毛剤は生え際の後退に対して効果的なのでしょうか。

この記事では、生え際の後退に対する育毛剤の効果や育毛剤の選び方について解説します。

【この記事でわかること】

・生え際の後退に育毛剤は効果的であるのか
・生え際が後退してしまう主な原因
・生え際の後退に効果的な育毛剤の選び方
・生え際が後退した際に育毛剤の効果をより高める方法





生え際の後退に育毛剤は効果的?


結論、生え際の後退に対して育毛剤は効果がある場合とそうでない場合があります。

なぜなら、育毛剤はすでに髪の毛がある部分の育毛効果しか期待できないため、生え際に髪の毛があるのか無いのかという点で効果が分かれるからです。

ここからは、さらに詳しく解説していきます。

生え際に髪の毛がない場合に育毛剤の効果は期待できない

先述のとおり、全く毛が生えていない場所では、すでに毛包や毛母細胞が無くなってしまっているため、いくら環境を整えても毛が生えてこないといえるでしょう。

もちろん、このような状態になってしまえば毛を生えやすくする効果のある育毛剤は効果が無いということになります。

そもそも育毛剤というのは、髪の毛を生やすアイテムではなく、髪の毛が生えているときに髪がより生えやすい環境を整えてあげるものです。

髪の毛は、頭皮にある毛包というくぼみの底にある毛母細胞が産生します。毛母細胞は、血液中の栄養素を利用して、血流が充分な環境下にあると、より毛を産生しやすくなります。

しかし、頭皮の環境が悪くなったり、血流が悪くなったり、栄養素が足りなくなったりすると毛母細胞はなかなか毛を作ることができなくなってしまいます。

もともと毛にはヘアサイクルと呼ばれる周期があり、生える一方で一定期間経つと抜けるようになっています。仮に、なかなか毛が産生されない環境となってしまうと、抜ける方の毛が多くなってしまい、その周囲の毛が不足して無くなってしまうのです。

一方で、少しでも髪の毛が生えているような場所であれば、環境を整えてあげると毛の産生が増加し、薄毛が改善する可能性があります。 。

生え際が後退してしまう主な原因




生え際が後退してしまうのは、どのような原因で起こってしまうのでしょうか。

● AGA(男性脱毛症)
● 遺伝的な原因
● 生活習慣の乱れ
● ストレス
● 髪の毛への負荷

上記5点の原因について、それぞれ詳しく解説していきます。

AGA(男性型脱毛症)

AGAというのは、男性型脱毛症の略です。

一般的に、男性のほうが女性よりも薄毛に悩む割合が多いということはよく知られています。
実は、男性の体内に多く分泌される男性ホルモンが髪を産生する機構に影響することで、髪の産生が抑えられてしまう結果、薄毛となってしまいます。

髪の産生が抑えられてしまうというのは頭髪全体に起こりうることで、特に生え際に起こってしまった場合に生え際の髪の毛の量が減少してしまい、生え際の後退に至ってしまうのです。

では、男性ホルモンはどのようにして髪の毛を生えにくくしてしまうのでしょうか。

男性ホルモンは正式には「テストステロン」といい、体のさまざまな場所に作用して男性らしい体つきを作ります。毛包の辺りにテストステロンが至ると、血中でテストステロンは「5αリダクターゼ」という酵素と結合し、「ジヒドロテストステロン(DHT)」となります。この5αリダクターゼは、毛乳頭細胞という毛を産生する細胞にも存在します。

DHTはテストステロンと同じく男性ホルモンに分類され、テストステロンよりも更に強い作用を持っています。

毛乳頭細胞には、5αリダクターゼという酵素の他に、細胞の表面に「男性ホルモンレセプター」と呼ばれる受容体が存在します。この受容体に男性ホルモンが結合すると、「TGF-β」という物質が分泌されるのです。

その後、TGF-βが増加すると毛乳頭細胞はそれを検知することで毛を産生する作用を止めてしまい、毛が抜けやすくなってしまいます。

男性ホルモンレセプターは、特に生え際や頭頂部に多く存在するので、男性ホルモンが増加すると生え際や頭頂部の髪の毛の産生が遅くなってしまい、毛の量が減少します。

この一連の反応によって薄毛になってしまうことをAGAと呼びます。


遺伝

「薄毛は遺伝する」ということはよく聞かれることです。

この薄毛の遺伝は、特にAGAに多いとされます。AGAの原因は、主に2つの理由で引き起こされると考えられています。

1つ目は、5αリダクターゼの活性が遺伝によってある程度規定されるということ、もう一つは男性ホルモンレセプターの感受性も遺伝によって規定されるということです。

先ほど述べたとおり、テストステロンは5αリダクターゼによってDHTに変換されることでより活性が強くなります。遺伝によって5αリダクターゼが活性化しやすければ、それだけDHTが増加しやすくなり、より発毛を阻害されてしまいます。

