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カニの美味しい食べ方は?
おすすめレシピや解凍するときの注意点も紹介


この記事では、カニの美味しい食べ方を解説します。

カニは、種類によって捌き方や剥き方が異なるため、味わう際にはその違いを把握しておくことが大切です。また、冷凍のカニを解凍して食べるときにも注意点があるため、知っておくと安心でしょう。

この記事では、カニの捌き方と剥き方を種類別に解説します。カニの美味しい食べ方やおすすめレシピ、冷凍カニを解凍するときの注意点もお伝えするので、カニを美味しく味わいたい人はぜひこの記事を参考にしてください。



【この記事でわかること】
● 【種類別】カニの捌き方・剥き方
● カニの美味しい食べ方・おすすめレシピ6選
● 冷凍カニを解凍するときの注意点





【種類別】カニの捌き方・剥き方


ここでは、カニの種類別に捌き方や剥き方を解説します。

● タラバガニ
● ズワイガニ
● 毛ガニ

上記3種類のカニについて確認しましょう。

タラバガニ

タラバガニはサイズが大きく身がしっかり詰まっているため、身をメインに楽しみたい人に好まれます。ただし、捌いたり剥いたりするのが大変な上に可食部と不可食部があるため、間違えないように注意しましょう。

タラバガニの捌き方は以下の通りです。

<タラバガニの捌き方>

1. 大きめのまな板を用意して周囲を新聞紙で保護しておく
2. 軍手を着用して、切りやすいようにカニの脚を広げる
3. 脚の付け根部分にハサミを入れ、1本ずつ切り落とす
4. 胴体部分の下腹部あたりに親指を入れて”ふんどし”を取り除く
5. お腹付近に穴が空いたら甲羅を外す


ふんどしの周りにある膜は食べられるので、包丁で取り除きましょう。

一方、ふんどしの中にある黒い筋は切り落として処分してください。腹部にあるネズミ色の”ガニ”も、人体に有害ではありませんが、味が悪いので食べずに切り落としましょう。

次に、タラバガニの剥き方は以下の通りです。

<タラバガニの剥き方>
縦半分に切り込みを入れて1周するように切っていく
腹部 ハサミで胴体の中央に切れ目を入れ、力を食えて手で殻を割る

脚の太い部分は縦にハサミを入れにくいので、身を取り出しにくいと感じるでしょう。

ハサミが入らなければ、脚の付け根から1cmほどの部分を切り落とし、太い方を下側に向けてまな板に軽く叩きましょう。軽く振るだけで身が出てくるので、簡単に捌けます。

ズワイガニ

ズワイガニはタラバガニよりサイズが小さく、慎重に身を取り出すことが大切です。また、カニ味噌も食べられるので、こぼれないよう気を付けましょう。

ズワイガニを捌く際は以下の手順で進めます。

<ズワイガニの捌き方>

1. 脚の付け根のやわらかい部分にハサミを入れて切り落としていく
2. お腹に指を入れてふんどしを取り除く
3. 甲羅側が下になるように、ふんどしを取り除いた穴に指を入れる
4. カニ味噌がこぼれないように甲羅を外す
5. 腹部のガニを取り除いて処分する


脚は、ハサミではなく包丁で切り落としできます。

次に、ズワイガニの剥き方を確認してみましょう。

<ズワイガニの剥き方>
1. ハサミや包丁を使って関節部分で脚を2本に切り分ける縦半分に切り込みを入れて1周するように切っていく
2. 裏側の白い部分にハサミを縦に入れて切り開く
3. 殻を外して身を取り出す
腹部 1. 胴体に縦に包丁を入れて縦半分に切り分ける
2. 筒状の空間に沿ってハサミを入れて5つに切り分ける

腹部に詰まった身は、殻を切り分けた後に割りばしなどを使って取り出します。

毛ガニ

毛ガニはやわらかいので、脚を切り落としやすいといわれています。作業中に怪我をしないように、予め軍手を着用しておきましょう。

毛ガニの捌き方は以下の通りです。

<毛ガニの捌き方>

1. 脚の関節にハサミや包丁を入れて切り落とす
2. お腹に指を入れてふんどしを取り除く
3. 甲羅側が下になるように、ふんどしを取り除いた穴に指を入れる
4. カニ味噌がこぼれないように甲羅を外す
5. 腹部のガニを取り除いて処分する


