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産後に抜け毛が増える原因と対策
いつからいつまで続くのかも解説


出産後は、妊娠前に比べると女性ホルモンの分泌量や睡眠・栄養不足により、抜け毛の増加や産後うつ病といったさまざまな変化が生じます。

中でも抜け毛の増加は、妊娠を経験した女性の半数以上が経験する(※)といわれていますが、急な抜け毛の増加により不安を感じる人も多いものです。

この記事では、産後に抜け毛が増える原因や抜け毛が増えやすい期間、抜け毛が増えた際の対策方法を紹介します。

【この記事でわかること】

・産後に抜け毛が増える原因
・産後に抜け毛が増えた際の対策
・産後の抜け毛の期間

※参考:「クレアージュ東京 エイジングケアクリニック」のプレスリリース




産後に抜け毛が増える原因


結論からいうと、産後に抜け毛が増える原因は、女性ホルモン量の変化と子育てによる生活習慣の乱れです。主に産後脱毛症や分娩後脱毛症とよばれ、出産を経験した女性の半数以上が経験します。

具体的に、産後に抜け毛が起きる原因は、以下の4つが挙げられます。

● ホルモンバランスの乱れ
● 子育てによって生じるストレス
● 生活習慣の乱れによる栄養不足
● 慢性的な睡眠不足

それぞれ解説していきます。

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンには、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの2種類があります。

【黄体ホルモン:プロゲステロン】
基礎体温を上げる働きや食欲を増やす働き、水分や栄養を溜め込み妊娠を維持する働きがある女性ホルモンです。
妊娠後、その分泌量は徐々に増加し、妊娠8~9ヶ月頃に分泌量のピークを迎えますが、出産後に分泌量が急激に減少します。

【卵胞ホルモン:エストロゲン】
髪や肌、骨や血管を健康に保ち、自律神経の働きを安定させるほか、女性らしい丸みのある体を作る女性ホルモンです。
プロゲステロン同様、妊娠後に分泌量は徐々に増加し、妊娠8~9ヶ月頃に分泌量のピークを迎えます。

出産後にエストロゲンの分泌量が急激に減少することで、母乳の分泌が開始されます。



プロゲステロンもエストロゲンも、妊娠後期に向けて分泌量のピークを迎えます。しかし、出産後は妊娠前のホルモンの分泌量に戻るため、妊娠中に比べて女性ホルモンの量が急激に少なくなります。

特に、エストロゲンは髪や肌を健康に保つ働きがあるため、分泌量が減少することでヘアサイクルに影響を与え、抜け毛が増加してしまうでしょう。

産後は一度、急激な女性ホルモンの減少によりヘアサイクルは乱れますが、数ヶ月かけて徐々に正常のサイクルに戻ります。このヘアサイクルの乱れによる抜け毛の増加を、産後脱毛症や分娩後脱毛症といいます。

子育てによって生じるストレス

子育て中は、目が離せない環境下で気の休まる時間がなくなるため、ストレスを感じやすい状態になります。さらに、産後はホルモンバランスの急激な変化により、産後うつなど気分の浮き沈みが大きくなりやすい状態です。

ストレスを感じると、頭皮環境の悪化やさらなるホルモンバランスの変化、自律神経の乱れ、緊張状態が続くことによって頭皮への血行不良が引き起こされるといわれています。その結果、毛が育ちにくい環境を作るだけではなく抜け毛が増えるとされています。

生活習慣の乱れによる栄養不足

子どもの世話をしていると、食事のタイミングを逃して栄養不足になりがちです。また、授乳中は母乳を通して新生児にお母さんが摂取した栄養を与えるため、栄養不足になりやすい状態です。

食事の量が少ない、食事の回数が少ない、栄養バランスが取れていないことで栄養不足に陥ると、健康的な髪を作れずに抜け毛が増えてしまいます。

また、母乳に必要な栄養素が不足すると、母乳の不足や赤ちゃんの発育不足、体調不良を引き起こすおそれがあります。そのため、しっかりとした食事と栄養補給が重要です。

慢性的な睡眠不足

子育て中は、子どもの夜泣きや定期的な授乳により睡眠不足が起こりがちです。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、頭皮環境を整え、発毛の促進や太くコシのある健康的な髪の成長に必要です。

