お風呂の抜け毛は何本が目安?
原因や正しいシャンプーの方法も解説
お風呂あがりに排水口に溜まった抜け毛を目にするたび、「なぜ大量の髪の毛が抜けるのか」と不安を感じる人は少なくありません。
多くの人が日常的に経験するこの現象は、適切な知識とケア方法を身につけることで、この問題は大幅に改善できる可能性があります。
この記事では、正常なお風呂での抜け毛の本数や、お風呂での抜け毛の原因とその対策、正しいシャンプーの流れなどを解説していきます。また、頭皮や髪の毛の健康を保つためのヒントや、お風呂の時間を楽しむためのポイントを紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
【この記事でわかること】 ● お風呂の抜け毛の本数 ● お風呂で抜け毛が生じる主な原因 ● お風呂での抜け毛を改善につなげる正しいシャンプー方法 |
お風呂の抜け毛の本数は1日60本程度が目安
髪の毛は成長期、退行期、休止期の毛周期と呼ばれるサイクルを経て自然に抜けます。
これらのサイクルが髪の毛全体に均等に分布していると仮定すると、頭皮全体の約0.1%が毎日抜ける計算です。毛量が平均的な人は10万本程度の髪の毛を持っていることから、1日に抜ける髪の毛の量は約100本となります。
なかでも、1日中で最も髪の毛が抜けやすいのがお風呂で髪を洗うタイミングです。シャンプー時に頭皮に与える摩擦などにより、1日の抜け毛の約6割である60本程度が抜けるとされています。
お風呂での抜け毛が多いことは正常です。ただし、以前よりも抜け毛が多いと感じたり、増え続けたりしている場合は、脱毛症やシャンプーが自分に合っていないことが考えられます。
お風呂で抜け毛が生じる主な原因6選
お風呂での抜け毛が生じる主な原因は、以下の6点です。
● 髪の毛が抜けやすい時季によるもの
● 髪の毛が休止期状態にある
● ストレスや生活習慣の乱れによるもの
● 紫外線によって頭皮がダメージを受けている
● シャンプーが自分に合っていない
● 何らかの脱毛症を発症している
順番に見ていきましょう。
髪の毛が抜けやすい時季によるもの
髪の毛が抜けること自体は自然な現象ですが、抜け毛の量や周期は一定ではありません。
なかでも、春(特に4月から6月頃)と秋(特に9月から11月頃)に抜け毛が増えると感じることが多く、「季節性脱毛」とも呼ばれています。季節性脱毛は、気温や湿度の変化、日照時間の変動など、環境的な要因が影響していると考えられています。
季節性脱毛を対策するためには、季節の変わり目で敏感になりやすい頭皮をマッサージしたり、育毛剤や頭皮用の保湿剤を使用したりして、頭皮の健康を保つことが重要です。
そのほか、少しでもストレスを軽減するためにリラックスの時間を確保するのもよいでしょう。
髪の毛が休止期状態にある
毛周期の1つである休止期は、抜け毛が生じる要因の1つです。
休止期は、毛周期の中で髪の毛の成長が停止する時期のことです。休止期には、毛母細胞の活動が低下して髪の根元の毛球が小さくなることで、古い髪の毛が抜けていきます。
一般的に休止期は数週間から数ヶ月間続きますが、ストレスや栄養不足、体調の変化などの外的要因によって短縮されることで、抜け毛が通常よりも多くなることがあります。
対策として、頭皮の血行を促進するマッサージや、バランスのとれた食事によって髪の毛の成長に必要な栄養素を摂取することで、健康的な髪の毛を維持することが大切です。
ストレスや生活習慣の乱れによるもの
日常のストレスや生活習慣の乱れは、抜け毛や髪の毛の健康に大きな影響を及ぼすことがあります。
過度なストレスは男性ホルモンの分泌を促進し、これが頭皮環境の乱れを引き起こすほか、ストレスは血行を悪化させ、髪の毛に必要な栄養が届きにくくなるでしょう。
また、寝不足や過度な飲酒・喫煙などの不規則な生活は体の修復機能が低下し、髪の毛の健康にも影響を受ける可能性もあります。
そのため、適度な休息やバランスのとれた食事、規則正しい生活を心がけましょう。
紫外線によって頭皮がダメージを受けている
紫外線は、肌だけでなく頭皮や髪の毛にもダメージを与えます。
頭皮に紫外線が当たると、水分を奪って乾燥を引き起こすことで、頭皮がかゆくなったり、フケが増えたりするなどのトラブルが生じることがあります。
そのほか、紫外線は髪の毛のタンパク質にダメージを与え、髪の毛が細くなったり、色が褪せたりすることがあるので注意しましょう。
紫外線量が多い日に外出する際は、帽子や日傘で頭皮や髪の毛を守るほか、UVカット効果のあるヘアスプレーの利用や、ダメージを受けた髪の毛や頭皮の保湿ケアをしっかり行うことが重要です。
シャンプーが自分に合っていない
シャンプーが自分の頭皮や髪のタイプに合っていない場合、抜け毛の原因となることもあります。
成分の中でも、一般的なシャンプーに含まれる硫酸塩は洗浄力が強く、頭皮や髪の毛に負担をかけることがあります。敏感な頭皮の人は特に硫酸塩の影響を受けやすく、抜け毛の原因となることもあるでしょう。
また、一部のシャンプーに含まれるアルコールは頭皮を乾燥させ、抜け毛につながることもあります。
シャンプー後に頭皮にかゆみや刺激を感じる場合や、乾燥による髪のパサつき、抜け毛の増加が見られる場合はシャンプーが自分に合っていないサインです。
シャンプーの裏面に記載されている成分を確認し、刺激の強い成分やアレルギーを引き起こす成分が含まれていないか確認して購入することをおすすめします。