また、DHTが男性ホルモンレセプターに結合することで毛乳頭細胞による毛の産生が低下してしまうため、男性ホルモンレセプターがDHTに反応しやすくなればより毛乳頭細胞における毛の産生が低下してしまいます。

遺伝によってこれら2つの因子それぞれ、あるいは両方がより強力になることで、男性ホルモンが毛乳頭細胞に作用しやすくなってしまい、薄毛になりやすくなってしまいます。

他にも、髪質が遺伝することから分かるように、髪を産生する能力そのものも遺伝によってある程度規定されています。そのため、男性ホルモンがあまり作用しないAGA以外の脱毛も、遺伝によって規定されてしまうことがあるのです。

生活習慣が乱れている

生活習慣の乱れは髪の天敵です。

先述のとおり、髪の毛が生えるためには良質な栄養が十分な血流によって髪の毛を作る毛母細胞へ届けられることが必要です。しかし、生活習慣が乱れるとそれらのどこかに影響が出てしまうことで、十分に髪を作れなくなってしまうでしょう。

まずは、食生活の乱れが挙げられます。

食生活が乱れて栄養摂取が偏ってしまうと、髪に必要な栄養分が届けられずに髪が成長できなくなってしまいます。また、一日の栄養摂取の分量が多かったとしても、「一日二食」など食こと回数が少ないと、体に栄養素を無理にため込もうとして、さまざまな場所において栄養の利用に制限をかけます。

その結果、毛母細胞に栄養があまり届けられることがなくなってしまうことで、髪の生育に影響するでしょう。

睡眠不足も、髪の毛にとっては天敵です。

睡眠が不足すると体の中では自律神経に異常をきたし、また内分泌機能にも異常をきたします。さらに、自律神経の異常は血流に異常を起こし、交感神経系の働きが活性化することで皮膚の血液の流れは少なくなります。

自律神経は交感神経の働きをうまくコントロールして強めたり弱めたりしていますが、睡眠不足になるとこのコントロールがうまくいかなくなり、異常に交感神経が活性化してしまうでしょう。その結果、血流に悪影響が起こる可能性があります。

ストレスによるもの

ストレスも睡眠不足と同様に、自律神経や内分泌の異常をきたします。

ストレスがかかると人体は交感神経を活性化させます。先に説明したとおり、交感神経の活性化によって髪の毛への血流は悪くなり、さらに栄養の取り込みが不十分になるため、毛母細胞への栄養の供給はやはり悪くなってしまいます。

そもそもストレスがかかっている状態では食ことも十分取れない状態が続いてしまいますし、睡眠に関しても、十分な時間眠れなかったり、睡眠の質が悪くなったりと、悪影響を及ぼします。

ストレスをなるべくためず、毛に良い精神状態になるようリラックスできる時間を取る必要があります。


髪の毛に負荷をかけている

髪の毛が生えるためには血流が保たれ、十分な栄養があることに加えて、頭皮環境が保たれていることが必要だと解説しました。

頭皮が不衛生な状態となってしまうと、頭皮は体の防衛反応として皮脂を多く分泌するようになります。

皮脂が増えると、皮脂が毛包に入り込んで埋まってしまうことによって、毛がうまく生えられなくなってしまいます。

また、皮脂が多い状態では皮膚がかえって乾燥しやすい環境となってしまいます。

皮膚が乾燥すると、皮膚の血流状態は良くない状態となってしまい、やはり髪の毛が生えにくくなります。

生え際は特に前額部に近いところで、汗をかきやすい場所であり、またさらに頭頂部からの汗もたれやすい場所です。

そのため、特に頭皮環境が悪くなりやすいので、頭皮をきれいに保ち、髪の毛に負担がかからないような状態を保つ必要があります。



生え際の後退に効果的な育毛剤の選び方


いざ、育毛剤が必要かと思ったときに店舗やインターネットなどで調べてみると、育毛剤が非常に多くの種類があることに驚かれると思います。

● 価格帯や使用感で選ぶ
● DHTを抑制する成分が含まれているものを選ぶ

ここからは、生え際が後退してきたと思ったときの育毛剤の選び方を2つ解説します。

価格帯や使用感で選ぶ

育毛剤を選ぶときは、価格帯や使用感をしっかりと確認しましょう。

髪が減ってきているとしても、髪質が悪くなって細い毛ばかり生えているのか、頭皮の環境があまりよくなくて皮脂が多いのか、赤みを帯びて炎症が起こっているような皮膚ではないのか、などのさまざまな薄毛の原因があります。

