会員登録
空白画像


更年期に抜け毛がひどい原因は?
症状や対策もわかりやすく解説


更年期になってから「抜け毛が増えた」「髪の毛が細くなった」といった悩みを抱える方は少なくありません。

更年期は女性ホルモンの分泌量を含め、妊娠や出産、ストレス同様に体に様々な変化をもたらし、抜け毛だけでなく、精神症状の悪化や疲れやすさなどの症状をきたします。

この記事では、更年期による抜け毛の特徴や起きる症状のほか、更年期による抜け毛が生じる要因と対策方法なども解説します。

【この記事でわかること】

・更年期による抜け毛の特徴
・更年期に抜け毛がひどい原因
・更年期に生じる抜け毛の症状
・更年期による抜け毛の対策方法





そもそも更年期による抜け毛の特徴とは?


女性は50歳前後で閉経を迎えますが、その前後の10年間は「更年期」と呼ばれ卵巣の機能が低下することで、女性ホルモンの分泌量が不安定になります。

更年期に起きる抜け毛の特徴として、加齢によるターンオーバーの周期が長くなることで毛量や髪のボリュームの減少が起きます。

また、髪がうねるようになったり、髪が細く柔らかくなったりと髪質の変化のほか、分け目の変化や地肌が透けるようになることも更年期による抜け毛の症状です。

更年期の抜け毛と他の脱毛症の違い

更年期の抜け毛と他の脱毛症は、脱毛を引き起こす根本の要因が異なります。

更年期による抜け毛は、女性ホルモンの減少によって引き起こされる「びまん性脱毛症」や「FAGA」と呼ばれる、女性男性型脱毛症のおそれがあります。

更年期による抜け毛以外の病名や原因は、主に以下の通りです。

病名

原因

円形脱毛症状

自己免疫の異常

けん引性脱毛症

髪をヘアゴムなどできつく縛るなどの行為

脱毛症

甲状腺機能障害や鉄欠乏性貧血、抗がん剤の副作用など



それぞれ、初期症状や原因は異なり、抜け毛の要因を自分で判断するのは難しいといえます。

したがって、薄毛が気になりだした場合は、かかりつけ医や皮膚科、AGAクリニックなどに相談して脱毛の要因に合った治療を進めましょう。





更年期に抜け毛がひどい原因


更年期に抜け毛がひどくなる原因は、主に以下の6つです。

● ストレスが増加している
● エストロゲンの分泌量が減少している
● 自律神経のバランスが崩れている
● ヘアサイクルの乱れ
● 頭皮が乾燥しやすくなっている
● 髪の毛が細くなっている

それぞれの原因を具体的に解説します。

ストレスが増加している

女性が更年期を迎えると、イライラや意欲低下、気分の落ち込みなどの精神的な症状を引き起こし、いつもよりもストレスを感じやすくなります。

過度のストレスは、自律神経が乱れることで、つややかな髪の毛を作る女性ホルモンの分泌が減るだけでなく血流障害も引き起こします。

そして、髪の毛を作るための栄養が運べなくなり、抜け毛が増える原因となるでしょう。

エストロゲンの分泌量が減少している

エストロゲンは、髪のツヤやハリコシのある健康的な髪の毛を作るのに重要な女性ホルモンの一種です。

ストレスや閉経によりエストロゲンの分泌が止まると、脳はストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールを分泌します。

コルチゾールが分泌されているときはエストロゲンの分泌量が減少するため、髪の毛の成長が促されずに抜け毛がひどくなります。

自律神経のバランスが崩れている

自律神経とは臓器の働きなどを調整する神経です。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経が活発になると緊張状態になり、副交感神経が活発になるとリラックス状態になります。

更年期を迎えると、先述のとおりストレスを感じやすくなり、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、交感神経が優位になり体が緊張状態となるでしょう。

その後、血管が収縮して血流が悪くなり、髪の毛を作るための栄養が行き渡らなくなることで抜け毛や薄毛が生じます。

ヘアサイクルの乱れ

ヘアサイクルの乱れも、更年期の薄毛や抜け毛を引き起こす原因です。ヘアサイクルとは毛周期とも呼ばれ、髪が生えて抜けるまでの周期のことを指します。

ヘアサイクルは成長期・退行期・休止期を2~6年の周期で繰り返すと健康的な髪の毛を維持します。

しかし、ヘアサイクルが乱れることで周期が早まり、100日前後で脱毛してしまうでしょう。

頭皮が乾燥しやすくなっている

主に以下が要因すると、頭皮が乾燥しやすくなり抜け毛がひどくなるおそれがあります。

● 紫外線やドライヤーの温風によるダメージ
● エアコン、暖房による空気の乾燥
● 洗浄力の強いシャンプーを使用する

頭皮が乾燥すると、皮脂が過剰に分泌されることで毛穴や皮脂の分泌腺が詰まり、炎症を起こします。かゆみやフケのほか、においの原因にもなり、髪の毛が抜けやすく生えにくい環境になってしまうでしょう。

