深爪を早く治す方法は?
原因や痛いと感じる理由とあわせて解説
この記事では、深爪を早く治す方法を解説します。
深爪は、爪先の白い部分を自分で切り取ってしまったり、誤って切り過ぎてしまったりすることで起こります。深爪になってしまい、早く治すにはどうすれば良いか悩んでいる人は少なくありません。
ここでは、深爪になる原因や痛みを感じる理由、自分で治す方法なども解説します。深爪の適切なケア方法を知り痛みや不快感を解消したい人は、ぜひこの記事を最後までお読みください。
【この記事でわかること】 |
そもそも深爪になる原因とは?
深爪とは、"爪床"と呼ばれる爪の下の皮膚が見えるまで爪を短く切っている状態です。
深爪の状態が続くと、歩行に問題が生じるだけでなく、感染症や爪の変形といったトラブルにつながるおそれがあります。そもそも深爪になる原因は以下の通りです。
● 爪先の白い部分を切り取ってしまうから
● 爪を深く切りすぎてしまうから
● 爪を噛む癖があるから
● 手先を使う職業に就いているから
● 指先が乾燥しているから
上記5つの原因について詳しく解説していきます。
爪先の白い部分を切り取ってしまうから
爪先の白い部分を切り取ってしまうことが、深爪になる原因の1つです。
爪先の白い部分は角質化されていない部分で、健やかな爪の成長に欠かせません。白い部分を切り取ってしまうと爪のサイズが小さくなるため、成長を妨げたり皮膚に食い込んだりします。
爪を切る際は白い部分を少し残して、両端を少し削る"スクエアオフ"が適切な切り方です。全体的に丸みを帯びさせる爪の切り方は、両端が深く切れて巻き爪を起こしやすいので注意が必要です。
爪を深く切りすぎてしまうから
爪を深く切りすぎてしまうことで、深爪が起こりやすくなります。
爪を切る際に深く切りすぎる習慣を続けると、爪床がむき出しになり爪のサイズが変化します。爪の変形や皮膚への食い込みが生じ、痛みや炎症を引き起こすでしょう。
また、極端に爪が短いと痛みや違和感があり、指先にしっかり力が入りません。足の爪なら歩きにくさを、手の爪なら細かい作業のしにくさを感じる場合があります。
爪を噛む癖があるから
爪を噛む癖があると、深爪になりやすいといえます。
爪を噛む癖は"咬爪症(こうそうしょう)"と呼ばれます。幼少時から爪を噛む癖があり、大人になっても治らない人は少なくありません。精神的なストレスや不安、イライラも爪を噛む癖がひどくなる原因として挙げられます。
爪を噛む癖があると、噛むときに指に付着している雑菌が口から体内に入り、感染症のリスクが高まります。また、爪を噛むと歯に強い力が加わるので、歯が少しずつ移動していき、歯並びが悪くなる人も珍しくありません。
手先を使う職業に就いているから
美容師や看護師のように、手先を使う職業に就いている人は、業務に支障をきたさないように爪を短く切っています。短く切る習慣が身に付いていると、爪が少し伸びただけで気になりやすいといえます。
定期的に爪を短く切っているうちに切りすぎてしまい、深爪になるケースも少なくありません。
指先が乾燥しているから
指先が乾燥していると、甘皮や爪周囲の皮膚がささくれ立ちます。ささくれが目につくことで、爪いじりにつながりやすくなり、深爪しやすくなります。
指先の乾燥が気になったら保湿を心がけるようにし、爪いじりはしないように注意してください。
深爪で痛いと感じる理由
深爪になると本来爪で覆われている皮膚が露出するため、痛みを感じやすくなります。また、深爪による合併症が生じ、痛みにつながっているケースもあります。
深爪で痛いと感じる主な理由は以下の通りです。
● 陥入爪・巻爪になっているから
● 化膿性爪囲炎を発症しているから
● ひょう疽を発症しているから
上記3つの理由について解説していきます。
陥入爪・巻爪になっているから
陥入爪とは、爪が皮膚に食い込んで炎症や痛みを起こしている状態です。一方、巻爪は爪の端が内側に巻いている変形で、人によっては痛みを感じる場合があります。
いずれも深爪や足の親指で起こりやすいといえます。特に、陥入爪は感染や化膿のリスクが高まるため、適切なケアを取り入れましょう。
化膿性爪囲炎を発症しているから
化膿性爪囲炎は、爪の周囲にできた傷からレンサ球菌や黄色ブドウ球菌が入り込み、炎症を起こすことです。化膿性爪囲炎を発症すると、爪の周囲が赤く腫れて、痛みや膿といった症状が現れるでしょう。
深爪では爪床の皮膚がむき出しになるため、雑菌による感染が起こりやすくなります。