その上で、自分自身の症状に合った育毛剤を探すことが重要です。育毛剤によっては使用したときの清涼感や、薬液の刺激性などがさまざまであるため、自分自身の好みに合っているのかも考えて選びましょう。

一度使用してみて特に問題が無ければ良いものの、何かしらの不快な症状や不都合があった場合には、他の育毛剤に変更することをおすすめします。

ポイントは、ストレスなく継続的に使用できるものを選ぶことです。「継続的に使用できるのか」というのはコストパフォーマンスにも非常に重要な要素となるので、自分の症状にあった上で適度な価格のものを選びましょう。

DHTを抑制する成分が含まれているものを選ぶ

AGAは男性ホルモンであるデヒドロテストステロン(DHT)によって起こるので、生え際の薄毛が気になる場合は、DHTを抑制する成分が含まれた育毛剤が有用な場合が多いです。

DHTを抑制する成分は、主に以下の2点です。

● t-フラバノン
● エチニルエストラジオール

上記の成分が含まれた育毛剤を選ぶと良いでしょう。

もし、あまり効果を実感できない場合はプロペシアやデュタステリドが効果的な場合があります。プロペシアやデュタステリドは医薬品で、医師の処方によって手に入れることができる発毛剤にしか入っていないため、気軽に買うことは難しいです。

したがって、育毛剤で効果を実感できなかった場合の対策として押さえておきましょう。

生え際が後退した際に育毛剤の効果をより高める方法


育毛剤を使用する場合は、効果をより高める方法を模索することで毛が生えやすい環境を整えることができます。

● 頭皮マッサージを行う
● 使用方法やタイミングを見極める
● 生活習慣を改善する

育毛剤は確かに発毛に必要な成分を含んでいますが、あくまで毛が生えやすい環境を整える手助けをしてくれるものです。したがって、上記3点の方法を試すことでより効果を高めていきましょう。

頭皮マッサージを行う

育毛のために頭皮マッサージを行っている方は多くいますが、頭皮マッサージを行うことは、育毛に対して以下のような、非常に良い効果があるのでおすすめです。

● 毛乳頭細胞を活性させられる
● 髪が育ちやすい頭皮環境を作る

毛乳頭細胞は毛母細胞の近くに存在し、毛母細胞の分化・増殖を調整し、毛量の調節を行っています。頭皮マッサージを行うと毛乳頭細胞が増加することが分かっており、その分だけ毛母細胞への刺激も増えるため活動が活発化し髪が増えるでしょう。

