タラバガニの食べ方は？
美味しいレシピや剥き方・捌き方も詳しく解説
この記事では、タラバガニの食べ方について解説します。
タラバガニは、大きな甲羅と太くてしっかりとした脚が特徴の高級食材です。
タラバガニの美味しい食べ方として、カニしゃぶや、バター焼きなどがあります。
カニしゃぶは、タラバガニの甘みと柔らかな食感を最大限に引き出せる食べ方の1つです。
軽く火を通すことで、ぷりっとした食感とジューシーな味わいを楽しめます。
また、バターとタラバガニの相性は抜群で、香ばしさと濃厚な味わいを楽しめる食べ方です。
シンプルながら贅沢な風味を堪能できます。
この記事では、タラバガニの美味しいレシピや剥き方・捌き方もくわしく解説します。
ぜひ、参考にしてください。
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【この記事でわかること】 |
そもそもタラバガニの特徴とは？
タラバガニは、大きな甲羅と太くてしっかりとした脚が特徴の高級食材です。
見た目はカニに似ていますが、実はヤドカリの仲間に分類されます。
タラバガニの最大の魅力は、甘みのあるプリプリとした身質と、ボリューム感たっぷりの脚肉です。
一般的に市場に出回るものは、ロシアやアラスカなどの寒冷地で水揚げされることが多く、日本でも人気の高い海産物として知られています。
● タラバガニと他のカニの違い
● タラバガニの主な旬の時期
上記2点について、くわしく見ていきましょう。
タラバガニと他のカニの違い
タラバガニはズワイガニや毛ガニと並んで人気の高いカニですが、それぞれに特徴があります。
| 特徴 | タラバガニ | ズワイガニ | 毛ガニ |
| 足 | 太い | 細い | 短い |
| 身の特徴 | プリプリで食べ応えあり | 繊細でジューシー | 身は少なめ |
| 味の濃さ | やや淡白 | 甘みが強い | 濃厚な風味 |
| カニ味噌の量 | 少ない | 少なめ | 多い |
| 分類 | ヤドカリの仲間 | カニ | カニ |
タラバガニは甲羅が大きく、脚が太いため、身がぎっしり詰まっていて食べ応えがあります。
一方、ズワイガニは脚が細めで繊細な味わいが特徴的です。
また、毛ガニは小ぶりながら、カニ味噌が豊富で濃厚な味わいを楽しめます。
タラバガニのもう一つの大きな違いは、生物学的にヤドカリの仲間であることです。
そのため、足の本数が通常のカニより少ない8本しかありません。
タラバガニの主な旬の時期
タラバガニの旬は水揚げされる地域によって異なりますが、一般的に冬の寒い時期が最も美味しいとされています。
| 地域 | 主な旬の時期 | 特徴 |
| 北海道 | 11月〜2月 | 身が締まり甘みが強い |
| ロシア | 11月〜2月 | 冷たい海で育ち食感が良い |
| アラスカ | 11月〜2月 | 寒冷地で漁獲される |
| オホーツク海 | 夏から冬 | 1年を通して楽しめる |
特に11月から2月頃にかけて、身がぎっしり詰まり、甘みが増すため、この時期のタラバガニは絶品です。
北海道やロシア産のタラバガニは冬が最盛期で、冷たい海で育ったカニは肉質が引き締まり、濃厚な味わいになります。
また、オホーツク海やアラスカなどの寒冷地では、夏場にも漁が行われることがあります。
そのため、1年を通してタラバガニを楽しめますが、やはり冬の旬の時期に食べるのが最も美味しいとされています。
タラバガニの美味しい食べ方
ここからは、タラバガニの美味しい食べ方について解説します。
● カニしゃぶ
● カニ汁
● タラバガニのバター焼き
● その他の美味しい食べ方
上記4点の食べ方について、順番に見ていきましょう。
カニしゃぶ
カニしゃぶは、タラバガニの甘みと柔らかな食感を最大限に引き出せる食べ方の1つです。
軽く火を通すことで、ぷりっとした食感とジューシーな味わいを楽しめます。
作り方は以下のとおりです。
1. タラバガニの殻を剥き、食べやすい大きさにカットする