治療せずに放置すると、ひょう疽や骨髄炎といった合併症を起こすおそれがあります。化膿性爪周囲炎を疑った場合は早めに医療機関を受診しましょう。
ひょう疽を発症しているから
ひょう疽とは手足の指先に細菌感染が起こり、膿が溜まる病気です。炎症が指先の腹側に生じている爪周囲の傷や、巻き爪などが原因となることが多く痛みや腫れ、膿が生じます。
症状がひどければ、皮膚を切開して膿を出したり、抗生物質を服用したりといった治療を受けなければなりません。
また、指の関節や骨にも感染が広がる危険もあるため、症状が悪化する前に医療機関の受診がおすすめです。
深爪をなるべく早く自分で治す方法7選
深爪を、自分でなるべく早く治す方法は以下の通りです。
● ある程度の長さになるまで爪を切らない
● 指先を物理的に保護する
● 爪周辺を保湿する
● ジェルネイルやマニキュアを活用する
● 噛み癖を予防できるアイテムを使用する
● 自分に合った靴を履く
● 爪切りから爪削りに変更する
ただし、上記7つの方法を取り入れたからといって、必ずしも治るわけではありません。あくまで効果的な方法であり、症状がひどい場合は医療機関の受診を推奨します。
ある程度の長さになるまで爪を切らない
深爪の度合いによるものの、爪が伸びるまで2~3週間ほどかかるのが一般的です。爪の白い部分の長さにゆとりが出るまで、爪を切らないようにしましょう。
普段から爪を噛む癖がある人や、爪をすぐに切りたくなる人は注意が必要です。
指先を物理的に保護する
指先を物理的に保護して、爪に加わるダメージを軽減しましょう。
日常生活や家事は、知らず知らずのうちに爪先に負担がかかっていることがあります。水仕事の際にはゴム手袋を着用することをおすすめします。
爪周辺を保湿する
ネイルオイルやキューティクルオイル、ハンドクリームなどを指先にたっぷり塗り込み、爪周辺を保湿しましょう。これは、普段から指先の乾燥が気になる人にぴったりのケアです。
爪周辺を保湿することで、健やかな爪を保てるだけでなく、爪いじりや爪を噛む癖を防ぎやすくなります。お気に入りのブランドや香りの保湿剤を選ぶことで、指先のお手入れを楽しい習慣として取り入れられるでしょう。
また、余分な甘皮や角質をしっかり処理するのもおすすめです。保湿成分が浸透しやすくなり、潤いのある指先を保ちやすくなります。
入浴後に柔らかくなった甘皮は、プッシャーやウッドスティックを使用して、爪の根元に押し上げましょう。浮いた甘皮のみニッパーで切り取り、必要な甘皮は残しておくのがポイントです。
ジェルネイルやマニキュアを活用する
爪にある程度の長さが出てきたら、ジェルネイルやマニキュアを活用するのがおすすめです。
爪を補強できるので、元々爪が弱い人でも折れて短くなるのを防げます。
また、美しく仕上がったネイルをキープするために、爪を噛んだり剥いたりする癖を抑えるのに役立つでしょう。
噛み癖を予防できるアイテムを使用する
ストレスを感じると無意識に爪を噛んでしまう人は少なくありません。噛み癖のある人はガムを噛んだり飴を舐めたりすることで、噛み癖を予防しストレスを紛らわせやすくなります。
カロリーが気になる場合はノンシュガータイプのものがおすすめです。接客業でガムや飴を取り入れるのが難しいと判断した場合は、絆創膏やテーピングを巻くのも良いでしょう。
自分に合った靴を履く
自分に合った靴を選びましょう。自分に合っていない靴は足の爪に負担がかかり、深爪につながることがあります。
靴を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
● 爪先にゆとりがある
● 指の上部分に余裕がある
● 足の甲や足首をしっかり固定できる
歩く際に靴の中で足が前後に動いてしまうと、爪が靴に当たって負担がかかります。靴を履く際はかかとや足首をしっかり靴にフィットさせてから、靴ひもを縛りましょう。
また、女性は爪先の形に合ったパンプスを選ぶことも大切です。
爪先の形 | おすすめの靴の形 |
スクエア型(親指と人差し指が同じ長さ) | 爪先が四角いスクエアトゥ |
ギリシャ型(親指が人差し指より短い) | 爪先がとがっているポインテッドトゥ |
エジプト型(親指が人差し指より長い) | 爪先が丸みを帯びたラウンドトゥ |
爪先の形に合っていないパンプスは爪が圧迫されて負担がかかる上に、痛みが生じやすくなります。健やかな爪を保つためには、足のサイズや形に合った靴を履きましょう。
爪切りから爪削りに変更する
爪切りを使用している人は、爪削りに変更することも選択肢に入れましょう。
