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育毛剤の成分の種類は?発毛剤との成分の違いや副作用も詳しく解説


本記事では、育毛剤や発毛剤の成分に関して、違いや副作用について解説します。

育毛剤は気になるけれど、どのような成分に効果があるのか、育毛剤の成分表を見てもわからないという方がほとんどなのではないでしょうか。

また、最近ではテレビCMで、医師にかかって発毛剤を処方されることで、発毛を促進するということもよく聞かれるようになり、育毛剤との違いも気になる方が多いと思います。

本記事を最後まで読むことで、育毛剤や発毛剤の成分の違い、副作用について理解できるため最後までお付き合いください。

【この記事でわかること】

・そもそも育毛剤における成分の種類とは
・育毛剤に含まれる発毛を促進する成分4選
・育毛剤に含まれる頭皮環境を整え抜け毛を予防する成分2選
・育毛剤と発毛剤の成分の違い
・育毛剤の成分の副作用や注意点





そもそも育毛剤における成分の種類とは


市販されている育毛剤は、発毛を促進し抜け毛を予防するためのものです。主に、以下の効果が期待される成分が配合されています。

● 発毛を促進する成分
● 頭皮環境を整え抜け毛を予防する成分

これらの成分の種類や量によって様々な製品が作られていますが、すべての有効成分はこれら3つの作用のうちいずれかの作用を持っています。

では、それぞれどのように効果を発揮するのでしょうか。

発毛を促進する成分

髪の毛は、毛穴にある毛母細胞という細胞から作り出され、毛根を包んでいる毛包という組織の中で髪の毛を次々と作り続けています。

毛母細胞は、血液によって運ばれてくる栄養から髪の毛を作ります。そのため、発毛が促進されるためには毛母細胞へ十分な血流が補われ、かつ毛母細胞自体が活性化される必要があるのです。

医薬部外品の育毛剤の中にある、以下のような成分は発毛を促進します。

● センブリエキス
● ニンジンエキス
● パントテニルエチルエーテル
● アデノシン

また、発毛成分として有名なミノキシジルですが、実は医薬部外品の育毛剤には配合されていません。ミノキシジルは医薬品の発毛剤にのみ配合されているので、注意しましょう。

頭皮環境を整え抜け毛を予防する成分

髪の毛が産生されるには、頭皮が健康的な状態であることも重要となります。

不潔な状態となってしまうと、雑菌が増殖し、炎症の原因になるため注意が必要です。また、かゆみが強くなり、ひっかいてしまうことで抜け毛につながります。

汗やホコリ、ゴミなどが付着したままで放置するとこのようなトラブルが増えてしまい、髪の毛が生育しにくい状況となってしまうため注意しましょう。

育毛剤には頭皮環境を改善するために、以下のような成分が含まれています。

● グリチルリチン酸ジカリウム
● サリチル酸

このような成分により、頭皮環境を健康的な状態に保つことを目的としています。





育毛剤に含まれる発毛を促進する成分4選


実際に育毛剤に含まれる成分のうち、発毛を促進する成分を詳しく解説します。

それぞれ特徴があるため、育毛剤の成分に優劣の差はありません。したがって、頭部の環境に応じて選択することが必要になります。

● ニンジンエキス
● センブリエキス
● パントテニルエチルエーテル
● アデノシン

それぞれ解説していきます。

ニンジンエキス

ニンジンエキスは高麗人参から抽出される成分です。

高麗人参は私たちが普段食べているものとは違う種類のニンジンで、古くから漢方薬をはじめとした生薬として非常によく使用されてきました。

しかし、高麗人参から抽出されるニンジンエキス自体には、実は残念ながら血流増加作用はありません。ニンジンエキスは種々のアミノ酸、ミネラル、ビタミンの他に、サポニンという物質が多く含まれているものです。

このサポニンは、他の血流増加作用のある成分とともに使用すると、血流増加作用が増強されることが分かっています。

センブリエキス

センブリは、日本各地の山地に自生する薬草です。

古くから薬草として胃痛や皮膚の病気に使用されてきました。植物から抽出された成分なので、単一の成分でできているものではありませんし、抽出する方法によっても成分は異なります。