髪の毛が細くなっている

髪の毛が細くなっているのも、更年期の脱毛がひどくなる要因の1つです。主に、以下が要因することで十分に髪の毛が成長できずに抜けて落ちてしまいます。

● 過度なダイエットや偏った食事による栄養不足
● ストレスによる血流量の低下
● 加齢による女性ホルモン量の減少

上記が要因で、ヘアサイクルが乱れることで短く細い髪が生えてくるため、脱毛がひどくなるサインとして捉えましょう。





更年期に生じる抜け毛の症状


更年期による抜け毛は、女性ホルモンや自律神経のバランス、ヘアサイクルの乱れ、頭皮の乾燥により悪化します。

更年期に生じる抜け毛の症状としては、1つの毛穴から生える髪の数が減少したり、明るい場所で地肌が透けて見えたり、抜け毛が増加したりなどの点が挙げられます。

また、分け目が広がる、うねりなどの髪質変化を起こすなどの症状も更年期に生じる抜け毛の特徴です。

抜け毛が進行するとどうなる?

更年期中の女性はストレスを感じやすく、精神的にも不安定な状態のため、抜け毛が進行することで過度なストレスを感じてしまいさらなる脱毛を引き起こす可能性があります。

更年期による脱毛が進むと、いつも通りのヘアセットができなくなくなる、地肌が目立つなど見た目の変化がわかりやすくなるでしょう。

その結果、外出が億劫になったり、気分が落ち込んでしまったりといった影響を及ぼします。





更年期による抜け毛対策8選


更年期によって抜け毛が起きた場合の対策方法を8つ紹介します。

● 大豆イソフラボンを優先して摂取する
● ストレス解消法を見つける
● 生活習慣を見直す
● 適度な運動を取り入れる
● 食事の栄養バランスを意識する
● 正しい方法でシャンプーする
● 育毛剤を使用する
● 症状がひどい場合は専門のクリニックで治療を受ける

それぞれ解説していきます。

大豆イソフラボンを優先して摂取する

大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすることが知られています。

大豆をとることで、過度なストレスや更年期障害により減少しがちなエストロゲン不足を補い、抜け毛や薄毛を予防してくれるでしょう。

大豆イソフラボンは主に、豆腐や納豆、きなこやみそなど大豆製品に多く含まれているので、和食中心の食事にすることで手軽に摂取が可能です。

ストレス解消法を見つける

ストレスを感じると交感神経が刺激されて血流が悪くなり、髪の毛を成長させるための栄養を運べなくなってしまいます。

ストレスの解消方法は人さまざまですが、散歩など軽く運動する・趣味に打ち込む・よく笑う・人と話す・睡眠をとるなどして心と体を休めましょう。

また、鏡を見るたびにストレスを感じる場合は、ヘアスタイルの変更や帽子・ウィッグを使用して一時的に見えなくするのもおすすめです。

生活習慣を見直す

偏った食事や、ダイエットによる食事制限、睡眠不足などは脱毛の原因です。

特に、偏った食事や過度なダイエットは栄養不足を引き起こし、太くてコシのある健やかな髪を作れなくなります。1日3食、良質なタンパクや亜鉛などのミネラル、ビタミン類の摂取を意識して食事のメニューを見直すと良いでしょう。

食事で栄養を取り切れない場合は、サプリメントの使用もおすすめです。さらに、睡眠をとることでつやのある健康的な髪の成長を促す成長ホルモンが分泌されます。

質の良い睡眠をとるためにも、睡眠2時間前は食べない、寝る直前はスマホやパソコンなどを見ないなどの対策を意識しましょう。

適度な運動を取り入れる

適度に運動することで、凝り固まった体がほぐれて血行が良くなるだけでなく、ストレスの発散になるため脱毛の対策としておすすめです。

運動はランニングや球技のような激しい有酸素運動の必要はなく、ストレッチやヨガ、散歩など継続しやすい軽い運動で十分です。

したがって、凝り固まった体全体を動かし、ほぐすことで血行促進を意識して運動しましょう。

食事の栄養バランスを意識する

食事の際はできるだけ髪の毛の成長をサポートするように、栄養バランスを考えて献立を組み立てましょう。

髪の毛の約80%はタンパク質でできています。

肉類・魚介類・乳製品などから良質なタンパク質を摂取し、髪の毛の成長を助けるために牡蠣やレバーから亜鉛や鉄などのミネラルを摂取すると良いでしょう。

また、頭皮環境の悪化による過剰な皮脂を抑えるために、レバーや赤身の魚、緑黄色野菜からビタミンAやビタミンBを積極的に摂ることが大切です。

正しい方法でシャンプーする

シャンプーの方法や使用しているシャンプーによっては抜け毛の増加を促してしまうので注意が必要です。シャンプーする際は、以下の順番を心がけましょう。

1. 髪を軽くブラッシングする
2. ぬるま湯で髪を濡らす
3. シャンプーを髪の毛で泡立て、頭皮になじませる
4. 指の腹を使って優しく揉むように洗う
5. すすぎ残しがないように洗い流す
6. タオルドライを実施する
7. 70度位のドライヤーでしっかりと乾かす

