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育毛剤は高血圧の人でも使用できる?血圧に影響する成分や副作用も解説


この記事では、育毛剤が高血圧の人に使用できるのかどうかについて解説します。

育毛剤は血圧が高い人は使用できないとか、高血圧で治療中の人は使用できないと聞いたことはありませんか。

育毛剤の成分の中には、血圧に影響するような成分もありますから、確かに注意が必要な場合もあります。

この記事では、どのような成分がどのように血圧に影響するのか、そしてどのような場合に注意したら良いのかについて解説します。

【この記事でわかること】

・育毛剤は高血圧の人でも使用できる?
・育毛剤の血圧に影響する成分
・育毛剤の副作用





育毛剤は高血圧の人でも使用できる?


薄毛対策として育毛剤を使用しようとしたときに、高血圧が持病にある人は使用しても良いのか気になるかと思います。

結論からいうと、一部の血圧降下剤などを服用していない場合、あるいは異常に血圧が高くなければ育毛剤は使用可能です。

では、血圧を下げる薬のうち、一部のものとはどのようなものなのでしょうか。

個々で問題となる育毛剤の成分のうち、血圧に関与する作用となるのは、血管を拡張させて血流を改善する成分です。

血流を良くすることで毛母細胞に十分な栄養と酸素を届けて毛の発育を促進しようとするのがそれらの成分の目的となります。

一方で、高血圧症は大きく二つに原因が分かれます。

一つは、加齢や肥満などによるコレステロールの蓄積により血管が硬くなってしまい、十分に広がることができなくなってしまった状態です。このような場合、治療薬として、血管を拡張させる薬剤を使用します。

もう一つの原因は、塩分の摂り過ぎや自律神経の乱れにより、血圧を上げようとするホルモンが過剰に分泌されている状態です。このような場合は、治療薬としてホルモンを抑えるような薬を使用します。

実際にはどちらかが原因で高血圧になっているというよりも、両者が複合されて血圧が高くなっていることがほとんどです。

そのため、高血圧の治療の場合はいずれの薬剤も使用して、バランス良く血圧を下げる戦略がよくとられます。

しかし、血管を拡張させる作用という点に着目すると、血圧を下げる薬も医薬品に分類されるような育毛剤も同じように作用をしてしまいます。

ですので、血管を拡張させるタイプの血圧を下げる薬と血流をよくするような機序の育毛剤の併用には注意が必要となります。

もちろん、併用が不可というわけではなく、安定して血管を拡張させる薬剤を内服している人が少量から育毛剤を使用する事は可能ですが、最初は医師と相談してから使用を始めることが無難と考えられます。

もう一つの育毛剤の使用に注意が必要な状況としては、血圧が十分にコントロールされておらず、異常に高い状況があります。

この場合、医薬品に分類される育毛剤により血管が拡張することで急に血圧が下がることで、めまいやふらつき、吐き気が出ることがあるため、注意が必要です。

ですので、血圧コントロールがうまくいっていない場合は血圧の治療を優先させて、安定してから育毛剤を使用する事が推奨されます。





血圧に影響する育毛剤の成分はある?


育毛剤は、医薬部外品のため、一般的に副作用をもたらす成分は含まれていません。 育毛剤には主に頭皮環境を健康的な状態に保ったり、抜け毛を防いだりするための成分が含まれています。

・塩化カルプロニウム

塩化カルプロニウムは、局所の血管を拡張させることで血流を改善し、頭皮に使用した場合は毛母細胞の活動を活性化させ、増毛効果を得る事ができます。

この塩化カルプロニウムで問題になるのはアセチルコリン様作用です。

アセチルコリンというのは、体内で神経伝達に使用される物質で、主に副交感神経活動を活性化させます。

アセチルコリンは臓器によって異なる働きをしますが、副交感神経が活性化すると血管が拡張したり、熱感が強く表れたりします。血管が拡張すると、血圧が低下することがあります。

血行を促進するといわれている育毛剤の成分は多くありますが、こちらも注意が必要です。

・ミノキシジル

ミノキシジルは先に説明した通り、血管拡張作用を持つ物質で、元々は高血圧患者に対して、血圧を下げるための薬剤の有効成分として使用されていましたが、増毛効果があることが分かったため発毛剤の有効成分として使用されるようになりました。

ミノキシジルは元々知られていたとおり血管拡張作用によって組織の血流を良くして環境を整えるほか、毛母細胞に働きかけることでヘアサイクル(毛周期)を延長させることでより毛が生えている期間を長くし、増毛効果を得ます。

また、発毛因子の産生を促したり、毛母細胞自身を増殖させる効果もあるといわれています。

もともと血圧を下げる作用を期待して使用していたことからも分かるように、血圧に与える影響は強いため、医薬部外品である育毛剤には使用されず、医薬品である発毛剤に使用されています。