ズワイガニと同様、毛ガニには味噌がたっぷり詰まっています。こぼれないように甲羅側を下にして外しましょう。

次に、毛ガニを剥く際は以下の手順に従って進めます。

<毛ガニの剥き方>
1. ハサミや包丁を使って関節部分で脚を2本に切り分ける
2. 裏側の白い部分にハサミを縦に入れて切り開く
3. 殻を外して身を取り出す
腹部 1. 胴体に縦に包丁を入れて縦半分に切り分ける
2. 背中側・腹側の2つに分かれるようにそれぞれ切る

基本的な捌き方や剥き方は他のカニとあまり変わりませんが、脚が短く切り落とすのが難しいと感じるでしょう。関節のやわらかい部分に包丁やハサミを入れて、無理な力は加えないように気を付けてください。





カニの美味しい食べ方・おすすめレシピ6選


ここでは、カニの美味しい食べ方やおすすめレシピをご紹介します。

● 刺し身
● ボイル
● カニしゃぶ
● カニ鍋
● 焼きガニ
● カニグラタン

上記6つのレシピを1つずつ見ていきましょう。

刺し身

鮮度の高い生カニは刺し身で食べられます。食べ方の手順は以下の通りです。

1. 捌いたカニの脚は関節部分で切り離す
2. ハサミを使って切れ目を入れて殻を開く
3. 身を取り出して表面の赤い膜を剥がす
4. 取り出し身を5分ほど氷水に漬ける
5. カニの身が花のように開いたら、カニ酢や醤油に付けて食べる


カニ酢は購入しなくても、酢と醤油とだしを2:1:1の比率で混ぜれば自分で作れます。好みに合わせて塩や砂糖を加え、味を調整しましょう。

カニを刺し身で楽しむ場合、カニの種類に注意してください。淡水産のカニの場合は寄生虫が潜んでいるおそれがあり、肺吸虫小を引き起こす危険性があります。

また、スーパーで販売されているカニの多くは加熱用であるため、生食には不向きです。カニが水揚げされる地域に行くか、活カニを取り扱っている通販サイトを利用しましょう。

ボイル

ボイルされた状態で販売されているカニは多く、失敗が少ない食べ方といえます。既にボイルされている冷凍カニなら、冷蔵庫で半日〜1日ほどかけて解凍すると美味しく食べられます。

軽い塩味を感じられるので、何も付けずに食べてもカニの旨みや甘みを味わえるでしょう。カニ酢やポン酢などに付けて食べる方法もおすすめです。

一方、自宅でカニをボイルする場合は以下の調理方法に気を付けてください。

1. 4%の塩水を鍋に用意し、しっかり沸騰させる
2. 甲羅を下側にしてカニを入れ、一気に強火にして再び沸騰するのを待つ
3. 沸騰したらカニのサイズに合った茹で時間で加熱する
4. ボイルしたカニは軽く水洗いし、10分ほど置いてから食す


沸騰したお湯にカニを入れるとお湯の温度が下がってしまうため、火を強めて再び沸騰させることがポイントです。2kg前後の小さなカニであれば18分ほど、3kg前後なら20分ほど、4kg前後の大きなカニなら25分ほど茹でましょう。

カニしゃぶ

贅沢にカニを楽しみたいならカニしゃぶがぴったりです。作り方をまとめたので、確認しましょう。

1. 白菜や長ねぎなどの野菜を薄めにカットする
2. カニを捌いてカニしゃぶで使いやすい形にしておく
3. 昆布だしを鍋で加熱する
4. 沸騰したら具材を入れて好きなタイミングでしゃぶしゃぶする


カニしゃぶには、カニの旨みが引き立つようなさっぱりとした食材が向いています。火が通りやすいように、薄めに切っておくと良いでしょう。

また、カニしゃぶの醍醐味は締めの雑炊です。カニをだし汁にくぐらせた際に旨みがだしに移るので、ご飯などを入れてカニの味を最後まで楽しめます。

カニ鍋

カニ鍋も、カニと他の食材を一緒に味わえるレシピですが、カニしゃぶとは異なり火が通りやすい点に注意してください。

加熱しすぎるとカニの身がパサついてしまい、カニ本来の食感が損なわれます。特に、既にボイルされたカニを調理する際は、鍋に入れるタイミングを見極めましょう。

カニ鍋の作り方の手順は以下の通りです。

1. 冷凍のカニを予め半解凍状態にしておく
2. 野菜を食べやすい大きさに切る
3. 鍋に白だしと水を入れ、野菜と一緒に煮込む
4. 野菜に火が通ってからカニを入れ、再度加熱する


