【2024年】カニの値段相場はいくら?種類別や今年のカニの価格を紹介
この記事では、今年のカニの値段相場はいくらなのか解説します。
「カニの値段相場はいくらなのか」「値段が高いイメージがあるので手が出しにくい」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
実はカニは価格が変動しやすいので、例年同じような価格で購入できるわけではありません。
ここでは、カニの値段相場に関する基礎知識や、種類別・販売形態別の値段相場について詳しく解説します。
この記事を最後まで読み終えてもらえたら、カニの値段相場がわかり、予算に合ったカニを購入するのに役立てられるでしょう。
カニを購入する予定のある人はぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】 |
カニの値段相場に関する基礎知識
カニの値段相場を知る前に、まずはカニの値段に関する基礎知識を身につけることが大切です。
カニの値段相場に関する基礎知識として以下が挙げられます。
● 価格が変動する要因
● 国産と海外産の違い
上記2つの基礎知識について詳しく解説するので、カニを購入する前にまずはチェックしてみましょう。
価格が変動する要因
カニの価格が変動する要因として、時期と漁獲量が影響しています。
年末年始で需要が高まる12月は値段が高騰するのに対し、1〜2月にかけて価格が安定することが多いです。
安く購入したい人は年末年始は避け、年明け以降を選ぶと良いでしょう。
また、カニの漁が解禁されたばかりの11月や、悪天候で漁に出られない期間が続く時期は、カニの漁獲量が減少します。
需要に対して供給量が減ってしまうことから、カニの価格が高騰しやすいです。
国産と海外産の違い
海外産のカニは、国産のカニの半分ほどが値段相場となります。
ロシアのような海外では漁獲量が多く、人件費も安いためです。
ただし、海外産のカニは輸送に時間がかかるうえ、冷凍保存で品質を保つ必要があります。
そのため、産地直送の国産のカニのように高い鮮度を保つことができません。
鮮度の高い活けガニや、未冷凍のカニを味わいたいのであれば、国産のカニがおすすめです。
【種類別】カニの一般的な値段相場
カニは種類によって値段相場が異なるため、全てのカニが同じような値段で販売されているわけではありません。
ここではカニの一般的な値段相場について、種類ごとに以下のように解説します。
● ズワイガニの値段相場
● 毛ガニの値段相場
● タラバガニの値段相場
上記2つの基礎知識について詳しく解説するので、カニを購入する前にまずはチェックしてみましょう。
ズワイガニの値段相場
ズワイガニの値段相場は、例年1匹あたり1.2〜3万円前後です。
ブランドガニの1つである松葉ガニだと、1匹あたり3万円ほどの商品が少なくありません。
ズワイガニの値段が高い理由の1つに、日本の天候の変化が挙げられます。
ズワイガニが水揚げされる地域では、荒天によって1週間以上漁に出られないこともあり、水揚げ量が不安定です。
したがって、値段相場が変動し、値段が高騰しやすいでしょう。
また、近年は国内でのズワイガニの需要が高まり、値段相場は高騰傾向にあります。
新型コロナウイルス感染症の収束に伴い、観光支援キャンペーンの影響を受けて観光客が増加したためです。
ただし、ズワイガニは1匹あたりの値段が高く高級食材に分類されるものの、身だけでなくカニみそまでしっかり味わえます。
同じく高級食材とされるタラバガニに比べて可食部位が多いので、ズワイガニはコストパフォーマンスの良いカニといえます。
鮮度が高い活けガニなら生食も味わえるうえ、火を通すと甘味が増す性質から加熱調理にも向いています。
一方、ズワイガニよりもサイズが小さい紅ズワイガニは、1匹あたり2,500〜4,500円ほどとリーズナブルです。
「ズワイガニは値段が高くて気軽に購入できない」という人は、紅ズワイガニを楽しむのも良いでしょう。
毛ガニの値段相場
毛ガニは1匹あたり400〜500gほどのサイズで、値段相場は1万円前後です。
片手に収まるほどの小ぶりなサイズ感ではあるものの、脚には身がぎゅっと詰まっており、濃厚なカニみそも味わえます。
北海道や岩手など国内での産地が多く、1年を通じて水揚げされるため、安定した漁獲量が見込めるでしょう。
できるだけお得に毛ガニを購入したい人は、まとめ買いがおすすめです。
1匹だけ購入するよりも、1匹あたりの値段を抑えられます。
