冷凍カニの賞味期限は？
期限切れによって腐るのかも解説

この記事では、冷凍カニにおける賞味期限の目安について詳しく解説します。

夏が終わり、これからカニを食べる機会が多くなるでしょう。カニを保管する際は、冷凍するケースがほとんどです。しかし、自宅で保存しているカニの賞味期限を知らなければ、保存してから時間が経っている場合に食べていいか分からず、不安に感じてしまいます。

この記事では、冷凍カニの賞味期限が切れることで腐ってしまうのかも解説します。カニを安全においしく食べたい人は、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】 ● 冷凍カニにおける賞味期限の目安 ● 冷凍カニは賞味期限切れによって腐るのか ● 冷凍カニの適切な解凍方法 ● 冷凍カニで起きやすい"冷凍焼け"とは？

冷凍カニにおける賞味期限の目安

冷凍カニにおける賞味期限の目安は、以下の3つの状態で異なります。

● 生冷凍している状態での賞味期限
● ボイル冷凍している状態での賞味期限
● 解凍している状態での賞味期限

上記3つの賞味期限の目安を解説するので確認してみましょう。

生冷凍している状態での賞味期限

生冷凍したカニの賞味期限は、家庭用の冷蔵庫ではおよそ1ヶ月が目安です。家庭用の冷凍庫は開閉が頻繁なため、温度を維持しにくいというデメリットがあります。

一方、業務用の冷凍庫は、家庭用の冷凍庫よりも長期間保存できます。マイナス30℃以下で食品を保存できるので、賞味期限が1年以上でも問題ありません。ただし、家庭用の冷凍庫では品質や風味を維持しにくいため、早めに食べることがおすすめです。

快適生活で取り扱っている生冷凍のカニなら、家庭用の冷凍庫の保管温度であるマイナス18℃で2ヶ月保存できます。

快適生活の冷凍カニを購入する

ボイル冷凍している状態での賞味期限

ボイル冷凍したカニの場合、生冷凍のカニと同様に賞味期限を1ヶ月としているものがほとんどです。

家庭用の冷凍庫で長期間保存することはなるべく避け、購入するタイミングに注意しましょう。

解凍している状態での賞味期限

解凍後のカニの賞味期限は冷凍状態よりも短くなり、2日が目安となります。生の冷凍カニは傷みやすく、黒く変色するものも少なくありません。

安全性に配慮しながらおいしくカニを味わいたければ、解凍したその日のうちに食べた方が望ましいといえます。

どうしても解凍したカニを日持ちさせたければ、キッチンペーパーや新聞紙で包んだ後、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

また、余ったカニを日持ちさせるために再冷凍するのはおすすめできません。再冷凍は品質が劣化するだけでなく、風味も損なわれてしまいます。

購入した分を全て解凍するのではなく、その日食べる分だけ解凍しましょう。

冷凍カニは賞味期限切れによって腐るのか

賞味期限の切れたカニは傷みやすくなるものの、必ず腐るというわけではありません。

● 冷凍カニの正しい保存方法
● すぐに冷凍庫に入れる
● 一度解凍したものは再冷凍しない

ここでは、上記3つのポイントをそれぞれ解説するので、衛生面に配慮しながらカニを味わいたい人はチェックしてみましょう。

冷凍カニの正しい保存方法

冷凍カニは、常温で保存できません。正しい保存方法には冷凍・冷蔵の2種類があり、それぞれの保存方法は以下の通りです。

冷凍で保存する方法	● 2重もしくは3重したビニール袋やジップ付きの袋に入れる
冷蔵で保存する方法	● 水分が漏れ出ないようにラップやビニール袋で2重もしくは3重に包む

なるべく長く日持ちさせたいのであれば、冷凍保存がおすすめです。購入後すぐに食べない場合、自宅の冷凍庫で保存してください。

また、冷蔵庫での保存は傷みやすいので、その日のうちに食べきりましょう。

すぐに冷凍庫に入れる

通販などで自宅に届いた冷凍のカニは、常温で放っておくと鮮度が落ち、雑菌が繁殖しやすくなります。

また、発泡スチロールの箱に入っていると、カニに発泡スチロールの臭いが移ってしまうケースも少なくありません。

ビニール袋に入れ、なるべくすぐに冷凍庫へ入れましょう。

一度解凍したものは再冷凍しない

業務用の冷凍庫は低温で急速に冷凍できるため、カニの鮮度を保てます。しかし、家庭用の冷凍庫は業務用に比べて温度が高く、急速に冷凍することが困難です。

再冷凍するとカニ本来の旨味や鮮度が失われてしまい、再度解凍した際に味の変化を感じるでしょう。新鮮なカニを味わいたい場合、カニを再解凍することはおすすめできません。

冷凍カニの適切な解凍方法

冷凍カニは適切な方法で解凍することで、カニ本来の旨味が損なわれにくくなります。
冷凍カニの適切な解凍方法は、主に以下の通りです。

● 表面のグレーズ（氷膜）を落とし冷蔵庫で自然解凍する
● 急ぎの場合はビニール袋やボウルで流水解凍する
● レンジや直茹ででの解凍はなるべく避ける

上記3つの解凍方法を詳しく解説するので、冷凍カニが届いたら試してみましょう。

表面のグレーズ（氷膜）を落とし冷蔵庫で自然解凍する

カニ表面のグレーズが付着していると、臭いが移ったりや解凍に時間がかかったりする原因になります。

軽く洗い流してからビニール袋に入れたカニを、一晩程度かけて冷蔵庫で解凍しましょう。
水分が漏れ出るおそれがあるので、ビニール袋ごとバットの上に乗せることがおすすめです。

