ズワイガニの刺身(カニ刺し)の美味しい食べ方は?作り方も解説
この記事では、ズワイガニの刺身(カニ刺し)の美味しい食べ方について解説します。
「ズワイガニの刺身はどうやって食べると美味しいのか」と気になっている人は多いのではないでしょうか。
ズワイガニの刺身は、好みに合わせてさまざまな食べ方を楽しめます。
ここでは作り方、刺身以外の美味しい食べ方などについて詳しく解説します。
この記事を最後まで読み終えてもらえれば、ズワイガニの刺身を自宅で美味しく楽しむ方法がわかるでしょう。
ズワイガニの刺身を購入する予定のある人は参考にしてください。
【この記事でわかること】 |
そもそもカニ刺しとは?
カニ刺しとはカニの脚の殻を剥いた刺身のことです。
カニは鮮度が高くなければ生食できないため、水揚げから1〜2日ほどしか経っていない、生きたカニでしかカニ刺しは味わえません。
ただし、カニ刺し用のカニを選ぶ際に注意したいのは、「生」と記載されている商品は、生食できない点です。
生のカニは水揚げ後にボイルせずに発送されたものを指すので、加熱しなければ食べることができません。
したがって、カニ刺し用のカニを購入する際は、生きている「活のカニ」や、急速冷凍した「活のカニ」を選ぶことが大切です。
ここでは、カニ刺しについて、以下のように解説します。
● カニ刺しとカニポーションの違い
● 刺身に適したカニの主な種類
上記2点について詳しくお伝えするので、カニ刺しを楽しみたい人はチェックしてみましょう。
カニ刺しとカニポーションの違い
通常、生食できる活カニは、姿や脚のみで販売されています。
一方、ポーションとは、冷凍した生カニのむき身です。
ボイルされていないため、しゃぶしゃぶやカニ鍋など加熱調理に適しています。
すでに殻が向いてあるので、自分でわざわざ殻を向く必要がありません。
手軽に食べやすいうえ、多忙な年末年始でも調理に時間をかけずに済むことから人気が高いです。
基本的には加熱調理で食べることを前提として販売されていますが、商品によってはカニ刺しとして食べられるものもあります。
ただし、生食用であってもポーションは鮮度が落ちやすいので、さっと湯にくぐらせて軽く火を通してから、カニ刺しとして味わったほうが良いでしょう。
刺身に適したカニの主な種類
タラバガニや毛ガニもカニ刺しとして食べられますが、水気が多くて味が薄かったりカニの身が少なかったりするため、生食にはあまり向いていません。
加熱調理したほうが美味しく食べられるカニの種類といえるでしょう。
カニ特有のプリプリとした食感や風味を存分に堪能したいのであれば、ズワイガニがおすすめです。
ズワイガニは身がしっかり詰まっていて、甘味やみずみずしい食感を楽しめます。
ただし、ズワイガニは加熱すると甘味が強まるので、味わいを重視する人は生食より加熱食のほうが向いているでしょう。
ズワイガニの刺身(カニ刺し)の美味しい食べ方
ズワイガニの刺身はカニの甘味や旨味をしっかり味わえるので、そのまま食べても美味しいです。
弾力のある食感やとろっとした甘味は、刺身ならではの味わいです。
「そのまま食べるのでは少し物足りない」と感じる人は、醤油やポン酢、カニ酢などを少量つけて食べても良いでしょう。
中でもカニ酢は出汁醤油とみりん、酢を混ぜるだけなので、好みに合った味付けに調整できます。
三杯酢より甘味が強いので、ズワイガニとの相性はぴったりです。
調味料はズワイガニの風味を引き立ててくれるので、より一層カニの旨味を感じられるでしょう。
ズワイガニの刺身(カニ刺し)の美味しい作り方
ズワイガニを始めとしたカニ類は、殻を剥くと急速に鮮度が落ちていきます。
そのため、カニ刺しを楽しむには、生きている活カニを手早く捌かなければなりません。