身の量は少ないので、カニみそを重視して楽しみたい人に適しているでしょう。
タラバガニの値段相場
タラバガニの値段相場は、1kgあたり1万円ほどとなっています。
中でも国産のタラバガニは北海道でしか水揚げされないため、値段が高くなりやすいです。
北海道の本タラバガニだと、1匹(4kg)あたり6万円を超えるものも珍しくありません。
国内で流通しているタラバガニの多くは、ロシアやアラスカ、ノルウェーといった海外から輸入されており、国産のタラバガニよりも値段は安い傾向にあります。
訳あり商品やむき身なら、500gあたり5,000円ほどとリーズナブルな値段で購入できるでしょう。
また、タラバガニはズワイガニや毛ガニのようにカニみそを食べないので、姿よりも脚・肩部分を購入したほうがお得です。
あっさりとした味わいでボリュームたっぷりなので、食べ応えのあるカニを堪能したい人はタラバガニが向いています。
【販売形態別】カニの一般的な値段相場
水揚げ後のカニは鮮度が落ちやすく、販売形態によって鮮度の管理方法が異なります。
鮮度の維持にコストがかかる販売形態では、値段相場が高くなるのが一般的です。
販売形態別のカニの一般的な値段相場について、以下のように解説します。
ズワイガニの刺身(カニ刺し)の美味しい作り方は以下の通りです。
● 活けガニの値段相場
● ポーション(むき身)の値段相場
● 冷凍カニの値段相場
● ボイル用の値段相場
● 訳ありのカニの値段相場
上記5つの販売形態別に値段相場をお伝えするのでチェックしてみましょう。
活けガニの値段相場
活けガニの値段相場は、1.3〜3万円ほどです。
生きたままの状態で発送されるので、鮮度管理が難しくほかの販売形態よりも価格が高くなる傾向にあります。
できるだけリーズナブルな値段で活けガニを購入したい人は、産地直送の販売店を選ぶのがおすすめです。
産地直送の販売店の場合は水揚げからすぐに発送できるため、流通コストを抑えられるでしょう。
鮮度の高い活けガニでなければ生食できないので、カニの刺身や寿司を味わいたい人は、活けガニが向いています。
姿の活けガニは生きているので、調理の際にカニが暴れて怪我をしないように注意してください。
ポーション(むき身)の値段相場
ポーションとはカニのむき身のことで、カニの脚や爪だけなど、特定の部位を集めて販売されている商品が多いです。
値段相場は、500gあたり5,000円前後となるでしょう。
ポーションの500gには脚が20本前後入っており、大人2〜3人ほどで楽しむことが可能です。
500gや1kgなど、重さを単位として販売されているので、人数や食べたい量に合わせて購入できるのも嬉しいポイントです。
すでに殻を剥いた状態で販売されており、自分で殻を剥く必要がありません。
カニしゃぶやカニ鍋などのほか、鮮度の高い活けガニのポーションなら刺身で食べられます。
ただし殻がない分、出汁が出にくいので、鍋の後の締めの雑炊までしっかり味わいたいのであれば、姿のカニを選ぶと良いでしょう。
冷凍カニの値段相場
冷凍カニは、「ボイル冷凍」と「生冷凍」の2種類があり、値段相場は1.1〜2.6万円ほどです。
急速冷凍によって鮮度を保ちやすいので、ほかの販売形態よりも安い価格で販売されています。
ボイルの冷凍カニは、水揚げ後に塩茹でしたものを冷凍しているので、解凍後はそのまま食べることが可能です。
一方、生の冷凍カニは、水揚げ後にそのまま冷凍したため、解凍後は調理して食べなければなりません。
活けガニとは異なり、生食できるわけではないので注意してください。
ボイル用の値段相場
水揚げ後に塩茹でされてから発送されるボイルガニは、1匹あたり1.2〜2.8万円ほどが相場です。
職人が絶妙な塩加減で茹で上げているため、自宅に届いてすぐに食べられます。
生のカニのように自分で調理する手間がかからないのは、ボイルガニならではの魅力です。
ただし、カニは火が通り過ぎてしまうと身のパサつきが気になるので、ボイルのカニはカニ鍋やカニしゃぶには向きません。
そのまま食べたりカニサラダにしたりと、過加熱しない食べ方を選ぶと良いでしょう。
訳ありのカニの値段相場
訳ありのカニは1匹あたり8,000〜1万7,000円ほどで、一般的なカニの相場よりも2〜3割ほど安く設定されています。
訳ありのカニは、脚が1〜2本欠けていたり甲羅に傷が入っていたりする商品です。
見た目がキレイではないので贈呈品には向かないものの、味や品質には問題はありません。
家庭内でカニを美味しく楽しむのであれば、訳ありのカニでも十分美味しく食べられるでしょう。
