白髪を抜くとハゲるって本当?
主な原因や対処法を解説
この記事では、白髪を抜くと抜け毛が増えるのかについて解説します。
白髪は加齢や遺伝、生活習慣やストレスなどの原因で生じる現象であり、見た目の問題から抜いてしまうという人もいるでしょう。しかし、白髪を抜くことは髪と頭皮へのダメージとなるため、白髪を抜かず自然に対処する方法を見つけることが大切です。
この記事では、白髪を抜くとハゲるといわれている理由を解説します。白髪がどうしても気になるときの対処法や改善方法もお伝えするので、白髪や抜け毛が気になる人はぜひこの記事を参考にしてください。
【この記事でわかること】 |
白髪を抜くとハゲるのは本当?
結論からお伝えすると、白髪を抜く行為が直接的にハゲを引き起こす証拠は科学的に確立されていません。
しかし、頻繁に白髪を抜いてしまうと、毛根がダメージを受けたり毛穴が傷ついたりして、髪の成長に悪影響を及ぼすおそれがあります。白髪を抜く行為が習慣化されると、髪が生えにくい環境を作り出してしまい、薄毛の原因となるため注意が必要です。
白髪を抜くとハゲるといわれる原因
白髪を抜く行為がハゲるといわれる原因には以下の3つがあります。
● 毛が細くなるから
● 毛根にダメージが入るから
● ヘアサイクルが乱れるから
ここでは、上記3点をそれぞれ解説するので白髪が気になる人はチェックしましょう。
毛が細くなるから
白髪を繰り返し抜くと毛根にダメージを与えて髪の成長を妨げるため、髪の毛が細くなる原因の1つとされています。毛根が弱まると髪の太さや強度が徐々に減少し、結果的に細く弱い髪の毛が生えるようになります。
髪の毛は成長期・退行期・休止期を経て自然に抜け落ち、新しい髪の毛が生えてくるというのが一般的な成長サイクルです。しかし、無理に髪を抜くと、このサイクルが乱れて毛根が正常に機能しなくなるおそれがあるため注意が必要です。
毛根の損傷は修復が難しく、一度細くなった髪の毛が元の太さに戻ることは困難といえます。白髪を抜く行為は、見た目の問題だけでなく髪の毛の健康に長期的な影響を与えかねません。
そのため、白髪が気になる場合でも抜くのではなく、白髪をカバーするためのヘアスタイルの工夫や白髪染めの使用などで対処しましょう。
毛根にダメージが入るから
毛根は髪の毛の成長と健康にとって重要な部分であり、白髪を抜いて毛根やその周辺の組織が物理的な力で損傷を受けると、髪の成長が阻害されるおそれがあります。
毛根周辺が傷つくことで、髪の毛が生える袋状の毛包が弱まったり炎症を起こしたりすることがあり、正常な髪の成長を妨げる原因となるでしょう。
また、毛根がダメージを受けると、そこから生える新しい髪の毛が以前より弱く細い髪になるほか、毛根の損傷は場合によって長期的な影響を及ぼす場合があります。
毛根へのダメージが蓄積されると、毛包の機能が低下して最終的に髪の毛が生えにくい状態、つまり薄毛へと進行しやすい状態となります。そのため、白髪が気になるからといって無理に抜くことは避け、髪と頭皮を守る他の方法を模索することが重要です。
ヘアサイクルが乱れるから
白髪を抜いてヘアサイクルが乱れると、抜け毛や薄毛の潜在的な原因となります。ヘアサイクルとは、髪の毛が成長期・退行期・休止期を経て自然に抜け落ち、新しい髪が生えてくるという周期のことです。
白髪を頻繁に抜くと髪の毛が自然に抜け落ちるタイミングが変わり、毛根が不必要な刺激を受けてヘアサイクルが早まったり不規則になったりする場合があります。
結果的に、髪の毛は正常に成長できず細く弱い状態になってしまい、最悪の場合は髪が生えにくくなるでしょう。
ヘアサイクルが乱れると、髪の毛全体のボリュームが減少したり抜け毛で一部が薄くなったりするなど、頭皮全体のバランスが悪くなるケースが考えられます。また、ヘアサイクルが短縮されることで頭皮の同じ部位に新しい髪の毛が生えるチャンスが減少し、薄毛が顕著になることもあるでしょう。
白髪がどうしても気になるときの対処法
白髪が気になるときには、髪を傷めることなく対処する方法を選ぶことが重要です。
● 根元から切る
● ヘアスタイルを変更する
● 白髪染めを使用する
ここでは、白髪がどうしても気になるときに使える上記3つの対処法を順番に解説します。
根元から切る
白髪が比較的少ない場合や特定の場所に限られている場合、根元から切ると髪を抜くことによる毛根へのダメージを避けられるでしょう。