カニを最初から火を通すのではなく、他の具材に火が通ってから温める程度に鍋に入れると、食べ頃に仕上がります。野菜は好みに合わせて、白菜や長ねぎ、にんじんや春菊などを追加しましょう。

また、カニ鍋の後は雑炊で締めるとカニの旨みを堪能できます。

焼きガニ

ひと手間加えた焼きガニは、香ばしいカニの風味を楽しめる調理方法です。作り方を見ていきましょう。

1. 半解凍のカニを殻のまま、トースターや魚焼きグリルで5〜10分ほど焼く
2. 焼き上がり後は、キッチンバサミで切り込みを入れ、赤くなっている側の殻だけ外す
3. つけダレにくぐらせて温かいうちに食べる


焼きすぎるとカニの身が硬くなり、みずみずしさが失われるため注意しましょう。つけダレはポン酢でも美味しいですが、白だしと醤油を混ぜて作る方法もおすすめです。

カニグラタン

和食だけでなく洋食も楽しみたい人には、カニグラタンがおすすめです。食べ応えがあり、育ち盛りの子どもや若い世代からも人気が高いメニューといえます。

調理方法は以下の通りです。

1. マカロニは表記時間より1分短く茹ででおく
2. バターでスライスした玉ねぎを炒める
3. 玉ねぎに火が通ったら缶詰のホワイトソースとカニのむき身を加える
4. バターを塗った耐熱皿にマカロニを入れ、ホワイトソースとピザ用チーズを乗せる
5. オーブントースターで10分ほど焼き、焼き色がついたら完成


カニが余ってしまった際のリメイクメニューにぴったりですので、お正月の後などでカニが残っているときにぜひお試しください。





冷凍カニを解凍するときの注意点


ここでは、冷凍カニを解凍する際の注意点を見ていきましょう。

● 解凍後の賞味期限は2日が目安
● 生とボイルで解凍方法が異なる
● 再び冷凍すると味が落ちる

上記3つの注意点を1つずつ解説します。

また、冷凍カニの解凍方法についてはこちらの記事でも取り上げているので、合わせてご覧ください。

冷凍カニの解凍方法は?生・ボイルでの方法やおいしく食べるコツも紹介


解凍後の賞味期限は2日が目安

解凍後のカニを冷蔵庫で保存する場合、賞味期限は2日が目安です。ただし、むき身は特に乾燥しやすいので、なるべく当日中に食べきることをおすすめします。

冷蔵庫内で保存していると、乾燥して身がパサつく上に旨みも落ちてしまうので、カニを美味しく楽しみたいなら解凍後はできるだけ早めに食べきりましょう。

生とボイルで解凍方法が異なる

冷凍カニは、生とボイルで適切な解凍方法や解凍時間が異なります。

誤った解凍方法ではカニの旨みが落ちてしまうため、それぞれの違いをしっかり把握しておくことが大切です。以下の表を参考にしてください。

種類 解凍方法 解凍時間
ビニール袋に入れて流水で解凍する 30分〜1時間
ボイル 乾燥しないように新聞紙やキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れたまま冷蔵庫で解凍する 1日

生の冷凍カニを解凍する際、水が直接触れると旨みが流れ出てしまいます。風味が損なわれる原因となるため、ビニール袋に入れたまま流水で解凍しましょう。

また、生の冷凍カニは品質が落ちやすく、時間が経つと黒く変色しやすいです。変色しても食べられますが、見た目や風味が落ちてしまうので食べる直前に解凍してください。

一方、ボイルの冷凍カニは短時間で一気に解凍すると、”ドリップ”という旨み成分が流れ出て身がパサつくため、急激な解凍は不向きです。ただし、冷蔵庫で長時間かけて解凍しても、カニの表面に付いた”グレーズ”という氷の膜が溶け、大量の水分が出てきます。