もちろん、悪質な販売店の中には鮮度が落ちたカニを訳ありとして販売しているケースもあるため、信頼できる販売店を選ぶことが大切です。
【2024年】今年のカニの値段相場
ズワイガニの漁は2024年11月6日に解禁となり、初競りが行われました。
漁獲量が例年よりも少なく、やや高い価格で競り落とされました。
2024年は夏場の気温が高く、海水の温度が上がったことが影響している可能性があります。
東京都中央卸売市場の統計情報によると、令和6年9月におけるカニの取り扱い実績は以下の通りです。
材料 | 毛ガニ | ズワイガニ | わたりかに(国内) |
全体の数量 | 2万3,129kg | 9万7,754kg | 3万5,084kg |
全体の金額 | 1億6,475万2,708円 | 1億96万4,605円 | 4,741万1,819円 |
1kgあたりの平均価格 | 7,213円 | 1,033円 | 1,351円/td> |
国産のカニの値段が高騰して購入をためらうような場合、比較的価格がリーズナブルな海外産のカニの購入を検討しても良いでしょう。
カニの値段相場に関するよくある質問
「カニは値段が高いイメージがあるので購入しづらい」とためらってしまう人は少なくありません。
カニの値段相場に関するよくある質問は以下の通りです。
● カニの価格が下落する要因はなに?
● 高いカニをランキングにするなら?
上記2つの質問に詳しくお答えするので、疑問をすっきり解消させましょう。
カニの価格が下落する要因はなに?
カニの価格が下落する要因に、大幅な需要の低下が挙げられます。
近年では新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言などの影響を受け、2021年1月に松葉ガニの価格が年末の半値以下まで下落しました。
観光客の減少や飲食店の営業時間短縮で、カニの出荷が滞ったことも大きく関係しています。
また、例年よりカニの漁獲量が多い場合は需要量に対して供給量が過多になるため、カニの価格が下落するでしょう。
高いカニをランキングにするなら?
価格の高いカニをランキングにすると、以下の表の通りです。
材料 | 値段相場 |
タラバガニ | 1~6万円 |
ズワイガニ | 1.2~3万円前後 |
タラバガニ | 1~6万円 |
花咲ガニ | 6,000~8,000円 |
紅ズワイガニ | 2,500~4,500円 |
1匹あたりの価格が最も高いカニの種類はタラバガニです。
タラバガニはサイズが大きく、食べ応えがあることから「カニの王様」とも呼ばれます。
ヤドカリの仲間に属しており、臭みの強いカニみそは食用に適していません。
可食部位は脚や肩など、身の詰まった箇所のみとなります。
次に価格が高いのはズワイガニで、タラバガニよりもサイズが小さいです。
身入りが良く、濃厚なカニみそまでしっかり味わえることから、コストパフォーマンスが良いカニといえます。
ただし、1kgあたりの値段で計算すると、実はタラバガニとズワイガニはほとんど変わりません。
好みに合った味わいや食べ方によって、好きなカニを選ぶと良いでしょう。
また、ズワイガニの産地では、一定の基準を満たした高品質なカニを「ブランドガニ」として販売しています。
松葉ガニや越前ガニ、間人ガニなど、産地によってつけられる名称はさまざまです。
高級食材とされており、一般的なズワイガニよりも高い値段で取引されています。
相場より安く・美味しくカニを楽しむなら快適生活
カニは種類や販売形態によって値段相場が異なります。
中でもブランドガニや活けガニは値段相場が高い傾向にあり、多めに予算を組んでおく必要があるでしょう。
また、カニは需要と供給のバランスによって価格が変動しやすいです。
年度によってもカニの値段相場は変わるので、カニの値段が安い年度を選んで購入するのも選択肢の1つです。
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快適生活では独自の流通ルートを確保しており、最適なタイミングで大量に買い付けているため、購入しやすい価格での販売が可能です。
また、ズワイガニやタラバガニ、毛ガニといった主流のカニのほか、ゴールデンキングクラブやボイルミナミタラバガニなど、リーズナブルな価格帯のカニも取り扱っています。
お得に美味しいカニを購入したいと考えているなら、快適生活での購入をぜひ検討してください。
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