シャンプーは、必要な皮脂まで洗い流さないように、なるべく敏感な肌でも使いやすい、優しい洗い心地のものを選びましょう。

また、お湯やドライヤーの温度が熱い場合や、ごしごしと頭皮をこすって洗う場合など、頭皮にダメージがかかってしまい乾燥や炎症を引き起こしてしまいます。

したがって、お湯もドライヤーも適度な温度でヘアケアするように心がけるのがおすすめです。

育毛剤を使用する

ふけやかゆみ、頭皮の乾燥による炎症を起こしている場合は、髪の毛が生えやすい土台を作るためにも育毛剤でケアするのがおすすめです。

育毛剤は、炎症を抑える有効成分が配合されているほか、保湿してくれるので乾燥による皮脂の過剰分泌を抑え頭皮環境を整えられます。

自分に合った育毛剤を購入したい場合は、定期購入ができる快適生活が便利です。

快適生活なら、定期購入で通常価格より割安で購入できるほか、買い忘れも予防できるので育毛剤で抜け毛を対策したい方は、快適生活を利用すると良いでしょう。



快適生活で自分に合った育毛剤を見つける


症状がひどい場合は専門のクリニックで治療を受ける

ストレスの解消や生活習慣の改善、育毛剤を使用しても脱毛が収まらない場合は、更年期以外の要因で脱毛を引き起こしているおそれがあります。

特に、脱毛の原因がFAGAだった場合は、進行型の疾患で投薬や注入などで治療しないと、次第に悪化してしまいます。

特に、女性の脱毛は原因の特定が難しいため、症状がひどい場合はAGAクリニックや皮膚科に相談して治療を受けましょう。





更年期の抜け毛に関するよくある質問


更年期の抜け毛に関して、3つのよくある質問を紹介します。

● 更年期に薄毛になりやすい人の特徴は?
● 更年期の抜け毛はいつまで続く?
● 更年期の抜け毛は最終的に治る?

順番に回答していきます。

更年期に薄毛になりやすい人の特徴は?

更年期に薄毛になりやすい人の特徴は、主に以下の通りです。

● ストレスを溜めやすい人
● 偏った食事や油恋食事が好きな人
● 睡眠不足の人
● ポニーテールなど髪を引っ張るヘアスタイルの人
● 白髪染めや縮毛矯正などで頭皮への負担が大きい人

抜け毛や薄毛が気になる場合は、上記で挙げた特徴から改善しましょう。

更年期の抜け毛はいつまで続く?

更年期の抜け毛は原因によっては早期改善が難しいといわれています。
特に、女性の薄毛や抜け毛は原因の判断が難しく、脱毛の要因が複数の場合もあります。したがって、脱毛や薄毛が気になる場合は、早めにAGAクリニックや皮膚科に相談しましょう。

更年期の抜け毛は最終的に治る?

更年期の抜け毛は脱毛の原因によりますが治療可能です。
FAGAの場合も近年は、AGA治療薬を服用することで進行を止められるでしょう。





まとめ:育毛剤はやめどきと続けるケースを理解して正しく使用しよう


自律神経の乱れやエストロゲンの減少、過度なストレスなどにより引き起こされる更年期の抜け毛は、対策することが可能です。具体的には、食事を中心とした生活習慣の見直しやストレスの解消、育毛剤の使用などが挙げられます。

髪の毛が生えやすい土台作りとして、頭皮環境を整える際は育毛剤の継続使用がおすすめです。

快適生活では、育毛剤の種類が豊富で自分に合ったものを探しやすく、定期購入制度も完備しているため、買い忘れも防止できます。

さらに定期購入で申し込むと、通常価格より割安で購入できるので、お得に育毛剤を購入したい場合も快適生活が便利です。更年期で抜け毛にお悩みの人は、ぜひ快適生活をご利用ください。

快適生活で自分に合った育毛剤を見つける


監修者:石上 ゆき(いしがみ ゆき)

薬事法管理者、コスメコンシェルジュの資格を保有。SEO会社にてリスティング1年、SEOサイトの作成を3年間行う。LP作成やサイト設計を含めた立ち上げから記事執筆、ディレクション、校正などSEOサイト作成が得意。その他、コスメコンシェルジュや薬事法管理者の資格を生かした記事チェックやリライトも可能。