何らかの脱毛症を発症している
入浴時の抜け毛だけでなく、日常生活での抜け毛の増加も気になった場合、何らかの脱毛症を発症している可能性があります。
具体的には、以下の脱毛症が例として挙げられます。
● 円形脱毛症:自己免疫の異常が関与している
● 男性型脱毛症(AGA):遺伝や男性ホルモンが関与している
● 女性男性型脱毛症(FAGA):女性に現れる脱毛症で、頭頂部から髪が薄くなる
また、以下の症状は、何らかの脱毛症が進行しているサインである場合もあります。
● 部分的な脱毛
● 徐々に髪の毛が細くなったり色が薄くなったりなどの髪の毛の質の変化
● 短期間での著しい脱毛
脱毛症の疑いがある場合、原因や症状に応じて、専門医の診察を受けましょう。早期に対応することで、症状の進行を抑えることが期待できます。
お風呂での抜け毛を改善につなげる正しいシャンプー方法
髪の毛の抜けやすさは、正しいシャンプーの方法によっても大きく変わります。特に、お風呂時のケアが重要となるため、以下の正しいシャンプー方法を心がけることで、抜け毛の予防や減少につながるでしょう。
● STEP1.シャンプーの前に予洗いを十分にする
● STEP2.シャンプーを手のひらで泡立ててから頭に載せる
● STEP3.指の腹を使ってやさしく洗う
● STEP4.すすぎ残しがないように念入りにすすぐ
● STEP5.入浴後すぐに乾かす
上記5つのステップを詳しく解説します。
STEP1.シャンプーの前に予洗いを十分にする
日常の活動中に髪や頭皮に付いた汚れ・皮脂は、ある程度は水で落とせます。予洗いをしっかりと行うことで、シャンプー剤の泡立ち向上や摩擦による髪のダメージ軽減が期待できます。
予洗いは、温かい水を使用して頭皮を濡らしたあと、指の腹で頭皮をやさしくマッサージすることで行います。
毎回の洗髪時に、このステップを念入りに行うことで、頭皮や髪の毛の健康を維持し、抜け毛やダメージの予防につながるでしょう。
STEP2.シャンプーを手のひらで泡立ててから頭に載せる
直接シャンプー液を頭に乗せるのではなく、手のひらでしっかりと泡立ててから使用することで、髪や頭皮に摩擦を与えることなくスムーズに洗髪できます。
また、しっかりと泡立てることで実際に頭皮や髪に乗せるシャンプーの量を減らしても、十分な洗浄効果を得られます。そのため、シャンプー剤の節約にも役立ちます。
シャンプーを泡立てる際は、少量の水を足して両手のひら全体を使って、円を描くように動かしながら泡立てます。力を入れすぎず、やさしく空気を含ませるようにすることで、クリーミーな細かい泡が立ちます。
STEP3.指の腹を使ってやさしく洗う
指の腹を使って洗う方法は、ダメージを最小限にしながら効果的に洗髪する上でおすすめの方法です。指の腹は柔らかく頭皮や髪にやさしいため、摩擦によるダメージを軽減できます。
また、指の腹でやさしくマッサージしながら洗うことで、頭皮の血行を良くし、健康な髪の成長をサポートできるでしょう。
手順としては、泡立てたシャンプーを頭皮全体に均一に広げ、頭頂部から指の腹を使って頭皮で円を描くようにマッサージしながら洗います。特に、頭皮の油分が多い部分や汚れが溜まりやすい部分を中心にやさしく洗いましょう。
洗髪中は、頭皮や髪に強い力を入れないように心がけてください。
STEP4.すすぎ残しがないように念入りにすすぐ
シャンプーやコンディショナーの成分が頭皮や髪の毛に残ってしまうと、その残留物が以下のトラブルを引き起こすおそれがあります。
● 頭皮の乾燥やかゆみ・フケが生じる
● 髪の毛のパサつき
● 髪の毛がもつれやすくなる
シャンプーをすすぐ際は、ぬるま湯で手のひらを使って、シャンプーの泡やコンディショナーを押し流しながらすすぎます。
最後に冷水で軽くすすぐことで、頭皮の毛穴を引き締め、髪のキューティクルを閉じることで、髪のダメージを最小限に抑えることが可能です。
STEP5.入浴後すぐに乾かす
洗髪後の髪は、摩擦によるダメージを受けやすく非常にデリケートなため、濡れたまま放置すると髪のダメージやくせ毛の原因となります。
また、湿度が高い環境は菌の繁殖を促進して頭皮トラブルが起きやすいので注意が必要です。
洗髪後、タオルでやさしく髪の水分を押し取り、ドライヤーは中温で10~15cm離して使用します。近すぎると髪や頭皮にダメージを与えるおそれがあるので、冷風モードを活用して髪の表面の温度を下げながら乾燥させることも重要です。
根元から十分に乾燥させ、髪が半乾きの状態を避け、しっかりとすべての部分を乾かすように心がけましょう。
お風呂の抜け毛ケアなら快適生活の育毛剤・育毛シャンプーがおすすめ
お風呂での抜け毛に悩んでいるなら、特別なケアが必要です。一般的なシャンプーやトリートメントだけでは十分なケアができない場合もあるため、育毛剤や育毛シャンプーの使用をするとよいでしょう。
育毛剤・育毛シャンプーをお探しなら快適生活がおすすめです。快適生活では、さまざまな育毛剤や育毛シャンプーを販売しているので、自分に合った商品を選べます。また、定期購入制度により買い忘れが予防でき、通常価格より割安で購入できるため経済的です。
快適生活で育毛剤・育毛シャンプーを購入する |
お風呂の抜け毛に関するよくある質問
最後に、お風呂の抜け毛に関する3つのよくある質問にお答えします。
● 枕元の抜け毛はないのに風呂場で毛が多く抜けるのは危険?