急速に解凍するよりも時間をかけて解凍したほうが風味や食感が損なわれにくく、かつおいしく味わえます。

急ぎの場合はビニール袋やボウルで流水解凍する

急いで解凍したい場合、流水で解凍する方法がおすすめです。

カニ表面のグレーズを軽く洗い流してからビニール袋に入れ、水の張ったボウルに浸します。
30分～1時間程度かけて、水道水を少しずつ流しましょう。

また、常温での解凍は風味や鮮度が劣化する原因になるので注意が必要です。

レンジや直茹ででの解凍はなるべく避ける

電子レンジにかけたり凍ったまま茹でたりすると、急激な温度変化が生じてカニの身が固くなってしまいます。カニがパサついていて、旨味が薄くなるリスクがあります。

カニ特有のみずみずしい食感や旨味を引き出すには、適切な方法で解凍してください。

冷凍カニで起きやすい"冷凍焼け"とは？

冷凍焼けとは、冷凍庫で保存している食品が乾燥・酸化することで起こる現象です。

食感や風味が悪くなり、せっかくのカニをおいしく味わえなくなってしまうので、適切な方法で冷凍焼けを防ぎましょう。

● カニの冷凍焼けを防ぐ方法
● 冷凍焼けしたカニの食べ方

ここからは、冷凍焼けに関する上記2つのポイントを詳しく解説するので、カニを冷凍保存する際は取り入れてください。

カニの冷凍焼けを防ぐ方法

長期間家庭用の冷凍庫で保存した食品は、冷凍焼けが起こりやすくなります。
カニに冷凍焼けが起きた際の変化は、主に以下の通りです。

● 変色して風味を損なう
● 冷凍庫のにおいがうつる
● パサパサした食感になってカニの身が縮む

冷凍焼けしないためには、カニを空気に触れないよう密閉した状態で保存しましょう。
ジップ付きの袋なら密閉性が高く、冷凍焼けを防ぐのに役立ちます。

冷凍焼けしたカニの食べ方

カニが冷凍焼けすると風味や食感が悪くなるものの、食べることは可能です。カニの身の食感は損なわれているので、カニの風味や出汁を楽しむ食べ方がおすすめです。

チャーハンやスープなど、冷凍焼けが気になりにくいレシピであればおいしく味わえます。

冷凍カニの賞味期限に関するよくある質問

最後に、冷凍カニの賞味期限に関するよくある質問を紹介します。

● 冷凍カニの賞味期限切れによって食中毒は起こりうる？
● そもそも冷凍カニの賞味期限と消費期限の許容範囲はどのくらい？
● 万が一カニを常温で配送されても冷凍すれば食べられる？

順番に回答していきます。

冷凍カニの賞味期限切れによって食中毒は起こりうる？

マイナス18℃以下の低温で保存された食品は、腐敗や食中毒の原因となる細菌が繁殖できないとされています。そのため、食中毒が起こる可能性は低いといえるでしょう。

しかし、家庭用の冷凍庫は頻繁に開閉するので、冷凍庫内の温度が変化しやすくなります。

冷凍カニは1ヶ月ほど家庭用の冷凍庫で保存できるとされているものの、保存期間が長いほど品質が劣化しやすいといえます。衛生面や品質が気になる人は、早めに食べきりましょう。

そもそも冷凍カニの賞味期限と消費期限の許容範囲はどのくらい？

前述の通り、冷凍カニの賞味期限は1ヶ月程度です。消費期限であれば、さらに長くなると考えられますが、カニは生物であるため早めに食べることがおすすめです。

特に、家庭用冷凍庫で保存する場合は、頻繁な開閉で冷凍庫内の温度が下がっていると予想されます。そのため、鮮度や味だけでなく衛生面においても冷凍カニは早めに食べきりましょう。

万が一カニを常温で配送されても冷凍すれば食べられる？

"活ガニ"はまだ生きているカニであるため、冷凍されずに発送されます。自宅に届いたら、当日もしくは翌日のうちにボイルして食べましょう。

ボイルしたカニは、ラップをかけて冷蔵庫で2～3日保存できます。

また、日持ちさせたい場合、ラップでしっかりと包み、ジップ付きの袋などに入れて冷凍庫で保存してください。

家庭用の冷凍庫では品質が劣化しやすいため、2～3週間程度を目安に食べきりましょう。

冷凍カニの適切な賞味期限や解凍方法を知っておいしく食べよう

冷凍カニは、家庭用の冷凍庫で1ヶ月程度保存できます。ただし、頻繁な開け閉めで冷凍庫内の温度が変化しやすく品質が劣化しやすいため、なるべく早く食べきることがおすすめです。

適切な保存方法を守れば、風味や品質をキープしながらカニをおいしく味わえるでしょう。

また、賞味期限が切れたからといって、腐ったり食中毒を起こしたりするとは限らないものの、食べる際は自己責任となります。衛生面が気になる人は、賞味期限が切れる前に食べるようにしてください。

賞味期限を少しでも長く保てるカニを探している方は、快適生活の冷凍カニがおすすめです。
賞味期限の目安がおよそ2ヶ月となっており、安心してカニ本来の味を楽しめます。

取り扱っているカニの種類や量が豊富にあるので、希望するカニを選びやすいのも嬉しいポイントです。冷凍カニをおいしく食べたい方は、ぜひ一度快適生活をご利用ください。

快適生活でカニを購入する

＞＞快適生活トップページ＜＜

＞＞他のお役立ち情報はこちら＜＜