ズワイガニの刺身(カニ刺し)の美味しい作り方は以下の通りです。
● STEP1.水洗いして脚を切り離す
● STEP2.関節部分に切れ目を入れる
● STEP3.身を取り出す
● STEP4.身が開くまで氷水につける
● STEP5.水気を切る
上記5つの手順についてわかりやすく解説するので、美味しくズワイガニの刺身を楽しみたい人は試してみましょう。
STEP1.水洗いして脚を切り離す
ズワイガニの表面には汚れや細菌が付着しているので、たわしでよく洗います。
ただし、強く洗いすぎると旨味が落ちたり、脚が取れてしまったりすることがあるので注意してください。
甲羅にカニビルの卵が付着していれば、たわしで擦って落としましょう。
慣れてくれば素手で捌くこともできますが、初心者の人は軍手を着用し、キッチンバサミを活用するのがおすすめです。
また、作業中にズワイガニの汁や味噌が飛び散る可能性があるので、新聞紙を敷いておきましょう。
STEP2.関節部分に切れ目を入れる
脚を切り離しやすいように、まずはズワイガニの脚をしっかり広げます。
脚の付け根の柔らかい部分にハサミを入れ、脚を1本1本切り分けましょう。
うまくハサミが入らないようであれば、包丁で切り落としても問題ありません。
STEP3.身を取り出す
切り離した脚は、各関節で2つに切り分けます。
硬い部分で無理に切ろうとするのではなく、柔らかい関節の部分を探してください。
ズワイガニの脚の下部分から少しずつハサミを入れ、反対側も同様に切っていきます。
白い裏側の面は殻が柔らかく棘が少ないので、簡単にハサミが入るでしょう。
両側にハサミを入れれば殻が剥がれ、身を取り出せるでしょう。
STEP4.身が開くまで氷水につける
剥いたカニの脚をすぐに氷水につけると、ゆっくり身が割れ、繊維が1本1本花のように開きます。
身が開いたからといって、特別美味しくなるわけではありません。
しかし、キレイに花が開いたカニの刺身は、鮮度の高いズワイガニを捌いた証です。
長い時間氷水にひたしたほうがキレイに花が開きますが、カニの旨みが水に溶けて失われてしまうので1分以内にとどめてください。
見た目にも美しく豪華なので、年末年始のような祝いの席にも向いているでしょう。
STEP5.水気を切る
氷水に入れたカニは水気を含んでいるので、軽く水気を切ってから皿に盛り付けます。
好みに合わせてレモンやすだちを添えれば、華やかな印象をもたらすでしょう。
また、姿で購入したズワイガニを捌いた場合は、添えたカニみそを絡めながら食べても美味しいです。
刺身以外のズワイガニの美味しい食べ方
ズワイガニは、刺身以外にもさまざまな食べ方で楽しめます。
刺身以外のズワイガニの美味しい食べ方は以下の通りです。
● ボイル
● カニ鍋
● かにしゃぶ
● 焼きガニ
上記4つの食べ方について詳しく解説するので、刺身以外の食べ方にも興味がある人はチェックしてみましょう。
ボイル
ボイルガニは、シンプルな塩味でズワイガニを味わえる調理方法です。
ただし、活カニは生きたまま湯に入れると暴れて危ないので、あらかじめ真水で締めておかなければなりません。
10〜15分ほど真水につけ、ズワイガニの口が動かなくなってきたら、活き締めできている合図です。
ボイルのズワイガニの材料や手順について、以下の表にまとめたので確認してみましょう。
材料 |
● ズワイガニ1匹 ● ズワイガニの姿がまるごと入る大きさの鍋 ● 水 ● 塩:水1Lに対して30~40g |
作り方の手順 |