冷蔵庫内が濡れてしまうだけでなく、カニが水分に浸かっていると旨みが流れ出てしまうので、水きりバットに入れて解凍することをおすすめします。

生とボイル共に、急いで解凍したいからといって電子レンジや室温での解凍は避けてください。風味や食感が悪くなるだけでなく、臭みの原因になるおそれがあります。

再び冷凍すると味が落ちる

カニは一度解凍したら、再冷凍せずに食べきりましょう。

解凍した際に細胞が破壊されており、再冷凍すると破壊が進みます。特に、業務用の冷凍庫のように急速冷凍できれば細胞へのダメージを抑えられますが、家庭用の冷凍庫は冷凍速度がそこまで速くありません。

再解凍すると食感や風味が悪くなるため、食べきれる分だけ解凍することがおすすめです。





カニの食べ方に関するよくある質問


ここでは、カニの食べ方に関してよくある質問に回答します。

● 冷凍カニは鍋にそのまま入れてもいい?
● カニ味噌はどのようにして食べるのがおすすめ?
● カニが安い時季・旬の時季はいつ?

上記3つの質問を見ていきましょう。

冷凍カニは鍋にそのまま入れてもいい?

冷凍カニは、生とボイルともにそのまま入れて調理できます。ボイルの冷凍カニは一度火が通っているので、鍋に入れて再び加熱すると身がパサつきやすいですが、生の冷凍カニは鍋の中に旨みが流れ出やすく、他の具材も美味しく食べられます。

ただし、生でも火を通しすぎると身がパサつくので、調理時間に迷ってしまうでしょう。半解凍であれば調理時間が短く済み、パサつきを防ぎながらカニの旨みを楽しめます。

また、衛生面が気になる人はカニを長時間洗うのではなく、表面を水でさっと洗い流す程度に留めましょう。解凍時にカニから流れ出る水分には旨みが含まれるため、しっかり水で洗うと風味が落ちてしまいます。

カニ味噌はどのようにして食べるのがおすすめ?

カニ味噌を豪華に楽しみたい人には甲羅焼きがおすすめです。焼いたカニ味噌は、ご飯のお供やおつまみに向いています。

甲羅焼きの作り方は以下の通りです。

1. ふんどし部から引き剥がした甲羅部にカニ味噌を移す
2. 味噌・みりん・酒が1:1:1になるように混ぜ合わせる
3. 調味料をカニ味噌に加え、表面に焼き色がつくまでトースターで焼く


カニ味噌を食べきったら、トースターで温めた甲羅に日本酒を入れて楽しむ”甲羅酒”も楽しめます。

また、鮮度の良いカニ味噌なら生でも食べられます。スプーンで掬って食べると、カニ味噌本来の濃厚なコクを贅沢に感じられるでしょう。

カニが安い時季・旬の時季はいつ?

カニが旬を迎える時季は、以下のように種類によって異なります。

カニの種類 旬の時季
ズワイガニ 11〜3月
タラバガニ 4〜6月と11〜2月の年2回
毛ガニ 12〜2月 ※1年を通じて水揚げされている
花咲ガニ 7〜9月
ズワイガニ 7月・8月の2ヶ月を除く9〜6月

冬は旬のカニが多く、気温が低いため鮮度を保つのにぴったりの季節です。また、価格が安いのは需要が落ち着く1〜2月頃です。

多くの通販サイトでは9〜10月頃に年末年始向けの早割キャンペーンを実施しているので、年末年始に食べるカニを安く購入したい人は早割を活用しましょう。





カニの美味しい食べ方を知って冬の味覚を楽しもう


この記事では、カニの美味しい食べ方を解説しました。

カニは旨みが強い食材であり、ボイルやカニしゃぶなどのシンプルな食べ方がよく合います。また、子どもも楽しめるカニグラタンもおすすめレシピの1つです。

ただし、誤った解凍方法や保存方法は風味や鮮度を損うだけでなく、臭みの原因にもなります。この記事で解説した適切な解凍方法で、解凍後は2日以内に食べきるようにしましょう。

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カニ本来の旨みが損なわれることなく身がぎゅっと詰まっているので、シンプルな食べ方で試したい人にもぴったりです。冬の味覚の1つであるカニを楽しみたいなら、ぜひ快適生活をご利用ください。

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