睡眠不足になることで、成長ホルモンが分泌されにくくなり、抜け毛や髪のパサツキ、枝毛などの髪のダメージが引き起こされます。





産後に抜け毛が増えた際の対策6選


実際におすすめの頭皮マッサージについて解説します。

一度抜け毛が起きると自力ですぐ治すことはできませんが、日々の生活習慣を整えることで抜け毛対策ができます。

● 深刻に悩みすぎないように注意する
● 食生活を改善する
● 良質な睡眠を心がける
● 頭皮への刺激が少ないシャンプーを使用する
● 頭皮マッサージをする
● 育毛剤を使用する

「産後に抜け毛が増えた」と感じる場合は、上記6つの行動を心がけましょう。

深刻に悩みすぎないように注意する

ストレスにより自律神経が乱れ、血流が悪化することで薄毛が引き起こされるでしょう。

産後はホルモンバランスの変化によって、気分が落ち込みやすくなっていることもあります。そのうえ、抜け毛を気にすると余計にストレスがかかりやすい状態になります。

子どものことや抜け毛など、悩みは尽きない時期ですが、産後の抜け毛は出産後女性の半数以上が経験することです。そのため、過度に心配する必要はありません。

ストレスを感じた場合は、適度な運動や睡眠、悩みは人に相談するなど、自分に合った方法で心と体を休めましょう。

食生活を改善する

人間が生きていく上で必要な栄養は、食事からしか摂取できません。そのため、頭皮が髪を作るのに必要な栄養を摂取するには、バランスのよい食事を心がけることが重要です。

髪の毛の成長をサポートするために、良質なタンパク質・亜鉛・ビタミンAやビタミンBを積極的に摂りましょう。タンパク質は肉や魚、乳製品から、亜鉛はレバーやほうれん草から、ビタミンは野菜から摂取できます。

良質な睡眠を取る

人間が熟睡すると、「IGF-1」と呼ばれる、太くハリのある髪を作るのに必要な成長ホルモンが分泌されるとわかっています。このIGF-1は、睡眠を取らなければ分泌が少なくなり、発毛に影響が出てしまうでしょう。

IGF-1を分泌するには睡眠の質を上げる必要があります。そのため、睡眠の3時間前には食事をとらない、寝る直前はスマホやパソコンを見ないよう心がけることが大切です。

育児で睡眠時間が確保できないときは、目元や手足を温めて入眠までの時間を少なくするように工夫するのもよいでしょう。

頭皮への刺激が少ないシャンプーを使用する

産後はホルモンバランスの変化により、頭皮環境の悪化を招く場合があります。

頭皮に合わないシャンプーを使用することで刺激を感じやすくなり、頭皮の炎症や乾燥によるかゆみ、さらなる頭皮環境の悪化を招きます。

したがって、シャンプーが合わないと感じた場合は、頭皮が敏感なときでも使いやすいアルコールフリーのものやアミノ酸系のシャンプーを試しましょう。

頭皮マッサージを行う

頭部のコリをほぐすことで副交感神経を刺激し、心も体もリラックスした状態になります。凝り固まった頭皮を優しくマッサージすると、頭皮の血流が促されるため、抜け毛や薄毛の対策になるでしょう。

一方で、頭皮マッサージは、指圧の刺激や摩擦によって頭皮の炎症や乾燥によるかゆみを引き起こし、頭皮環境の悪化を招くおそれもあります。そのため、頭皮マッサージのやり過ぎには注意が必要です。

摩擦が気になる場合は、シャンプーで髪を洗うときや育毛剤をなじませているときに頭皮マッサージをするとよいでしょう。

育毛剤を使用する

育毛剤は、頭皮を保湿してかゆみや炎症を抑えることで、頭皮環境を整えて発毛を促進する効果が期待できます。

育毛剤は継続することで徐々に効果を発揮するため、自身に合ったものを半年間程度継続しましょう。

『快適生活』なら、さまざまな育毛剤を販売しているので、自分に合ったものを選べるだけではなく、定期購入制度により買い忘れも予防できます。定期購入することで1回あたりの金額も割安になるので、育毛剤で薄毛対策を行いたい人は『快適生活』の利用が便利です。





産後の抜け毛はいつからいつまで続く?