● 真水に10~15分ほど入れてズワイガニを活締めしておく ● 鍋に水を入れて火にかける ● 少し水が温まってから、3~4%ほどの濃度になるように塩を入れる ● 湯が沸騰したら甲羅が下側になるようにズワイガニを入れる ● 20分ほどズワイガニを茹でる ● ズワイガニが茹で上がったら、甲羅を下にしたまま取り出す ● 氷水に5分くらい入れてズワイガニの身を締める |
もし茹でている間にズワイガニが浮いてきても、湯にしっかり浸るように落し蓋をしましょう。
また、茹で時間が長いと身に火が通り過ぎてしまい、パサつきが気になりやすいです。
その一方で、茹で時間が短くても食中毒のリスクもあるため、カニの様子を見ながら茹で時間を調整することが重要です。
普通サイズのズワイガニであれば、20分ほどの茹で時間で問題ないでしょう。
カニ鍋
カニ鍋は寒い冬にぴったりの料理で、家族団らんのひと時を盛り上げる料理です。
野菜の旨味もだし汁に加わり、カニの旨味を引き立てます。
ボイルのズワイガニだと加熱時間に注意しなければなりませんが、生であればボイルほど加熱時間を気にせずに済むでしょう。
カニ鍋の材料と手順は以下の通りです。
材料(4人前) |
● カニ:400g ● 白菜:1/4 ● 長ネギ:2本 ● えのき:1パック ● 豆腐:1丁 ● 春菊:1束 ● だし汁:800ml ● (A)みりん:大さじ2杯 ● (A)醤油:大さじ2杯 ● (A)酒:大さじ3杯 |
作り方の手順 |
● ズワイガニはあらかじめ捌いておく ● 野菜類は適当な大きさに切る ● 鍋にだし汁を入れて火にかける ● だし汁が温まったら、(A)の調味料を加える ● 鍋にズワイガニを入れ、半分ほど火が通ったら春菊以外の野菜類を加える ● 具材に火が通るまで加熱する ● 最後に春菊を入れてさっと煮る |
だし汁の味付けが薄いと感じるようであれば、お好みでポン酢やゴマダレをつけて食べると良いでしょう。
また、最後にご飯やうどんを入れて締めて食べれば、カニや野菜の旨味が溶け込んだだし汁までしっかり味わえます。
かにしゃぶ
かにしゃぶはだし汁にズワイガニをくぐらせるだけなので、簡単に温かいカニ料理を楽しめます。
贅沢にカニだけで楽しむのもよいですが、野菜も一緒に摂ればヘルシーです。
かにしゃぶの材料と作り方の手順は以下の通りです。
材料(4人前) |
● カニ:400g ● 水菜:200g ● 絹ごし豆腐:1丁 ● にんじん:60g ● しいたけ:1パック ● 長ネギ:1本 ● 水:1,000ml ● 昆布:5g |
作り方の手順 |
● ズワイガニはあらかじめ捌き、むき身にしておくか、ポーションのズワイガニを用意する ● 鍋に水を入れて昆布をひたし、30分ほど置いておく ● 野菜類は火が通りやすいように薄切りにするか、一口大に切っておく ● だし汁を火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出す ● だし汁にズワイガニを10秒ほどくぐらせ、ポン酢やカニ酢につけて食べる ● ズワイガニのしゃぶしゃぶを堪能してから、野菜類を加えて煮て食べる |
ズワイガニをだし汁にくぐらせるタイミングで野菜を入れても問題ありませんが、まずはカニをしっかり味わってから野菜を入れるのがおすすめです。
野菜を先にだし汁にくぐらせてしまうと、野菜から出た灰汁が雑味となってズワイガニの旨味を損ねる可能性があります。
そのため、香りの高い出汁とズワイガニの風味を存分に堪能したいのであれば、先にカニのしゃぶしゃぶを味わうのがおすすめです。
また、カニしゃぶを食べ終わった後、ズワイガニの殻をだし汁に入れて一煮立ちさせれば、濃厚なカニのスープに仕上がります。
カニ鍋と同様に、雑炊やうどんなどにアレンジして食べるのがおすすめです。
焼きガニ
ズワイガニを使った焼きガニは、カニの旨味がぎゅっと濃縮されており、人気が高いレシピの1つです。
