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枕につく抜け毛は正常?
平均本数や原因・対策も徹底解説

この記事では、枕につく抜け毛について解説します。

毎朝、目覚めたときに枕に抜け毛が散らばっていると、脱毛症などの異常が起きているのではないかと不安になるでしょう。

抜け毛の原因はさまざまですが、その多くは頭皮環境の不調に起因しています。健やかな髪を保つためには、根本から頭皮環境を見直して改善することが重要です。

この記事では、枕につく正常な抜け毛の平均本数や枕に抜け毛がつく主な原因を解説します。枕につく抜け毛を減少させる5つの対策もお伝えするので、抜け毛が気になる人はぜひこの記事を参考にしてください。



【この記事でわかること】
● 枕につく正常な抜け毛の平均本数
● 枕に抜け毛がつく主な7つの原因
● 枕につく抜け毛を減少させる5つの対策





枕につく正常な抜け毛の平均本数は約14本


人間の髪の毛は、健康な大人でも自然な生え変わりの過程の一部によって、1日に50~100本の髪の毛が抜けるとされています。

エイジングケア商品のメーカーが行った調査によると、回答者は『起床時、枕に残った抜け毛の合計本数』が平均13.7本以上あると不安を感じると答えました。そのため、14本以上の抜け毛があると一般的な本数より多いと考えられます。

しかし、あくまでも平均的な指標であり、個人差があることを忘れてはいけません。

髪の毛の密度や太さ、生活環境など多くの要因が抜け毛の本数に影響を与えるほか、髪を洗うタイミングやブラッシングをした後など、特定の状況で一時的に抜け毛の本数が増えることがあります。ここでは、枕につく抜け毛の本数が変化する以下3つの要因を解説します。

● 主な毛質
● 年齢による違い
● 性別による違い

それぞれ見ていきましょう。

※参考:【10月20日は「頭髪の日」】寝起きの「枕の抜け毛」、入浴後の「排水溝の抜け毛」…不安になるのは何本以上から!?丨valuepress

主な毛質

髪の毛の抜けやすさや健康状態は毛質に大きく左右されます。毛質とは、髪の太さや硬さ、形状などの特性のことで、個人の遺伝的要素に加えて生活習慣やケア方法などの外部要因によっても変化します。

例えば、細い髪の毛はやわらかく軽いため頭皮への負担が少ない反面、無理なブラッシングなどの物理的なダメージに弱く、切れやすく絡まりやすい点が特徴です。

また、太い髪の毛は1本1本がしっかりしており全体的にボリュームがあるため、物理的な強度が高く損傷に対しては比較的強い反面、乾燥しやすいため適切な保湿ケアが必要です。さらに、直毛の場合は油分が頭皮から毛先に行き渡りやすいため、脂っぽくなりやすい傾向があります。

一方で、クセ毛の場合はブラッシング時の摩擦や、絡みが原因で抜け毛が発生しやすいので、やさしくブラッシングしましょう。

年齢による違い

年齢が変わるにつれて、体内のホルモンバランスや生活習慣、健康状態などの変化により、髪の毛の質感や量などにも変化が見られます。

年齢別に見た抜け毛の特徴は次のとおりです。

<若年層>
若年層は比較的髪の成長が旺盛で、抜け毛の量も自然な範囲内で安定しています。

しかし、不規則な生活や栄養バランスの偏り、ストレスなどが抜け毛に影響するほか、過度なヘアスタイリングやパーマやカラーによるダメージが抜け毛の主な原因となります。

<中年層>
中年に差し掛かると、髪の毛の成長サイクルが遅くなって髪の密度が減少し始めるでしょう。この時期は、男性ホルモンの影響である男性型脱毛症(AGA)が発症しやすい年代です。

女性の場合、出産後にホルモンバランスが変化したり更年期に入ったりすることで、髪質が変わることがあります。ストレスや生活習慣病などの健康状態が抜け毛に影響するケースも多くあります。

<高齢層>
高齢になると毛髪の生成速度がさらに遅くなり、毛が細くなったり白髪が増えたりします。頭皮の血行不良や皮脂の分泌減少により、髪の健康維持が難しくなります。

また、髪の毛が成長する力が弱まるため、抜け毛が目立ちやすくなり、全体的な髪のボリュームの減少が気になることが増えるでしょう。

若年層はバランスの良い食生活と適度なヘアケア、中年層はストレス管理と頭皮環境の改善、高齢層は頭皮の血行促進と保湿中心のケアなど、効果的なケアは年齢によって異なります。自分に合ったケアを心がけましょう。