出産後、髪をブラシでといたときや、シャンプー後の排水溝、枕などを見たときに抜け毛の多さに驚く人も多くいるでしょう。

ここでは、抜け毛の特徴やピークなど、以下の3つを解説します。

● 抜け毛の特徴
● 抜け毛のピーク
● 抜け毛が1年以上経過しても戻らない場合は別の原因も考えられる

順番に解説していきます。

抜け毛の特徴

産後に起こる抜け毛の主な原因は、ホルモンバランスの急激な変化です。

抜け毛の特徴として、産後直後~2ヶ月後には抜け毛が始まり、半年から1年程度続きます。また、一度に多くの髪が抜け、一気に生え変わるのがほかの脱毛症との違いです。

抜けた分の髪は生えてくるため、脱毛中でも生え際などに太くてコシのある短い毛が生えてくるのも大きな特徴です。

抜け毛のピーク

個人差はありますが、産後の抜け毛のピークは4~6ヶ月後に訪れます。

出産のタイミングでホルモンバランスが変化することで、髪のヘアサイクルが退行期・休止期に移行します。出産後、退行期と休止期の期間は3~4ヶ月であるため、脱毛のピークが4ヶ月後に来るといった仕組みです。

抜け毛が1年以上経過しても戻らない場合は別の原因も考えられる

産後の脱毛は半年から1年程度で毛量が元に戻りますが、産後の脱毛が1年以上続く場合は、分娩後脱毛症ではないことも考えられます。

育児による寝不足や食生活の悪化、過度なストレスによる頭皮環境の悪化による脱毛のほか、女性型脱毛症(FAGA)の場合もあります。

したがって、かかりつけの産婦人科医やAGAクリニックへ相談しましょう。





産後の抜け毛に悩んだら快適生活の育毛剤がおすすめ


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産後の抜け毛に関するよくある質問


産後の抜け毛に関して、よくある質問にお答えします。

● 産後に抜け毛がひどい場合はどうすればいい?
● 産後の抜け毛対策に効果的な食べ物は?
● 産後に抜け毛がない人の特徴は?

それぞれ解説していきます。

産後に抜け毛がひどい場合はどうすればいい?

睡眠や食事を改善しても抜け毛がひどい場合は、かかりつけの産婦人科医に相談しましょう。

自分でサプリメントを購入して服用すると、授乳中の子どもに影響を与えてしまうおそれがあります。したがって、産婦人科医に相談して服用を開始するか、産婦人科医に鉄剤などを処方してもらいましょう。

産後の抜け毛対策に効果的な食べ物は?

抜け毛を対策するには、良質なタンパク質・亜鉛や鉄などのミネラル・ビタミンを考慮して食事をとることが大切です。良質なタンパク質は髪の毛の基盤として必要です。

また、亜鉛や鉄などのミネラルは髪の毛の成長を助け、ビタミンAやBは過剰な皮脂を抑えることで頭皮環境を整えるために必要となります。

具体的に以下の食べ物を意識して食事に取り入れましょう。

栄養素

食品

タンパク質

肉類・魚介類・乳製品など

亜鉛・鉄

牡蠣・レバー・海藻類など

ビタミンA・B2

レバー・マグロ・カツオ・緑黄色野菜など



産後に抜け毛がない人の特徴は?

産後に抜け毛がない人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

● ストレスを溜めにくい
● 髪の成長に良い食生活を送っている
● 睡眠時間を確保できている

家族全員で育児に参加してくれることで、睡眠時間や食事をしっかりとれている場合は、抜け毛が起きにくいでしょう。

また、ストレスの発散方法が上手かったり、ストレスが溜まりにくい性格だったりする場合も抜け毛が起きにくいでしょう。





産後の抜け毛に悩みすぎず適切に対策しよう


産後は急激なホルモンバランスの変化により脱毛が起こります。脱毛は半年から1年間続きますが、一気に毛が抜けたあとに生え変わるのが特徴です。

対策せずとも治るといえますが、食生活の改善や睡眠時間の確保、ストレスの軽減、頭皮マッサージをすることで髪が生える環境を整えましょう。

育毛剤を使用する際は、最低半年以上継続することがおすすめです。自分に合った育毛剤を定期購入できる『快適生活』なら、買い忘れる心配もありません。

また、定期購入だと通常価格より割安で購入も可能なため、お得に育毛剤を購入したい場合は『快適生活』を利用しましょう。

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監修者:石上 ゆき(いしがみ ゆき)

薬事法管理者、コスメコンシェルジュの資格を保有。SEO会社にてリスティング1年、SEOサイトの作成を3年間行う。LP作成やサイト設計を含めた立ち上げから記事執筆、ディレクション、校正などSEOサイト作成が得意。その他、コスメコンシェルジュや薬事法管理者の資格を生かした記事チェックやリライトも可能。