・デュタステリド

デュタステリドはもともと前立腺肥大症の治療薬であるアボルブの有効成分です。

デュタステリドもミノキシジルと同じように副作用で多毛が見られたことから、増毛効果を期待して脱毛症の治療薬として開発されました。

作用機序としては、酵素5αリダクターゼを阻害することで男性ホルモンの生成を抑制することによります。

先ほど述べたとおり、男性ホルモンは血圧の上昇を招くため、デュタステリドの使用で血圧に変化が出ることがあります。

他にも副作用が多いため、デュタステリドもミノキシジルと同じように医薬品である発毛剤に分類されています。

天然成分でも同じような効果が期待されるものも存在するため、同様に注意が必要です。





育毛剤の副作用


ここでは、育毛剤をやめる際のポイントを解説します。

育毛剤は気軽に色々な場所で買うことのできる医薬部外品なので、副作用は少ないといわれています。

ただし、医薬品に分類される発毛剤であれば、より副作用が起こる可能性が高いため注意が必要です。

今回は育毛剤よりも副作用が出やすい発毛剤の副作用としてどのようなものがあるか、詳しく解説していきます。

動悸やめまいなどの症状

育毛剤では少ないのですが、特に発毛剤に含まれるミノキシジルの副作用として多く起こります。

ミノキシジルは前述の通り血管を拡張させて血圧を下げる効果が期待されて開発された薬剤です。

ミノキシジルにより冠動脈が弛緩(拡張)すると心臓への酸素供給量 が低下し、心臓のポンプ力が落ちてしまいます。つまり、血圧が下がります。

心臓のポンプ力が落ちても血液を全身に供給するために働かなくてはなりません。ですが、ポンプ力が落ちているので心臓がすぐにバテてしまい、酸素が欲しい状態になります。

すると心臓は酸素不足により息が上がった状態になり鼓動が早まる動悸を感じたり、頭に送る血液の分量が減ってしまうことからめまいが起こる事があるのです。

ミノキシジル使用者の8.82%に何らかの副作用が出ており、378件中動悸、めまいが各々6件ずつであるようです。したがって、何か異常を感じたらすぐに使用をやめましょう。

赤み・かゆみなどが起きる

副作用の中でも特に高い頻度で発現するといわれている赤み・かゆみです。育毛剤には有効成分以外に香料や着色料、そして製剤として安定化させるために油脂や界面活性剤などの添加物が多く含まれています。

それらの成分が皮膚に刺激を与えることで、皮膚に炎症が起こり、赤みやかゆみが起きることがあります。

特に多くの成分が入った育毛剤の場合、色や匂いが非常にきつくなってしまう傾向があるため、皮膚トラブルが起こることが多くなります。

アレルギー反応

日常的に接する食物や様々な物質にアレルギー反応を起こすように、育毛剤の成分に対するアレルギー反応は誰でも起こりえます。

最初は皮膚炎の様な症状である事もありますが、時には重症なアレルギー反応が起こり、皮膚がただれたり皮疹ができたりする事もあります。

人工の添加物が多ければ、それだけアレルギーの原因となる物質への暴露の確率が上がることになりますから、やはり添加物が少なめの育毛剤から試すことをお勧めします。

また、アルコール成分は、すっとした清涼感が感じられることより使用されている場合がありますが、こちらもアレルギーの原因と考えられています。アルコールが入っていない育毛剤を選ぶもしくはパッチテストで試してみてアレルギー反応がでないかどうかの確認は必ず行いましょう。





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育毛剤と血圧に関するよくある質問


髪が伸びることに関して、よくある質問にお答えします。

育毛剤と降圧剤の服用はしてはいけない?

前述の通り、降圧薬にも複数の種類があります。

特に血管を拡張させる降圧薬と育毛剤を併用すると、血管が強く拡張することで血圧が思った以上に下がってしまう事になりかねません。

また、血管を拡張させる機序を持たない降圧薬でも、血圧を下げる作用が重なることでやはり血圧が下がりすぎてしまうことがあります。

そもそも、降圧薬の種類は非常に多く、血圧を下げる目的以外に服用している薬であっても血圧を下げる効果があるものもあるため、注意が必要です。素人目にはあまり分からない事が多いです。

降圧薬以外にも内服薬を服用している場合は、必ず医師に相談してから育毛剤を使用するようにしましょう。

絶対生える育毛剤や発毛剤は存在する??

結論から言うと、絶対生える育毛剤や発毛剤は存在しません。人によって頭皮環境や毛髪が育たない要因は異なるため、それぞれの状態や体質に合うものを選ぶ必要があります。

また医薬品である発毛剤は、含まれている有効成分である『ミノキシジル』が含まれており、発毛効果が認められています。

しかし、万人に効くという薬は存在しないということは覚えておきましょう。いずれにせよ、広告で「絶対に生える」などを謳っている商品があれば注意が必要です。

薄毛と高血圧に関係性はある??

高血圧は、血管が硬くなってしまうことで血流が十分に保てなくなる事で、臓器への血流を保とうとしてホルモンが増加することで血圧を上げる体の防衛機能の結果でもあります。

ですので、高血圧の場合は様々な組織への血流が悪くなっている状態が想定されます。

毛を作る毛母細胞は特に血流の影響を受けて機能が左右される細胞といえます。つまり、血流低下が機能の低下に直結する細胞です。

ですので、高血圧によって血流が低下してしまい、毛母細胞の機能が低下することで薄毛が進行してしまうことになるのです。
ですが、高血圧の人でもふさふさの人もいるので、高血圧のみが原因ではなくあくまでも薄毛が進行する原因の一つであると考えた方が良いでしょう。





まとめ:育毛剤は血圧の状態に応じて正しく使用しよう


育毛剤は気軽に使える一方で、特に血圧の状態によっては使用する事がよくない場合があります。

かかりつけ医がいる場合は、先ずは相談してから使用するようにしましょう。

もし今まで高血圧と指摘されず、治療をしていない場合でも知らない間に発症している場合がありますから、血圧を自身で測ってから使用する事をお勧めします。



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