身だけでなく味噌まで美味しく食べることができ、酒の肴にも向いています。
焼きガニと一緒に甲羅焼きを楽しめるのは、ズワイガニならではの魅力といえます。
焼きガニの材料と作り方の手順は以下の通りです。
材料 |
● ズワイガニ:1匹 ● 味噌:1/2 ● 酒:少量 ● 塩:少量 |
作り方の手順 |
● あらかじめズワイガニを捌いておく ● 甲羅にはカニみそを乗せ、少量の酒と味噌を加える ● ホットプレートにアルミホイルを敷き、ズワイガニを並べる ● ズワイガニの脚に塩を振り、蓋をしたまま加熱する ● 殻が赤くなり、身がふっくらとしてきたら焼き上がりの合図となる ● 食器にズワイガニを盛り付けて、カニみそに絡めながら食べる |
ホットプレートやオーブントースターなどを使えば、手軽に焼きガニを味わえますが、炭火で焼くと殻の香ばしい風味がよりアップします。
また、カニみそが苦手な人はシンプルに身だけ焼いても良いでしょう。
ズワイガニの刺身(カニ刺し)の食べ方に関するよくある質問
ズワイガニの刺身(カニ刺し)の食べ方に関するよくある質問は以下の通りです。
● カニの刺身は食中毒になるリスクがある?
● カニの刺身は何をつけると美味しい?
上記2つの質問にそれぞれお答えしていくので、疑問の解消にお役立てください。
カニの刺身は食中毒になるリスクがある?
生のカニには、リステリア菌や腸炎ビブリオといった食中毒を引き起こす細菌が付着している可能性があります。
そのため鮮度の落ちたカニや、加熱調理が不十分なカニを食べると、食中毒のリスクが高まるでしょう。
カニの刺身は生で食べるため、鮮度の高い活カニを選ぶ必要があります。
もしも鮮度が気になる場合、刺身として生食するのではなく、加熱調理で食べるのも選択肢の1つです。
また、気温の高い時期にカニを購入すると、自宅に届くまでの間に鮮度が落ちて雑菌が繁殖しやすいといえます。
食中毒が心配な人は、細菌が繁殖しにくくカニの旬の時期である冬場なら、安心してカニの刺身を楽しめるでしょう。
カニの刺身は何をつけると美味しい?
カニの刺身は醤油やポン酢、カニ酢は年齢を問わず美味しく食べられます。
カニ本来の味わいをしっかり堪能したい人は、新鮮なカニみそに絡めて食べても良いでしょう。
ただし、調味料の味が濃いと、カニの風味や旨味が薄れてしまいます。
あくまで調味料はカニの風味や旨味を引き立てる程度にとどめておくのがおすすめです。
本当に美味しいズワイガニの刺身(カニ刺し)なら快適生活
鮮度の高い活けズワイガニは生食できるので、美味しい刺身を堪能できます。
そのまま食べても美味しいですが、醤油やかに酢といった調味料を少量使っても、ズワイガニの風味を引き立ててくれるでしょう。
また、ズワイガニは加熱すると甘みが増すので、刺身以外にもボイルやカニ鍋、かにしゃぶ、焼きガニといった食べ方もおすすめです。
刺身に限らず、さまざまな食べ方を楽しめるのは、ズワイガニならではの嬉しいポイントといえます。
ただし、カニ刺しを味わうには、新鮮な活カニを選ぶ必要があります。
「新鮮な活けズワイガニはどこで買えるのか」と迷っている人や「手軽に美味しいかに刺しを味わいたい」と考えている人は、快適生活がおすすめです。
快適生活では、刺身用ズワイガニを取り扱っており、殻向き不要なむき身タイプと、食べやすい半殻剥きタイプの2種類から選べます。
中でも特大サイズのズワイガニなら食べ応えがあり、家族で存分に堪能するのにぴったりです。
美味しいズワイガニの刺身を探しているなら、快適生活での購入を検討してみましょう。
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