小さなハサミを使用し、目立つ白髪を地肌に近い部分から少しずつ慎重に切り取ります。この際、鏡を使って正確に白髪を選び、周囲の健康な髪を一緒に切らないよう注意しましょう。
根元から白髪を切ることで見た目をすっきりとできますが、あくまでも一時的な解決策であり、白髪の発生を止める方法ではありません。
そのため、長期的には生活習慣の見直しや適切な白髪染めの使用など、他の対策と組み合わせることが望ましいでしょう。
ヘアスタイルを変更する
白髪が気になるときにヘアスタイルを変更すると、視覚的な印象を変えて白髪をカバーできます。白髪が目立ちにくくなり、自信を持って日常生活を送れるでしょう。
例えば、髪の分け目を変えるだけで分け目部分に集中している白髪を隠せるほか、レイヤーを入れて髪に動きが出ると、白髪が他の髪の毛に紛れて目立たなくなる効果があります。
さらに、ボリュームを出すためのパーマやカールを加えることも、白髪を目立ちにくくする手段の1つです。ボリュームが出ることで髪全体に深みが増し、白髪が目立ちにくい印象となります。
そのほか、ポニーテールやアップスタイルなどの髪をまとめるスタイルも、白髪隠しに役立ちます。特に、アップスタイルは髪の根元のボリュームを利用して白髪をカバーできるため、フォーマルな場面でも利用できるでしょう。
白髪染めを使用する
白髪染めは白髪が気になり始めたら、白髪染めの使用は非常に効果的な対策の1つです。市場にはさまざまなタイプの白髪染めがあり、自宅で手軽に使用できる製品も多くあります。
一時的な効果があるものでは、シャンプーで洗い流せるタイプやスプレータイプがあり、手軽に使用できる一方で持続性は低いです。長期間効果を得られるものは根本からしっかりと白髪をカバーし何週間も色が持続しますが、根元が伸びるにつれて染め直す必要があります。
加えて、白髪染めを選ぶ際には成分をよくチェックすることが重要です。アンモニアフリーやパラベンフリー、ノンアルコールなど頭皮にやさしい成分を選ぶと良いでしょう。特に敏感肌の人は、アレルギー反応や皮膚刺激を引き起こしにくい製品を選ぶことが肝心です。
白髪を抜かずに改善する方法
ここでは、白髪を抜かずに改善する方法を解説します。
● 食事の栄養バランスを意識する
● ヘッドマッサージを行う
● 生活習慣を改善する
● 育毛剤を使用する
● 症状がひどい場合は医療機関を受診する
上記5つの方法を順番に見ていきましょう。
食事の栄養バランスを意識する
食事の栄養バランスを意識すると、特定の栄養素が髪の色素を形成するため、白髪の予防と改善に役立ちます。
例えば、ビタミンB群は色素細胞の機能をサポートしてメラニンの生成を補助し、ビタミンCは強力な抗酸化作用を持ち髪を守ります。さらに、ビタミンEは頭皮の血行を促進して栄養の供給を助けることで、髪の健康を支える役割を担う点が特長です。また、亜鉛は毛髪の成長と修復に必要なミネラルであり、鉄分は髪の成長に不可欠な栄養素といえます。
栄養バランスを意識した食事を取ることで、髪のメラニン色素の生成をサポートして白髪予防になるでしょう。
ヘッドマッサージを行う
頭皮の血行を促進して必要な栄養素が毛根まで行き渡るようにするために、ヘッドマッサージは効果的な方法です。血流が改善されると、髪の健康が保たれて白髪の生成を遅くできます。
ヘッドマッサージをする際は、指の腹を使ってやさしく頭皮を押し、小さな円を描くように動かしましょう。マッサージは頭の前面からスタートして、徐々に頭頂部や後頭部へ進めていきます。
ポイントは、髪の生え際や側頭部に注意を払いながら、全体的に均等に刺激を与えることが重要です。
ヘッドマッサージはリラクゼーション効果が高く、日々のストレス解消にも役立ちます。ストレスはホルモンバランスに影響を与えて白髪発生の原因となる場合があるため、マッサージによるストレス軽減は白髪予防に大きな効果をもたらすでしょう。
生活習慣を改善する
生活習慣の改善は白髪ケアに非常に大切です。
十分な睡眠を確保すると、成長ホルモンが分泌されて健康的な髪の成長を促します。また、定期的な運動は身体全体の血流を良くし、頭皮にも十分な栄養が行き渡るため髪の健康な成長に必要な頭皮環境を整えられます。
そのほか、ストレスが白髪の原因となるケースがあるため、軽い運動や瞑想、ヨガなどのリラクゼーションを取り入れるとストレスを解消して白髪予防に役立つでしょう。