2. 鍋に昆布だしを準備し、適温（約80℃）に温める
3. タラバガニの脚をサッとくぐらせ、半生の状態で引き上げる
4. ポン酢やごまだれでいただく
長く火を通しすぎると、身が固くなるので注意しましょう。
カニ汁
タラバガニの旨味がたっぷり詰まったカニ汁は、寒い季節にぴったりの温かい料理です。
甲羅や脚から出る出汁が味噌と合わさり、濃厚な味わいを楽しめます。
作り方は以下のとおりです。
1. タラバガニの脚を食べやすいサイズにカットする
2. 鍋に水を入れ、カニの脚と昆布を入れて火にかける
3. 沸騰したら昆布を取り出し、味噌を溶かす
4. 長ネギや豆腐を加え、お好みで仕上げる
タラバガニの脚だけでなく、甲羅も入れると出汁が濃厚になります。
タラバガニのバター焼き
バターとタラバガニの相性は抜群で、香ばしさと濃厚な味わいを楽しめる食べ方です。
シンプルながら贅沢な風味を堪能できます。
作り方は以下のとおりです。
1. タラバガニの殻を半分剥き、身を取り出しやすくする
2. フライパンにバターを溶かし、中火で加熱する
3. タラバガニの身を並べ、両面を軽く焼く
4. 仕上げに醤油やレモンをかける
強火で焼くと身が硬くなるため、中火でじっくり焼くのがおすすめです。
その他の美味しい食べ方
タラバガニは、そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理にアレンジすることで、さらに美味しさを引き出せる万能な食材です。
甘みのあるプリプリの身は、和食・洋食・中華問わず、さまざまなレシピに活用できます。
タラバガニの旨みを存分に楽しめるアレンジメニューを紹介します。
タラバガニの出汁が染み込んだ雑炊は、やさしい味わいで身体を温めてくれます。
茹で汁や鍋の残りのスープを活用し、ご飯と溶き卵を加えれば、極上のカニ雑炊が完成します。
塩や醤油で味を整えるだけでシンプルながら贅沢な1品になります。
タラバガニのほぐし身をたっぷり使い、ホワイトソースやチーズと合わせると、濃厚なカニグラタンが完成します。
オーブンで焼くことで、表面が香ばしくなり、クリーミーなソースとカニの甘みが絶妙にマッチします。パンやバゲットと一緒に食べるのもおすすめです。
タラバガニのほぐし身を贅沢に使ったチャーハンは、香ばしさとカニの風味が際立つ1品です。
シンプルな卵チャーハンに加えるだけで、高級感のある味わいになります。
仕上げに醤油やオイスターソースを加えると、よりコクのある仕上がりになります。
タラバガニの身を使ったパスタは、トマトソースやクリームソースとの相性が抜群です。
特に、ガーリックバターと白ワインで炒めるシンプルなカニパスタは、カニ本来の風味を引き立てます。
贅沢な味わいを楽しめる1皿です。
タラバガニの剥き方・捌き方
ここからは、タラバガニの剥き方・捌き方について解説します。
● STEP1.タラバガニを解凍する
● STEP2.タラバガニの足を切り離す
● STEP3.タラバガニのふんどし（前かけ）を外す
● STEP4.タラバガニの甲羅・えらを外す
● STEP5.タラバガニの身を取り出す
順番に見ていきましょう。
STEP1.タラバガニを解凍する
タラバガニは冷凍で販売されることが多いため、適切に解凍することが重要です。
解凍方法を間違えると、身がパサついたり、水っぽくなってしまうため、注意してください。
氷水解凍の場合は、大きめのボウルやシンクに氷水を用意し、タラバガニをビニール袋に入れたうえでゆっくりと解凍しましょう。
また、流水解凍の場合は、タラバガニをビニール袋に入れ、流水をあてながら解凍します。
電子レンジや常温解凍は、旨味が抜ける原因になるので、避けるのがおすすめです。
STEP2.タラバガニの足を切り離す
タラバガニの脚にはたっぷりと身が詰まっているため、効率良く切り離すことで食べやすくなります。
関節部分を狙って切るとスムーズに外れます。
切り離した脚は殻つきのまま焼いたり、しゃぶしゃぶにすると美味しいでしょう。