主な成分としてはスウェルチアマリンで、他にはオレアノール酸やスウェロシドなどが含まれているのです。

スウェルチアマリンをはじめとした成分は、皮膚に使用することで末梢血管の拡張を来すことが分かっています。

血管が拡張すれば血流が良くなり、頭皮環境が改善するというわけです。

パントテニルエチルエーテル

パントテニルエチルエーテルは、ビタミンB群の1つです。

ビタミンB群は水に溶けやすい性質を持っており、パントテニルエチルエーテルも例外ではありません。

作用としては、ビタミンB群はいずれの物質も、神経障害の回復の他、肝機能や副腎機能の改善、解毒などの薬理作用があります。

パントテニルエチルエーテルは毛母細胞に作用することで活力を与え、毛髪の成長を促進します。他には皮膚の保湿や組織を活性化したり、炎症を抑えたりすることで、ふけやかゆみを抑えて皮膚の環境を整えてくれるでしょう

アデノシン

人の細胞は糖分や脂肪酸を利用してアデノシン三リン酸を生成することでエネルギーを得て活動しています。

アデノシンは、アデノシン三リン酸の原料となる物質です。そのため、アデノシンを育毛剤として使用することで毛母細胞の活動を活発化させるとされています。





育毛剤に含まれる頭皮環境を整え抜け毛を予防する成分2選


続いて、頭皮の健康を促す成分について解説します。こちらは主に2つの成分がよく使用されています。

● グリチルリチン酸ジカリウム
● サリチル酸

どのような効果をもたらすのか、解説していきます。

グリチルリチン酸ジカリウム

グリチルリチンは、漢方薬に使用される甘草(カンゾウ)という生薬から抽出される成分です。

グリチルリチン酸ジカリウムを皮膚に外用することで、炎症を抑える作用が期待できるでしょう。炎症を抑えることで皮膚の環境を整えます。

サリチル酸ム

サリチル酸はニキビ治療などに用いられる成分です。角質を柔らかくしたり、炎症を抑える作用があります。頭皮環境を改善することで、抜け毛を予防できるでしょう。





育毛剤と発毛剤の成分の違い


育毛剤と似たような製品に、発毛剤というものがあります。いずれも頭髪が少なくなってきたときに使う製品ですが、含まれる成分が異なり薬局での取り扱いも異なるので注意しましょう。

● 医薬部外品である育毛剤と違い発毛剤は医薬品に分類される
● ミノキシジル
● フィナステリド
● デュタステリド

それぞれの違いについて解説していきます。

ミノキシジル

ミノキシジルは血管拡張作用を持つ物質です。元々は高血圧患者に対して、血圧を下げるための薬剤として使用されていました。

しかし、高血圧患者に使用していたところ、副作用として多毛(毛が異常に増えること)が認められたため、増毛剤としての開発が進んできた経緯があります。

ミノキシジルは血管拡張作用によって組織の血流を良くして環境を整えるほか、毛母細胞に働きかけることでヘアサイクル(毛周期)を延長させることで、より毛が生えている期間を長くし増毛効果を得られるでしょう。

また、発毛因子の産生を促したり、毛母細胞を増殖させたりする効果もあるといわれています。

発毛剤とはいえ、発毛させるスピードを早める訳ではなく正しく発毛できるようにする作用を有しているため、使用してすぐに効果が出るとは限らないようです。

フィナステリド

フィナステリドは元々前立腺癌や前立腺肥大に対する治療のための内服薬として開発されています。内服により多毛が起こることが多いため、発毛剤として利用されるようになりました。

フィナステリドは1日1回内服することで、男性型脱毛症を改善させるとされます。

男性型脱毛症は、血液中の男性ホルモンが増加することで毛周期が短くなり、毛が生えてもすぐに抜けてしまうことによって起こる症状です。

フィナステリドは男性ホルモンを生成するために必要な酵素の一種を阻害することで男性ホルモンの量を減少させ、脱毛を抑えます。

デュタステリド

デュタステリドもフィナステリドと同じように、前立腺肥大症の治療薬であるアボルブから精製された薬剤です。

こちらも副作用で多毛が見られたことから、増毛効果を期待して開発されています。作用機序も同じく、男性ホルモンの生成を阻害することによります。

しかし、デュタステリドの方がフィナステリドよりもより多くの種類の酵素を阻害するため、より男性ホルモン生成抑制効果が強く、脱毛予防効果もより強いといわれているのです。