性別による違い

髪の毛における性別の違いは、生物学的な特性やホルモンの作用によっても影響を受けます。性別による髪質の特徴は以下の通りです。

<男性の髪の特徴>
特に成人後の男性は男性ホルモンであるテストステロンの影響を受けやすく、髪の毛に直接的な影響を与える場合があります。

男性ホルモンは、髪の成長サイクルを短縮させて頭頂部や前頭部の髪を薄くする傾向があります。これは、成人男性に多く見られる男性型脱毛症(AGA)と呼ばれる現象です。

また、男性の髪は女性に比べて太く量も多い傾向にありますが、加齢とともに薄毛に悩む人が増える点が特徴です。

<女性の髪の特徴>
女性の髪は、一般的に男性より細くやわらかい傾向にあります。

女性ホルモンの1つであるエストロゲンには髪の成長を促す作用があるため、全体的に髪の成長サイクルが長く、髪が長く太くなりやすいです。

しかし、出産後や更年期などホルモンバランスが大きく変化する時期には、髪の質感が変わったり、抜け毛が増えたりすることがあります。女性型脱毛症の場合は頭頂部が薄くなるケースが多く、男性型脱毛症とは異なるパターンを示します。

男性はAGAの予防・治療を重視した製品を選ぶと良い一方で、女性は保湿や栄養を重視したヘアケア製品でホルモンバランスの変化に対応することが大切です。性別に応じた髪質の違いを理解して、それに合わせた対策をしましょう。





枕に抜け毛がつく主な7つの原因


ここでは、枕に抜け毛がつく主な原因を詳しく解説します。

● 睡眠環境の悪化
● 生活習慣の乱れ
● 季節の変化
● 不適切なヘアケア
● 頭皮環境の悪化
● AGAの発症・進行
● AGA以外の脱毛症の発症・進行

上記7つの原因を1つずつ見ていきましょう。

睡眠環境の悪化

睡眠環境の悪化は抜け毛に大きく影響を及ぼします。良質な睡眠は髪の成長に重要であり、睡眠不足や質の悪い睡眠は、ホルモンバランスの乱れや血行不良を引き起こします。できるだけ規則正しい睡眠を心がけ、リラックスした状態で睡眠の質を上げるよう意識しましょう。

また、不適切な枕や寝具による物理的なダメージも抜け毛の原因となるため、快適な睡眠環境を整えることが大切です。

生活習慣の乱れ

バランスの取れていない食事や過度のストレス、不規則な睡眠や運動不足など、生活習慣の乱れは髪の健康に悪影響を及ぼし、抜け毛の増加に繋がります。

これらの生活習慣は体内のホルモンバランスや血行を悪化させ、髪の成長サイクルに悪影響を与えるため、最終的には抜け毛を促進させるおそれがあります。

適切な栄養摂取は髪の毛を健康に保つために不可欠であり、特にビタミンやミネラル、タンパク質のバランスが重要です。足りない栄養素があると、髪の成長に必要な素材が不足して弱い髪になってしまいます。

加えて、適度に運動すると、全身の血行が促進されて髪の成長に必要な栄養素が頭皮に届きやすくなるため、運動不足も髪にとってはリスクとなり得ます。生活習慣の乱れを改善するには、バランスの良い食事を心がけて十分な睡眠を取ることが大切です。

季節の変化

季節の変わり目による気温や湿度の変化は、身体だけでなく髪の毛と頭皮にも影響します。特に、春と秋に抜け毛が増加するという報告が多く、これは気温や湿度などの環境的な要因が組み合わさった結果だと考えられています。

温度の急激な変化は、頭皮の血行を悪化させたり皮脂の分泌バランスを崩したりする場合があり、抜け毛を促進する原因の1つです。

また、季節の変わり目はアレルギー反応を引き起こす花粉やダニなどのアレルゲンが増える時季でもあり、これらが頭皮の炎症やかゆみを引き起こして抜け毛に影響するおそれがあります。

加えて、湿度が低下する時季は頭皮と髪の毛の乾燥を引き起こし、髪の毛が抜けやすく痛みやすくなるため、保湿ケアに注意が必要です。

不適切なヘアケア

強力な洗浄力を持つシャンプーを頻繁に使用したり、過度な洗髪を繰り返したりすると、頭皮の必要な油分を奪って乾燥や炎症を引き起こすおそれがあります。

また、ヘアドライヤーやストレートアイロンの過度な利用は、熱で髪の水分を失わせて乾燥やダメージの原因になるほか、カラーリングやパーマも髪と頭皮に負担をかけて抜け毛を促進させるでしょう。

頭皮環境の悪化

頭皮環境の悪化には、頭皮の乾燥や過剰な皮脂分泌、フケや炎症などが含まれます。頭皮が健康でないと髪の成長に必要な栄養が十分に行き渡らず、弱い髪になって最終的には抜けやすくなります。