育毛剤を使用する
白髪が気になる人や予防したい人は、育毛剤でのケアを始めましょう。特に、頭皮が炎症している場合や乾燥でフケやかゆみの症状が出ている場合は、育毛剤の使用がおすすめです。
半年以上育毛剤を継続使用すると、有効成分や保湿成分が頭皮の乾燥を防いでフケやかゆみを抑えてくれます。
『快適生活』なら、ドラッグストアなどで購入できないさまざまな種類の育毛剤も取り揃えています。育毛剤は継続して使用することが推奨されるため、買い忘れを防止する定期購入サービスを利用できる点も魅力の1つです。
気になる人はぜひ一度、快適生活の育毛剤を試してみてください。
症状がひどい場合は医療機関を受診する
セルフケアや育毛剤の使用などの対処法を実施しても白髪が改善しない場合、医療機関の受診がおすすめです。
医療機関では、原因や状態に応じてサポートをしてもらえます。また、特定の皮膚疾患が白髪や抜け毛の原因となっている場合、皮膚治療が行われるでしょう。
疾患による白髪や抜け毛は自力での治療が困難であるため、改善が見込めない場合は早めに受診しましょう。
白髪や抜け毛に関するよくある質問
ここでは、白髪や抜け毛に関するよくある質問に回答します。
● 白髪を抜くと増えるって本当?
● 白髪が急に増える原因は?
● 白髪を抜いたら新たに生えてくるのはなぜ?
上記3つの質問を1つずつ見ていきましょう。
白髪を抜くと増えるって本当?
白髪を抜くと増えるという話はよく聞かれますが、この記事で解説したように、科学的な証拠に基づいた直接的な関係は確認されていません。
白髪が生じる原因は、髪の毛を形成する毛根内のメラニン色素が減少したり生産が停止したりすることです。これは、年齢の増加や遺伝的要因、栄養不足やストレス、特定の疾患などのさまざまな要因によって引き起こされます。
白髪を抜く行為が直接的に白髪を増やすことはないものの、抜くことで毛根や周囲の組織にダメージを与えて結果的に髪の成長サイクルが乱れるおそれがあるため、注意が必要です。特に、同じ場所から繰り返し髪を抜くことは、その部位の髪が成長しにくくなるリスクを高めるでしょう。
白髪が急に増える原因は?
白髪が急に増える原因は、生活習慣の変化やストレス、栄養不足や疾患などです。生活の中で過度のストレスを受けると、ホルモンバランスの変化を招いてメラニン色素の生成に影響するおそれがあります。
また、バランスの取れた食事ができていない場合、ビタミンB12や鉄分、亜鉛など髪の色を維持するために必要な栄養素が不足して白髪増加に繋がります。白髪の増加が気になる場合、生活習慣の見直しや栄養バランスの改善を試みるとともに、必要に応じて医療機関での相談を検討することが重要です。
白髪を抜いたら新たに生えてくるのはなぜ?
白髪を抜いた後に新しく白髪が生えてくるのは、毛根が健康である限り髪の毛が自然に成長するサイクルが続いているからです。髪の毛は成長期・退行期・休止期というサイクルを繰り返しており、1本の髪が抜けるとその毛根から新しい髪の毛が生えてきます。
ただし、生えてくる新しい髪の色は、毛根の状態や体内のメラニン色素の生成能力に影響されるため、毛根がメラニンを十分に生成できない状態であれば新たに生える髪も白髪になります。
白髪は抜かない対策を意識しよう
この記事では、白髪を抜かずに改善する対処法を解説しました。
白髪は抜くのではなく、抜かない対策を意識することが大切です。白髪を抜くと毛根へのダメージを引き起こすほか、毛が細くなったりヘアサイクルが乱れたりして薄毛に繋がるおそれがあります。
白髪が気になる場合、カットや白髪染めなど抜かずに対処する方法を検討しましょう。
さらに、白髪の予防や改善には、栄養バランスの取れた食事や頭皮の血行を促進するヘッドマッサージ、適切なヘアケア製品の使用がおすすめです。特に、頭皮の乾燥や炎症が気になる場合は育毛剤の利用を検討しましょう。育毛剤を使用することで頭皮環境を直接改善し、髪の成長を促す助けとなる場合があります。
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白髪や抜け毛が気になる人は、ぜひ一度快適生活の育毛剤をお試しください。
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