育毛剤における成分の副作用や注意点


ここからは、育毛剤を使用する場合の注意点とその対処法を解説します。

医薬部外品である育毛剤は、医薬品である発毛剤よりも有効成分がより人体に影響が少ないものであることは間違いがないのですが、それでも使用するに当たって副作用や注意点があります。

● 添加物によって赤み・かゆみなどの副作用が起きる可能性がある
● アレルギー反応が心配ならパッチテストを行う

添加物によって赤み・かゆみなどの副作用が起きる可能性がある

育毛剤は有効成分が多数含まれており、それらの多くは生薬由来です。

製品化するときには生薬の他に製品を安定させたり、使用しやすくしたりするために多数の添加物が使用されています。

例えば香料や着色料、成分を安定化させるための油脂や界面活性剤などが使用されています。

そのため、育毛剤を使用するとこれらの添加物によって赤みやかゆみなどの副作用が起きる可能性があるため注意が必要です。

アレルギー反応が心配ならパッチテストを行う

医薬部外品の育毛剤は人体への影響が緩和的なものとなっていますが、頭皮環境が敏感になっているときなどは、かぶれなどのトラブルが生じる可能性もあります。

もしかぶれやすい体質であるなど、心配な場合は、使用前に腕などでパッチテストするとよいでしょう。





育毛剤を定期購入するなら快適生活がおすすめ


育毛剤選びで迷っている人は、定期購入ができる『快適生活』がおすすめです。

育毛剤は様々な種類があるため、選ぶことに悩むことも多いでしょう。そんなとき、多くの育毛剤を取り扱っている快適生活をぜひご利用ください。

様々な種類の商品から自分に合った商品を選べるでしょう。また、定期購入なら一本ずつ購入するより安価になり、買い忘れも予防できます。

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育毛剤の成分に関するよくある質問


育毛剤に関する、よくある質問を紹介します。

● ミノキシジル配合の育毛剤はある?
● 成分は多いほうが育毛剤の効果が高くなる?
● 市販の育毛剤が効かないのは本当?

育毛剤を購入する前に、それぞれの質問の回答を理解しておくとよいでしょう。

ミノキシジル配合の育毛剤はある?

そのため、ミノキシジルが配合されている商品自体も医薬品となるため、医薬部外品である育毛剤でミノキシジルが配合されている製品はありません。

先述の通り、ミノキシジルは医薬品に分類されます。

しかし、ミノキシジルが配合されている医薬品のうち一部は、医師の処方箋が必要ない一般用医薬品として、ドラッグストアなどで購入することが可能です。

「気軽に試してみたい」という方は、近くのドラッグストアなどで購入してみてください。

成分は多いほうが育毛剤の効果が高くなる?

育毛剤は多くの種類が売られており、有効成分の数も種類も商品によって様々であるため、必ずしも成分数が多いほうが効果的とも言い切れません。 したがって、購入する際は配合されている有効成分の種類や、その他の育毛成分なども見比べて自分の状態に合った商品を選ぶとよいでしょう。

市販の育毛剤が効かないのは本当?

育毛剤は、発毛剤のように髪を生やすためのものではなく、頭皮環境を整え、抜け毛を予防し、発毛を促進するためのものです。

また、薄毛の改善のためには、生活習慣や食生活の適正化、禁煙など様々な要因が関わってきます。育毛剤を使用するとともに、薄毛の原因と考えられることを改善するのがよいでしょう。





まとめ:育毛剤で頭皮の健康状態を保ち薄毛を予防しよう


本記事では、育毛剤の成分と効果について解説しました。

育毛剤に毛を生やす効果はありませんが、頭皮の健康状態を保つことで毛が生えやすい環境を整えます。他の生活習慣の是正とともに、ぜひとも育毛剤を使用して薄毛を予防しましょう。



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