さらに、乾燥した頭皮はかゆみやフケを引き起こしやすく、過剰な皮脂分泌は毛穴を詰まらせる原因の1つです。また、頭皮の炎症は健康を損ねて抜け毛を促進させるおそれがあるため、注意してください。

AGAの発症・進行

AGAは、主に男性ホルモンと遺伝的要素によって引き起こされる脱毛症で、特に頭頂部や前頭部の髪が薄くなる点が特徴です。

AGAが進行すると、髪の毛が徐々に細くなり成長期間が短くなります。また、AGAが発症・進行すると、体内のテストステロンが5α-リダクターゼという酵素の作用を受けて、ジヒドロテストステロン(DHT)という別の男性ホルモンに変換されます。

DHTが毛乳頭細胞に結合すると、毛周期が乱れたり毛包が縮小したりするため、髪の毛の成長期が短くなり細く抜けやすい毛が増加する点に注意が必要です。

AGA以外の脱毛症の発症・進行

脱毛症は、AGA以外にもさまざまなものがあります。それぞれが異なる原因によって発症・進行するため、自分で判断することは難しいでしょう。

例えば、円形脱毛症は体の特定部分に円形または楕円形の脱毛が現れる症状で、自己免疫反応の関与が指摘されていますが、ストレスや身体的なトラウマが発症のきっかけになるケースもあります。

また、びまん性脱毛症は頭皮全体の髪の密度が減少する女性に多く見られる脱毛症で、主にホルモンバランスの変化や栄養不足、ストレスなどが原因で発症するといわれています。

これらの脱毛症への対応は原因や症状に基づいて異なるため、注意しましょう。例えば、円形脱毛症にはステロイド剤の使用が有効です。一方で、びまん性脱毛症では栄養状態の改善やホルモンバランスを整える治療が、抜毛症には心理的サポートや行動療法がそれぞれ有効でしょう。

いずれの場合も、早期に専門医の診断を受けて適切な治療を行うことが重要です。





枕につく抜け毛を減少させる5つの対策


ここでは、枕につく抜け毛を減らすために、下記5つの対策を見ていきましょう。

● 生活習慣全般を見直す
● 睡眠環境を整える
● ヘアケアの方法を見直す
● 育毛剤で頭皮環境を整える
● 症状がひどい場合は医療機関を受診する

1つずつ解説します。

生活習慣全般を見直す

抜け毛を減らして頭皮と髪の健康を維持するには、生活習慣全般の見直しが欠かせません。バランスの取れた食事を心がけ、必要なビタミンやミネラル、タンパク質をしっかり摂取することが大切です。

水分を十分に摂ることも重要であり、水分をしっかり補給すると血行が改善されて栄養素が頭皮へ供給されます。また、定期的な運動によるストレスの軽減と血行促進は髪の成長に影響します。

加えて、ストレスは抜け毛に大きく関わるため、リラクゼーションや趣味の時間を持つことでストレスを解消することが重要です。

生活習慣の見直しとその積み重ねが、健康な頭皮環境を作って抜け毛の減少に繋がるため、生活習慣の見直しを抜け毛の予防・対策として実施しましょう。

睡眠環境を整える

抜け毛を減らすためには良質な睡眠が非常に重要です。質の良い深い睡眠中には成長ホルモンが分泌され、身体の修復や再生が行われます。

良質な睡眠のためには寝室を快適な温度・湿度に保つことが重要であり、個人差はありますが、室温は20~22度、湿度は40~60%が理想的とされています。この状態を作ると、身体がリラックスしやすくなり、睡眠の質が向上するでしょう。

また、枕とマットレスは自分の寝姿勢に合ったものを選ぶことが大切です。肌触りが良く通気性が高い寝具を使用することで、快適な睡眠環境を作り出せます。

睡眠環境を整えたら、就寝前のルーティンも整えることがおすすめです。寝る前にはカフェインやアルコールの摂取を避け、読書や軽いストレッチなどのリラックスできる活動を行うことで、心身ともに睡眠に適した状態へ導きます。

寝る際には寝室を暗く静かに保ち、スマホやPCなどの電子機器の使用を控えることで、より深い睡眠を促せるでしょう。

ヘアケアの方法を見直す

ヘアケア方法の見直しは、抜け毛の予防や対策に最適です。

自分の髪や頭皮の性質に合ったシャンプーやコンディショナーを選びましょう。過度に洗浄力が強いアイテムは、頭皮の必要な油分を取り除いて乾燥や刺激の原因となるため、やさしい洗浄成分が含まれた製品がおすすめです。

また、洗髪の際は体温に近いお湯で頭皮をマッサージするようにやさしく洗うことで、血行を促進できます。過度な熱は髪の水分を奪ってダメージの原因となるため、髪を乾かす際はドライヤーの温度を低めに設定して髪から一定の距離を保つことが重要です。