爪切りは短時間で処理できますが、一度に広い面積を切るため形を整えているうちに切りすぎてしまう場合があります。爪に負担がかかり、二枚爪や深爪につながるため注意が必要です。
一方、爪削りは少しずつ長さや形を調整できるため、切りすぎによる深爪を防ぎやすいといえます。爪の白い部分を1~2mmほど残して、少しずつ削るようにしてください。
「爪削りで爪の長さを調整すると時間がかかる」とストレスに感じてしまう人には、快適生活のパワフル電動爪削りがおすすめです。
伸びた爪に押し当てるだけで、スピーディーかつ丁寧に爪を整えられます。削った後の爪は本体上部に溜まり、蓋を開けて捨てるだけなのでお手入れも簡単です。
快適生活ではほかにも爪削りを取り扱っているので、深爪に悩んでいる人はぜひ快適生活の爪削りをご検討ください。
深爪を自力で治せなかったときの対処法
深爪を自力で治せなかったときの対処法は以下の通りです。
● ネイルサロンに相談する
● 専門の医療機関に相談する
上記2つの対処法について解説するので、セルフケアで改善できない場合は試してみましょう。
ネイルサロンに相談する
ギザギザの深爪で人前で手を出すのが恥ずかしい人や、セルフネイルの方法がわからない人は、ネイルサロンに相談しましょう。
爪の形を整えるメニューが用意されているネイルサロンなら、悩みに合った施術が受けられます。セルフでのお手入れが難しい深爪でも、プロによる施術でキレイな指先に整うでしょう。
定期的にサロンに通うことで、ネイルケアへのモチベーションが維持できる点も魅力です。
専門の医療機関に相談する
深爪によって陥入爪・巻き爪を起こしている場合、専門の医療機関で治療や深爪矯正を受けられます。
保存治療であれば皮膚科やフットケア外来で受けられますが、保険適応外となる深爪矯正治療に対応していない医療機関は少なくありません。受診前に電話やWebサイトで、希望する治療や深爪矯正が受けられるか確認しておきましょう。
また、深爪が痛かったり化膿性爪囲炎やひょう疽を起こしたりしている場合、放置したままでは症状がひどくなってしまいます。合併症のリスクも伴うので、できるだけ早めに皮膚科を受診しましょう。
深爪に関するよくある質問
深爪に関するよくある質問は、以下の通りです。
● 深爪はどのくらいの期間で治る?
● 深爪にならないためにはどのくらい切れば良い?
● 深爪が痛いときに絆創膏は効果的?
上記3つの質問に回答するので、疑問の解消にお役立てください。
深爪はどのくらいの期間で治る?
深爪が治るまでに、およそ2~3ヶ月ほどかかるのが一般的です。
個人差はあるものの、爪は1ヶ月に約3mm伸びるとされています。したがって、長くても半年ほどあれば爪の長さが整うのが一般的です。
しかし、爪を噛んだりいじったりする癖がある人や、爪に負担がかかりやすい生活をしている人は、さらに時間がかかるケースもあります。
自分に合った対処法を取り入れながら、キレイな爪を保ちましょう。
深爪にならないためにはどのくらい切れば良い?
深爪にならないためには、爪先の白い部分を2mmほど残しましょう。
5mmを超えると日常生活で不便を感じる場面が多くなります。また、爪は1日に約0.1mm伸びるといわれているため、2週間に1回ほどのペースで切るのがおすすめです。
伸びすぎた爪は切る際に負担がかかり、割れやすくなるので注意してください。
深爪が痛いときに絆創膏は効果的?
深爪によって傷ができて痛みが生じている場合は絆創膏で保護しても良いでしょう。
ただし、濡れた絆創膏を貼っていたり同じ絆創膏を長時間貼っていたりすると、雑菌が繁殖して化膿性爪囲炎やひょう疽を起こすおそれがあります。
清潔な絆創膏を貼っても炎症や化膿の兆候が見られる場合は、医療機関を受診してください。
深爪を治す方法として与える刺激を減らすことが重要
深爪は感染症や爪の変形だけでなく、歩行時のトラブルにつながるおそれがあります。
気がつくと深爪になっている人は、爪の切り方や日常生活の過ごし方に注意が必要です。爪先を保護・保湿するために、ネイルオイルやジェルネイルなどを取り入れてみましょう。
また、無理なく深爪ケアを続けたいなら、快適生活のパワフル電動爪削りがおすすめです。切らずに削るので爪への負担が少なく、キレイな形に仕上がります。お手入れ方法も簡単で、爪が周囲に飛び散る心配もありません。
手軽に深爪をケアできるアイテムを探している人は、ぜひこの機会に快適生活のパワフル電動爪削りを試してみましょう。
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