● 朝と夜の2回シャンプーするのは抜け毛の原因になる?
● 髪の毛が抜けやすい季節はいつ頃?
順番に見ていきましょう。
枕元の抜け毛はないのにお風呂場で毛が多く抜けるのは危険?
お風呂場での抜け毛が多く感じられる場合、必ずしも危険な兆候とは限りません。
風呂場ではシャンプーやコンディショナーを使用する際の摩擦やブラッシングによって、すでに抜ける段階に来ている髪が実際に抜けるケースが多くあります。
また、湿った状態の髪は、乾燥しているときよりも比較的抜けやすくなるため、風呂場では髪の毛が抜けやすくなります。
朝と夜の2回シャンプーするのは抜け毛の原因になる?
頻繁に髪を洗うことで、髪や頭皮に摩擦などのダメージが生じて、抜け毛増加のリスクが高まることが考えられます。
シャンプーの成分や洗いすぎによって頭皮の油分が過度に取り除かれると、頭皮が乾燥してフケやかゆみなどの頭皮環境の悪化が引き起こされるでしょう。
さらに、一部のシャンプー成分は頭皮に刺激を与えることがあるため、特に頭皮が敏感な人にとっては炎症や抜け毛に繋がるおそれがあります。
髪の毛が抜けやすい季節はいつ頃?
秋にあたる10月頃は、多くの人が抜け毛を顕著に感じる季節とされています。
これは、夏の紫外線や海水、プールの塩素などの外的ダメージや、汗や皮脂の分泌が増えることによる頭皮環境の変化が、秋になって影響を及ぼすと考えられます。
また、環境の変化が多い春先や気温の変化が激しい時期や乾燥する季節も、頭皮や髪の健康に影響を与えるため、抜け毛を感じやすくなることがあるでしょう。
お風呂の抜け毛が気になる場合はシャンプーの方法を見直そう
お風呂での抜け毛は多くの人が気にする問題ですが、実は1日60本程度の抜け毛は正常とされています。
正しいシャンプーの方法を採用することで、抜け毛をさらに減少させることが可能です。特に、以下は重要な項目です。
● 予洗い
● シャンプーの泡立て方
● 洗髪時の摩擦を減少させる方法
● しっかりとしたすすぎ
● 早めのドライ
一方、お風呂場での抜け毛が増えたと感じる場合でも、必ずしも異常とは限りません。1日の抜け毛の総数や頭皮の症状などで判断し、必要に応じて専門家の意見を求めることが大切です。
頭皮や髪の毛の健康を保つためには、日々のケアが欠かせません。適切なケア方法を選び、健やかな髪を保つ努力を続けましょう。
お風呂場での抜け毛に悩んでいる場合は、快適生活の「マイレーベン プレミアムシャンプー」がおすすめです。マイレーベン プレミアムシャンプーは、ノンシリコン・ノンパラベン・防腐剤フリーのため、これらの成分が合わない人でも使用できます。
また、エビネ蘭エキスやオレンジ油、ヨクイニンエキスを配合しており、フケ・かゆみを抑えて頭皮環境の改善が期待できます。そのため、シャンプーから抜け毛を対策したい人におすすめの商品です。
快適生活でマイレーベン プレミアムシャンプーを購入する |
監修者:石上 ゆき(いしがみ ゆき) 薬事法管理者、コスメコンシェルジュの資格を保有。SEO会社にてリスティング1年、SEOサイトの作成を3年間行う。LP作成やサイト設計を含めた立ち上げから記事執筆、ディレクション、校正などSEOサイト作成が得意。その他、コスメコンシェルジュや薬事法管理者の資格を生かした記事チェックやリライトも可能。 |
>>快適生活トップページ<<
>>他のお役立ち情報はこちら<<