上記のようにヘアケアを見直すことで、頭皮環境を整えたり炎症を予防したりして抜け毛を防げます。

育毛剤で頭皮環境を整える

抜け毛が増えて頭皮のかゆみやフケ・匂いが気になった場合は育毛剤の使用がおすすめです。育毛剤は、頭皮の血流を促進して髪の成長をサポートする成分を含んでいるため、頭皮環境が悪化したことが原因である抜け毛に効果を期待できます。

育毛剤の効果を実感するには6ヶ月以上の使用が必要であるため、自分に合った育毛剤を長期間使用することで頭皮環境を整えられるでしょう。

育毛剤を購入する場合は『快適生活』の利用がおすすめです。定期購入制度があり、毎月定期的に届くため買い忘れの心配がありません。

また、定期購入時は通常価格より安価で購入できるため、経済的にお得である点も嬉しいポイントです。気になる人はぜひ一度、快適生活で育毛剤を探してみてください。



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症状がひどい場合は医療機関を受診する

抜け毛の症状がひどい場合や自己対策による改善が見られない場合は、医療機関の受診を検討しましょう。

脱毛症専門クリニックでは、抜け毛の原因を特定するための検査を行い個々の状況に合わせた治療プランを提案してくれます。

また医療機関では、血液検査によって栄養不足やホルモンバランスの乱れ、潜在的な疾患が抜け毛の原因でないかを調べてくれます。円形脱毛症やAGA(男性型脱毛症)、びまん性脱毛症などの特定の脱毛症の診断もしてくれるでしょう。

脱毛症の場合、自力での治療は困難であるため、早めに医療機関を受診しましょう。





枕の抜け毛に関するよくある質問


ここでは、枕の抜け毛に関するよくある質問にお答えします。

● 薄毛を気にしたほうが良い枕の抜け毛の特徴は?
● 若いのに枕の抜け毛が多い原因は?

上記2つの質問にそれぞれ回答します。

薄毛を気にしたほうが良い枕の抜け毛の特徴は?

通常、健康的な成人では毎日50~100本程度の髪を失いますが、以下のようなケースは薄毛の兆候であるおそれが高いでしょう。

● 枕につく抜け毛の量が急に増えた
● 数ヶ月にわたって抜け毛が続く
● 抜ける髪の毛が細くなった
● 特定の頭皮部分からのみ顕著に抜け毛が見られる

これらの変化を感じたら、生活習慣を見直して適切な頭皮ケアを始めましょう。

また、症状が持続する場合や原因を特定できない場合は、専門医の診断を受けて個人に合ったアドバイスや治療を提案してもらいましょう。

若いのに枕の抜け毛が多い原因は?

若い人が枕に抜け毛が多く見られる原因には、ストレスや栄養不足、不適切なヘアケア方法や遺伝的要因が挙げられます。

心理的・身体的なストレスはホルモンバランスに影響を与えて抜け毛を促すことがあります。また、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足すると、髪が細く抜けやすい状態になるでしょう。

加えて、過度にヘアスタイリング材や洗浄力が強いシャンプーを多く使用すると、髪と頭皮にダメージを与えて抜け毛の原因となるため、注意が必要です。

さまざまな原因が考えられるため、若いうちから抜け毛に悩む場合は自己判断に頼らず専門医に相談しましょう。





枕の抜け毛は頭皮環境を整える対策が重要


この記事では、枕につく抜け毛について原因や対策を解説しました。

健康な髪の成長には健康な頭皮環境が重要です。枕に見られる抜け毛が増えた場合は、頭皮の乾燥や過剰な皮脂、炎症が原因であるおそれがあります。

頭皮環境を整えるためにも、生活習慣全般やヘアケア方法を見直したり、睡眠環境を整えたりすることが大切です。また、育毛剤を使用することで、頭皮環境が改善されて髪の成長を促す場合があります。

快適生活』なら、定期購入制度があり買い忘れの予防や通常価格より割安での購入が可能です。また、スーパーやドラックストアなどで市販されていない育毛剤を購入できるため、自分にあった育毛剤を探しやすい点が特長です。

抜け毛を改善したいと考えている人は、ぜひ快適生活の育毛剤をお試しください。



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監修者:石上 ゆき(いしがみ ゆき)

薬事法管理者、コスメコンシェルジュの資格を保有。SEO会社にてリスティング1年、SEOサイトの作成を3年間行う。LP作成やサイト設計を含めた立ち上げから記事執筆、ディレクション、校正などSEOサイト作成が得意。その他、コスメコンシェルジュや薬事法管理者の資格を生かした記事チェックやリライトも可能。



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