また、毛母細胞は頭皮環境が清潔で、さらに頭皮の血流が良いときに産生量が増加しますが、頭皮のマッサージを行うと、凝り固まった筋肉が弛緩します。

筋肉への血流が増加するため、皮下組織も筋肉の緊張が解かれることで血流が増加する効果を期待できます。

皮膚への血流が増加すると、皮脂の量も減少するので、頭皮環境は非常によい環境となります。

頭皮マッサージをすることで血流も増加し、頭皮環境が改善するため、毛母細胞は積極的に髪を作るようになります。

結果として、頭皮マッサージによって髪が育ちやすくなってくるのです。 育毛剤にはぜひ頭皮マッサージを併用しましょう。

使用方法やタイミングを見極める

育毛剤を使用する場合は、いつでも漫然と使用して効果が出てくるわけではなく、効果が出やすくなる使用のタイミングがあります。

先述のとおり、頭皮マッサージを併用することで皮膚の血流が良くなったところで使用するとより効果が発揮できます。

また、皮脂が多いときには育毛剤を使用してもなかなか皮膚に作用することができなくなってしまうためから、頭皮が清潔で皮脂が少ないときに使用することが良いです。

これらの条件を考えると、育毛剤は洗髪の直後にマッサージをしながら使用するのが最もおすすめのタイミングとなります。

洗髪自体は皮脂をしっかり洗い流してくれる重要なプロセスです。

シャンプーの洗い残しは皮膚のダメージにつながりますからしっかりとシャンプーをした後しっかりと洗い流し、その後に育毛剤を使用してから頭皮をマッサージします。

すると、頭皮の血流が良くなって環境が良いところに、毛を生えやすくする成分が使用されることになるので非常によい効果を期待することができます。



生活習慣を改善する

頭皮が生えにくくなる生活習慣は先述のとおりです。

食生活の乱れや睡眠時間の乱れ、喫煙などは自律神経系やホルモンの乱れから血流、栄養に悪影響を与えてしまい、髪が生えにくい環境を作ってしまいます。

ですので、生活習慣を改善することは髪を生えやすくすることはもちろん、頭皮の環境を良くすることで育毛剤が効果を発揮しやすい環境を作ることに一役買ってくれます。

育毛剤を使用するときはぜひとも同時に生活習慣を改善するようにしましょう。


生え際の後退に効果的な育毛剤を選ぶなら快適生活


育毛剤選びで迷っている人は、定期購入ができる『快適生活』がおすすめです。

脱毛に悩む場合、脱毛の原因がさまざまなので、効果のある育毛剤を選ぶのは非常に大変です。

また、育毛剤は一度使用したらおしまいのものではなく、継続して使用することが必要になります。

快適生活であれば、非常に多くの種類の商品があり、またそれぞれに詳しく商品説明が書いてあるため、自分に合った商品を選ぶことができるでしょう。

また、定期購入なら一本ずつ購入するより安価になり、買い忘れも予防して継続して使用することができます。


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生え際の後退と育毛剤に関するよくある質問


生え際の後退と育毛剤に関して、よくある質問にお答えします。

● 育毛剤は前髪だけに使用できる?
● 女性でも生え際が後退することはある?
● 生え際の後退は育毛剤と発毛剤のどちらが効果的?

上記について見ていきましょう。

育毛剤は前髪だけに使用できる?

育毛剤はさまざまな種類があり、肌への刺激性など商品によって特徴がまちまちです。

特に、顔面へのたれ込みが皮膚炎を引き起こしやすいような商品は、前髪のみに使用するのはそもそも難しいと言えます。

逆に、顔面に少したれても大丈夫なように、生え際で使用することを想定している商品であれば、前髪のみに使用することも可能です。

しかし、薄毛は前髪だけに起こっているように見える場合でも、他の場所でも進行している場合があります。

そのため、前髪だけで使用するよりも、同時に髪全体に使用したほうが良いでしょう。

女性でも生え際が後退することはある?

AGAは男性型脱毛症と言われていますが、男性ホルモンが影響して起こる脱毛全般を指しています。

女性においても、男性ほどではないものの男性ホルモンが分泌されており、遺伝によって男性ホルモンに反応しやすいという人もいます。

このように、反応しやすい人でもホルモンの量は男性ほど多くはないため、顕著な脱毛になることはほとんどありません。

ただし、緩徐に薄毛が進行することがあり、生え際の後退を認めることもあります。

この場合の対策は男性と同じで、生活習慣を見直して栄養をしっかり取った上で育毛剤を使用するのが良いでしょう。

また、AGA以外の原因で脱毛を起こす場合もあります。一部の自己免疫性疾患では生え際の後退がみられることもありますし、頭皮環境の悪化によって部分的に脱毛することもありますから、薄毛に気づいた場合は一度皮膚科で相談することをおすすめします。

生え際の後退は育毛剤と発毛剤のどちらが効果的?

生え際の後退の原因は先述のように多くはAGAです。

発毛剤には多くの場合ミノキシジルが配合されており、ミノキシジルは血管を拡張させることで発毛を促す成分になります。

多くの育毛剤に入っている血流を良くする成分より直接的に血管が拡張し、効果がより実感できる場合が多くなります。

AGAに特異的に効果があるのがプロペシアやデュタステリドです。これらの成分は、男性ホルモンが作られるのを阻害することによって発毛効果が期待できます。

すなわち、AGAの原因に対処する薬なので、効果がより実感できることが多くなるということです。

一方で、AGA以外の原因で生え際が後退している場合はプロペシアやデュタステリドはあまり効果が実感できず、むしろ育毛剤の方が効果的であると実感できるかもしれません。


生え際が後退したら正しい方法で育毛剤を活用しよう


生え際の後退は非常に気になる症状です。特に他人からよく見える場所なので、薄毛の症状が人に見られているのではないかと非常に気になる部位の脱毛です。

育毛剤はたしかにそれだけでは効果が薄いことがありますが、さまざまな生活習慣の改善などに加えて育毛剤を使用することで、非常に良い効果を実感できることが多いです。

毛が生えなくなってしまってからでは再度毛を生やすことはできなくなってしまうため、髪が薄くなってきたと感じたときに早期からさまざまな対策を講じることで、薄毛を改善させていきましょう。

もちろん、正しい使い方での育毛剤の使用は重要です。ぜひとも活用して下さい。





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