STEP3.タラバガニのふんどし（前かけ）を外す
ふんどし（前かけ）とは、カニの腹側にある三角形の部分のことです。
ここを外すことで、甲羅を簡単に取り外せるようになります。
手順は以下のとおりです。
1. カニの腹側を上に向け、ふんどしの先端を持つ
2. ゆっくりと引っ張りながら剥がす
3. 取り外したふんどしは不要なため、捨てる
力を入れすぎるとカニの身が崩れるので、ゆっくり剥がすことが重要です。
STEP4.タラバガニの甲羅・えらを外す
甲羅の内側にはえらがついているため、しっかり取り除きましょう。
手順は以下のとおりです。
1. ふんどしを外した後、カニを両手で持ち、甲羅をゆっくりと剥がす
2. 甲羅の内側にある「カニ味噌」が流れ出ないよう注意する
3. 甲羅の縁に沿ってついているえら（ガニ）を手で取り除く
4. 残ったカニ味噌は、スプーンなどで甲羅の中に移す
えらは食べられないため、必ず取り除きましょう。
カニ味噌は濃厚な旨味があるため、捨てずに活用するのがおすすめです。
STEP5.タラバガニの身を取り出す
タラバガニの脚の殻は硬いため、適切な方法で身を取り出しましょう。
手順は以下のとおりです。
1. キッチンバサミを使い、脚の殻を縦に切る
2. カニスプーンまたはフォークで殻の中から身を取り出す
3. 取り出した身はそのまま食べるか、料理に使用する
殻を横に切るよりも、縦に切ると身が崩れにくいです。
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一般的な冷凍カニは「グレース」と呼ばれる氷の膜をつけたまま重量表記されることが多く、解凍後に思ったより可食部分が少ないことがあります。
しかし、快適生活では氷の膜を除いた正味の重量で表記しているため、解凍後のがっかり感がありません。
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タラバガニの食べ方に関するよくある質問
ここからは、タラバガニの食べ方に関するよくある質問について解説します。
● タラバガニの茹で方は？
● タラバガニを鍋にして食べるときの下ごしらえは？
上記2点を順に見ていきましょう。
タラバガニの茹で方は？
タラバガニを美味しく茹でるには、適切な塩分濃度と茹で時間が重要です。
タラバガニの旨味を引き出し、身がプリプリとした食感になるように、以下の手順で茹でてみましょう。
1. 鍋にたっぷりの水を入れ、塩を加える（塩分濃度は約3〜4％）
2. 沸騰したら、タラバガニを甲羅を下にして入れる（甲羅が上だと旨味が逃げやすい）
3. 再び沸騰したら火を弱め、中火で茹でる
塩茹ですることで、カニの甘みが引き立つためおすすめです。
長時間茹でると身がパサつくため、適切な時間で火を止めましょう。
タラバガニを鍋にして食べるときの下ごしらえは？
タラバガニを鍋料理にする場合、適切な下ごしらえをすることで、旨味を最大限に引き出し、より美味しく楽しめます。
1. タラバガニを解凍する
2. 脚を切り分ける
3. 鍋用の出汁を準備する
4. カニのアクを取る
5. 野菜や豆腐を加えて仕上げる
生タラバガニは出汁が出やすいので、じっくり煮込むと旨味が増します。
シメにはカニの旨味を引き出せる雑炊やカニうどんがおすすめです。
タラバガニの美味しい食べ方を理解しよう
この記事では、タラバガニの美味しい食べ方を解説しました。
カニしゃぶは、タラバガニの甘みと柔らかな食感を最大限に引き出せる食べ方の1つです。
軽く火を通すことで、ぷりっとした食感とジューシーな味わいを楽しめます。
また、バターとタラバガニの相性は抜群で、香ばしさと濃厚な味わいを楽しめる食べ方です。
シンプルながら贅沢な風味を堪能できます。
タラバガニを解凍する際は、水を直接あてるのではなく、ビニール袋に入れておくことが重要です。
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